バスクラ練習中!音色が汚いのでリードの種類を変えてみた

こんにちはクラリネット奏者のクズシマです。今日はバスクラリネットの音色についてです。

私自身バスクラリネットを吹くのですが、普通の♭Bクラリネットに比べるとやや苦手意識があります。そもそも吹く機会が少ないし、楽器が大きくて息がすぐなくなっちゃうし‥‥。

最近、時間があるのでバスクラリネットの強化練習をしているのですがそこで気になるのが音色!!!

バスクラリネットの音色が軽い

バスクラリネットを練習すればするほど、音色が軽いことが深刻な悩みとなってきます。

バスクラリネットは息をたくさん使うので、「できるだけ効率よく音がなる仕掛け」を意識して作っていたのです。結果、おそらくリードが薄くて「軽い音」になってしまっていました。

ちなみに、使用楽器はクランポンのプレスティージ(2014年にフランスの楽器店で購入しました)マウスピースはバンドレーンのB40、リードはバンドーレン バスクラリネットリード トラディショナル :3 (5枚入)を使用しています。



バスクラリネット音色改善のためにリードを変えてみた

「バスクラリネットの音色が気になるなぁ、汚いなぁ」と感じた私は、違うリードを使ったり、リードの厚さ(番号)を変えてみたりすることにしました。

もちろん、「ロングトーンする!もっと練習する!」とかテクニック的な改善方法もあると思います。

しかし、それと同じくらい「ベストな仕掛け」を探すことも大切だと思っています。(※仕掛けとはリードやマウスピースの組み合わせのことです。)

マウスピースでなくリードを変えた理由

私は最近、バスクラリネットをよく練習するようになって、今のリード(ヴァンドレーンのトラディショナルの3番)では、「軽い」「ペーペーした音になってしまう」と感じました。

マウスピースを変える方法もありますが、マウスピースはひとつ2万円くらいします。高い!そんな簡単に変えられるものではないですよね。まずは、リードを違うものを試してみようと思いました!

同じリードの種類のひとつ番号が上のものを試してみた

まずは、同じ種類であるバンドレーンのトラディショナル(通称青箱)のひとつ上の番号を試してみました。(私は3番を使用していたので、Vandoren CR1235 バスクラリネットリード トラディショナル[3.5]を)

感想は、3番が薄いと感じる私でも、3.5までいくと少し厚いと感じました。
ものによってはちょうど良いと感じるものもありましたが、半分以上が厚くて演奏が少し不自由になると感じました。

違う種類のリードを試してみた

私は普段、♭Bクラリネットでは、ダダリオ社のリードを使用しています。


D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5+(10枚入) ファイルドカット DCT10355

普通のクラリネットでは、ダダリオのリード3.5番のリードとヴァンドレーン青箱の3.5番のリードを比較すると、ダダリオのほうが軽い(薄い)です。

そのため、バスクラリネットでは3〜3.5番の間くらいの厚さのリードを求めていたので、ダダリオのレゼルヴ 3.5番のリードを購入しました。


D’Addario WOODWINDS (ダダリオウッドウインズ) リード レゼルヴ バスクラリネット 強度:3.5(5枚入) ファイルドカット DER0535

こちらは予想通り、厚さとしては「バンドレーン青箱の3と3.5の間くらい」ちょうど良いです。中には、バンドレーンの青箱を吹いていた私でさえ「少し薄いかな?」と思うものもありました。

厚さ以外の特徴としては、音の輪郭がはっきりしていて良かったです。私のテクニック不足のせいだと思いますが、少し柔軟な表現がしづらく硬い音になってしまうリードが多かったです。5本のうち1本はとても、扱いやすく、人前でも吹けそうなくらいでした。

 

まとめと注意書き

バスクラリネットの音色が汚いと思ったので、テクニックのことはさておき、リードを改善してみた感想を書いてみました。

リードの厚さを定期的に見直して自分にあったものを見つけるのは大切です。しかし、ちょうどいい厚さに出会えなかったり、慣れるまでに時間がかかったりしますよね。

私は今回マウスピースはB40を使用しました。私のリードに対する感想は製品の良し悪しを評価するものではありません。

その人にとっての良いリードとは、使用しているマウスピースや、自身の吹き方によって変わります。

楽器上達に大切なことは、いい音を出すために、奏法や仕掛けなどの自分にとっての正解を探し続ける姿勢でしょう

名古屋のアーティスト支援の助成金10万円を受け取る方法を解説|ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」

名古屋市は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の影響を受け、活動の制限を余儀なくされているアーティストを支援する事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」を立ち上げることを発表し、5月15日に詳細を公式サイトに掲載しました。

条件を満たせば、個人で10万円団体で最大50万円の助成金を受け取ることができます。10万円!欲しい!
しかし、動画を作る必要があるようです‥‥。大変そう。

申し込みにはさまざまな資料の作成が必要です。募集期間は令和2年5月25日から令和2年6月15日とやや短く、募集人数にも限りがあるので、申請する方は早めに準備をすることをおすすめします

この記事では、ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」の助成金の10万円を手にするために必要なものや、申請方法を順を追って簡潔にまとめました。

名古屋で活動するアーティストの方は、ぜひこのチャンスを逃さないようチェックしてみてください。

助成金が交付される対象者である4つの条件

まずは、ご自身が助成金が交付される申請対象者に当てはまるのかどうかを確認してみてください。

以下の分野にあてはまること

音楽、演劇、舞踊、美術、映像、伝統芸能等(分野横断的な取り組みも含みます)
※文化芸術基本法第8条から第12条に列挙された分野

職業例:
音楽家、舞踊・舞踏家、伝統芸能実演家、落語家、彫刻家、脚本家、デザイナー、制作スタッフ、照明・音響・映像等音響スタッフ、美術家、演出家、カメラマン、コーディネーター、その他文化芸術活動に関わるプロフェッショナル

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

幅広い分野が認められています。ここに記されていない分野のアーティストでも、企画書で芸術活動であるアピールをすることができれば、10万円を受け取ることができるかもしれません。

プロであること

プロフェッショナル(文化芸術活動により対価を得ており、主にその収入で生計を維持している者で、公演・展示等を行う者及び当該公演・展示等に携わっている者)としナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱よりて、過去1年以上継続して文化芸術活動を行っていること。

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

新型コロナウイルスによって活動を制限されていること

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて、活動を自粛・縮小せざるを得ないプロのアーティストやスタッフ等で、個人またはグループであること。

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

芸術活動の半分以上が名古屋市内でおこなわれていること

名古屋市内に居住していること又は名古屋市内を主な活動拠点にしていること(自
身が関わる文化芸術活動の過半が市内で行われていること)

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

以上の4つの条件が当てはまるアーティストには、申請する資格があります。詳しくは名古屋市のHPをご覧ください。この先は、アーティスト支援の給付金10万円を受け取る申請の流れと申請に必要なものをお伝えしていきます。

ナゴヤ・アーティスト・エイド申請の流れ

ナゴヤ・アーティスト・エイドの助成金は、自身の芸術活動に関する映像作品を提出することで受け取ることができます。(制作する映像作品の内容など詳細はこちらをご覧ください)

いきなり映像作品を提出するのではなく、まずは企画書と必要書類を提出します。審査に通ったアーティストのみ映像作品を作成し、提出して認められることで助成金を受け取ることができます。ちなみに募集人数は900名までで、募集人数に達した段階で募集を中止する場合もあるそうです。

名古屋市にアーティストが何人いるのかどうか、ググってみましたが分かりませんでした。申請がはじまったら、とにかく早めに出したほうが良さそうです。

追記:東京で同じような申請(「アートにエールを!東京プロジェクト」の個人登録)があった際、応募者が多く、一時サーバーがパンクしたそうです。しかも、申し込み開始日の18時には募集を終了したと公式サイトに書かれていました!!!

ちなみに東京の募集人数は4,000人でした。東京で4,000人というのは狭き門なのですね。名古屋で900人ですと、どうなるのでしょうか‥‥。当日申請したほうが良いことは間違いありませんね。

これは東京の知人が教えてくれた情報ですが、おぶきょさんという方のnoteにも書かれていました。

応募から申請までの主な流れ(名古屋市のHPより)
応募から申請までの主な流れ(名古屋市のHPより)

ナゴヤ・アーティスト・エイドの申請に必要なもの

アーティスト支援の助成金申請に必要な資料を制作しましょう。申請に通るかどうかは企画書次第のようです。提出方法は郵送またはメール(資料はpdf形式にすること)です。

助成金交付申請書と企画書(指定の様式)

こちらのふたつは様式が指定されていますので、名古屋市のHPからダウンロードしてください。

活動実績を示す資料(任意の様式)

申請書に記載した直近3年間の活動実績の中で、過去1年間に関するチラシや契約書など。

名古屋市HPより

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金 「ナゴヤ・アーティスト・エイド」募集案内には提出できる範囲で構いません。と記されていたので、こちらの資料は活動実績を証明する目的であり、やはり申請の可否は企画書の内容にかかってきていると思います。

まとめ

名古屋市の新型コロナウイルスで仕事が激減したアーティスト支援のためのナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」

助成金といっても、映像作品を作ることが必要で、ちょっとしたコンペのようです。どのくらいの数のアーティストが審査に通るかは分かりませんが、ギャラが10万円の仕事!と思って私も取り組んでみたいと思います。

この記事を書いたのはクラリネット奏者の葛島涼子でした。読んでいただきありがとうございました!私も収入激減で人生詰んでいますが、なんとかこの時代に生き残れるよう元気に頑張ります!続報も更新していきます。

【参考サイト】
名古屋市http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000128925.html
ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金「ナゴヤ・アーティスト・エイド」募集案内http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000128/128925/0515_boshuu.pdf
ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000128/128925/0515_youkou.pdf

クラリネットの初心者の方に本当におすすめしたいスケール本は何か考えてみた

こんにちはクラリネットのクズシマです。今日はクラリネットの初心者に本当におすすめしたいスケール本について書きます。

クラリネットのスケール、音大入試にはアイヒラーが定番。初心者にはランスロの「クラリネットの初歩」とおすすめするのが一般的でしょう。

ランスロのクラリネットの初歩


ランスロ/クラリネットの初歩

クラリネットの初心者の方は、スケールはこちらのランスロの「クラリネットの初歩」エチュードは同じくランスロの「26のエチュード」をセットで練習するというのが定番でしょう。

ランスロの「クラリネットの初歩」は音階がしっかり鍛えられて、クラリネットを上達するにはとても良いスケールの本です。ですが、練習するのに時間がかかると思います。

もちろんクラリネットの確実なテクニックをつけるのには時間がかかります。しかし、部活などで時間がない中、「クラリネットを最短距離で上達したい!」という方にとってこの本は時間がかかりすぎるかもしれません。時間があったとしても、クラリネットを始めたばかりの初心者の方とって、この本を終えるのにはまぁまぁ根気がいるのではないでしょうか。

いろいろな調のスケールを練習することが大切

クラリネット初心者の方は、まずは普通の音階(ドレミファソラシドの順次進行の音階)をいろいろな調で練習することが必要です。

「いつも練習している♭B-durは上手だけれど、ほかの吹き慣れていない調の曲は全然吹けない」という方が吹奏楽部には多くいるのではないでしょうか。

簡単なものでも良いので、とにかくいろいろな調でスケールを練習することは必須です!!!なぜなら、みなさんがこれから演奏する様々な曲は様々な調性でできているからです。たくさんスケールを練習した調は吹き慣れます。そしてそのテクニックは必ず曲を吹くときの助けになってくれます。

そこで私が考えた吹奏楽部のクラリネット初心者の方におすすめするスケール本は‥‥

3Dバンド・ブック


3Dバンド・ブック B-flat クラリネット

中学や高校にこの緑色の本が置いてある学校もあるのではないでしょうか?3Dバンド・ブックはスケール本というよりは、合奏でも使える総合的な基礎練習本です。

3Dバンド・ブックの10ページ以降は1ページにつき、ひとつの調性をしっかり練習できるようになっています。

クラリネットのスケール練習として3Dバンド・ブックが効果的?

クラリネットの初心者のときから色々な調でスケール練習をすることは必須です。しかし、市販のクラリネットのスケール本は16分音符が並んだ難しいものばかりです。簡単な音階で良いのでとにかく繰り返し色々な長の音階を練習するのには、3Dバンド・ブックが良いと考えました。

まずは3Dバンド・ブックの二分音符の音階

10ページからはじまる音階などが乗っているページの、1番を練習してみましょう。ハ長調から始まり、ページをめくっていくごとにシャープやフラットが多くなっていきます。1番だけで良いので、3Dバンド・ブックに乗っている調を全部練習してください。覚えてしまうくらい練習しましょう。音階練習は音を追うだけでなく音程をとる練習にもなります。

次に3Dバンド・ブックの八分音符の音階

二分音符で音階を吹くのが余裕になってきたら、10ページ以降の各音階の3番を練習しましょう。本の右側のページの短音階は3番と4番の両方練習しましょう。こちらも3Dバンド・ブックに乗っているすべての調をしっかりと覚えるくらいまで繰り返し練習しましょう。

もし、右側の短調のスケールが大変でしたら、まずは左側のページの長調のスケールからマスターしましょう!

スラーとタンギングの両方練習しましょう

この楽譜にはスラーが書いてありませんが、3番のスケールは、
・スラー
・タンギング
の両方のパターンで練習することをおすすめします。スラーで吹くときは滑らかに音がつながるように意識して練習しましょう。タンギングで吹くときは、指を動かすタイミングと舌を動かすタイミングがしっかり合うように意識して練習をすると上達できますよ。

まとめ

クラリネットの初心者の方も「色々な調性のスケール練習」をすることが必要です。なぜなら、色々な調のスケールを練習して吹き慣れると、曲を吹くときに対応力がついてすぐに吹けるようになります。
「早く上達したい!」というクラリネットの初心者の方におすすめのスケールは、3Dバンド・ブックです。スケールはまずは単純なものでも良いので、とにかく色々な調で吹けるように、覚えてしまうまで練習しましょう。


3Dバンド・ブック B-flat クラリネット

クラリネット初心者こそエチュードを練習しよう【ランスロ26のエチュード】【グルーサン】

iPhoneでもできる複数人の多重演奏録音動画の作り方【音ズレを防ぐ手順と方法 】

別々に演奏をしたものを、まるで同じく空間でアンサンブルしているように聞こえるように編集した多重録音動画。

動画編集のプロではない私でもできた「複数人でも音ズレを防ぐことができる多重演奏録音動画の作り方」をご紹介します。

私はMacを使用しましたが、今からご紹介する方法はiPhoneだけでも録音・編集可能です。

多重録音動画を作るのに必要なもの

テレワーク演奏動画の作り方の前に、必要なものをご紹介します。

※かっこ書きになっているものは、なくても制作可能です。(もしあれば、よりクオリティの高いテレワーク演奏動画が作ることができます)

録音機やカメラ

iPhoneなどスマホでもOK。

私はMacにマイクをつないで録音、動画は録音とは別に後でiPhoneで撮影しました。

私以外の人はiPhoneなどスマホカメラで演奏動画を撮影しています。

相手の演奏を聴くための機材

テレワーク演奏をするときは相手の演奏を聴いて演奏します。iPhoneのカメラで動画を撮影するとしたら、他に演奏を流す機材(パソコンなど)が必要です。

イヤホン

他の人の演奏を聴くためにイヤホンやヘッドホンが必要です。

編集アプリやソフト

私はMacやiPhoneに元々入っているGarageBandと、有料の動画編集アプリのFinal Cut Proを使用しました。動画編集は無料アプリでも十分です。例えば、iPhoneなら元々入っているiMovieでOK。

(スマホスタンド)

撮影するスマホはスタンドに立てられたほうが良いです。譜面台などに立てかけることもできるかもしれませんが、下から煽るようなアングルになってしまうので、見た目の点であまりよくないです。



スマホを立てるスタンドがあると、自粛期間中、ビデオ通話や会議をスマホでおこなうときに便利です。2,000円台くらいで購入可能なので、ひとつくらい持っていてもいいかもしれません。



ちなみに私はこちらを使用しています。立奏することを考えると、こちらのスタンドのようにしっかり背が高くなるものがおすすめです。


三脚 スマホ三脚 リモコン付き ビデオカメラ 一眼レフカメラ ミニ三脚 さんきゃく 3WAY雲台 4段階伸縮 360回転 収納袋付きiPhone/Android スマホ等対応

(マイク)

楽器の音は大きいので、iPhoneなどスマホで録音をすると部分的に音が割れてしまうおそれがあります。

しかし、この動画では、私(動画の1番右、1stパート担当)以外の人はマイクを使用せずスマホだけで撮影をしています。部分的に音が割れているところもありますが、スマホとの距離を考えれば、マイクなしでも十分でしょう。

このようなiPhone接続用のマイクがあれば簡単に音が良くなります。こちらのZOOMのマイクは管楽器専門誌poco a poco2020年5月号でも取り上げられていて、コスパが良いことから、使っているミュージシャンも多いです。


ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7

私が使用しているマイクや機材についてはこちらの記事でご紹介していますので、「何のマイクを選んだら良いかわからない」という方はご覧ください。

複数人での多重演奏録音動画の作り方

それでは、いよいよ複数人のテレワーク演奏動画の作り方をお伝えしていきます。

完成形の動画の画面をどんな配置にするのかを考慮して、「縦横どちらの向きで撮影してほしいか」を撮影前にメンバーに共有しておきましょう。

ベースになるパートの人に演奏して動画を送ってもらう

今回はクラリネットカルテットの演奏で、ほとんどバスクラリネットがベースのリズムを演奏していたため、はじめに演奏してもらいました。
テンポキープに自信がない人は、(録音に入らないように)イヤホンでクリック(メトロノーム)を聞きながら演奏してもいいでしょう。

ベースの演奏に合わせて1stパートをして重ねる演奏

バスクラリネットの演奏している音源を送ってもらったので、その動画に合わせて私が1stパートを演奏しました。

私は通して演奏できる自信がなかったので、GarageBandを使って少しずつレコーディング形式で音だけ録音していきました。みんな5分以上ある曲をノーミスで吹いていてすごい‥‥。

演奏動画は、音とは別に後から撮影しています。

失敗談?と裏話

この曲のアレンジはメロディーがはじめに演奏してもらったバスクラリネットから始まります。しかし、リズムが難しすぎて上手に合わせられなかったので、はじめのワンフレーズはバスクラリネットのソロにしてしまいました。

2つのパート(バスクラリネットと1st)を合わせた音源にさらに重ねる

はじめの音源に私(1st)パートを重ねたものを2ndの方に送り、それに合わせて演奏してもらいました。私以外のパートを演奏してくれた方はみんなカメラ機能のみで撮影しています。(拍手!)

演奏してもらったものをGarageBandで音だけ重ねて3パート分の音源が完成しました。同様に、3rdの方に音源を送り演奏してもらった動画を送ってもらいました。

※1パートずつ重ねていくほうがしっかり音が合う

はじめに演奏したバスクラリネットの音源にそれぞれが合わせて演奏する形でも、テレワーク演奏動画は作ることができます。

しかし、リズムが複雑でズレてしまうことをおそれ、順番に重ねていく形をとりました。こちらの方法の方が、音のズレは少なくなります
同じ空気の中で演奏していないテレワーク演奏では、同じ音を聴いて正確に演奏しているつもりでも、少しずつズレてしまうのです

以前別のものを編集したときに音のズレがあり、上手くできなかった経験があるので、手間が増えますが、順番に重ねていく形を選びました。

リズムだけでなく、こちらの方法のほうが、音程も合わせやすかったです。

全てのパートの音を編集する

演奏してもらうようにラフに音源を重ねていましたが、最後に丁寧に音を編集していきます。それぞれ、録音環境が異なるので、できるだけ同じように聞こえるように、音量や音の近さなどをGarageBandで編集して、音の部分だけを完成させていきます。

※音量の調整だけでしたら、動画編集アプリでもできますが、リバーブのかけ具合や音色の調整などはできません。また、動画編集アプリでの作業が増えるとアプリの動作が重くなってしまうので、先に音源だけ編集する方法をとりました。

動画編集アプリで絵(動画)を合わせる

音源が完成したら、最後に絵の部分(動画)を合わせていきます。動画編集アプリを使用して、
・まずは音源をアプリに挿入、次に動画を挿入
・音源に合わせて、動画のタイミングをひとつずつ合わせていく
・動画を全て消音に設定する
・最後に画像の分割など見た目の編集

以上で完成です。以下の画像はFinal Cut Proの作業画面です。タイミングと分割の簡単な編集作業のみでしたら、iPhoneの方は無料アプリのiMovieで十分できます。

完成した動画はこちら

ご紹介した多重演奏録音動画編集のポイント

多重演奏録音動画の作り方はさまざまな方法があります。今回ご紹介した動画編集のポイントは以下の通りです。

・音ズレを少なくクオリティの高い演奏にするため、ひとつずつ順番に音を重ねていった
・音質や音量をより精密に合わせたかったので、動画とは別に音源だけ先に編集をした

まとめ

多重演奏録音動画はiPhoneだけでも作成可能です。
元になるパートの人が先に演奏して、少し手間かもしれませんが、順番に重ねていくと、音ズレを防ぐことができます。

編集をして、途中段階のものを一緒に演奏してくれた仲間に送るたびに「音が重なって感動した!」と言ってもらえて、嬉しかったです。

テレワーク演奏動画を作ってみたいという方はぜひ試してみてください。

【楽譜の表紙の著作権】YouTube 生配信でBANしました【失敗談】

クラリネットのクズシマです。今日は楽譜の表紙の著作権について書きます。というのも、先日行った生配信で著作権違反判定をされてしまい、配信中にBANしてしまいました。

おそらく原因は楽譜の表紙の著作権の規約に触れてしまったからだと考えられます。この記事では、楽譜の表紙の著作権の扱いについてと、回避方法をお伝えしていきます。

本や楽譜の表紙はYouTubeに載せていいの?

結論、ダメです。私は、生配信の序盤で「この曲を演奏しまーす!」と楽譜の表紙をカメラに向けてしまい、「著作権侵害のおそれがあります」と通告メッセージがあり、生配信BANしました。

YouTubeの動画、生配信、またサムネイルに楽譜の表紙を撮影したものを載せるのは著作権違反です

SNSなどで楽譜や本を紹介したいとき

SNSやブログなどに本や楽譜の表紙を撮影したものをアップするのも著作権違反となるそうです。

SNSで「この曲練習しています!」と楽譜を写真に撮って投稿している人はたくさんいますよね。楽譜や楽譜の表紙は著作権で守られているので、著作権違反にあたります。
本や楽譜のレビュー記事を書きたいときは、商品リンクを載せるなどの方法で、表紙を紹介するようにしましょう。

著作権について、インターネット上の情報だけでは解決できない?

YouTubeチャンネルを運営するにあたって、著作権の基本的なことは調べていたつもりでした。調べていてわかったことは、「インターネット上で調べただけではわからないことも多い」ということです。

例えば、伴奏音源CD付きの楽譜を演奏してYouTubeにあげる際に、調べたところ、「使用音源の著作権は出版社に要確認」とJASRACのサイトに記載されていました。

出版社に電話をかけて確認したところ、「弊社、のリンクや商品リンクを記載してくだされば結構です」とお返事をいただきました。しかし、違う出版社では音源利用を断られたりもしました。

確認を取らないと正式にわからないこともありますし、明確なルールがないものはグレーだったり、対応してくださった方によってお返事が違ったりすることもあります。

動画投稿(共有)サイトでの音楽利用(JASRACホームページより)

著作権について知らないって恐ろしい

何度も違反通告があると、動画が削除されるだけでなく、最悪の場合、チャンネルが削除されることもあるそうです。

「みんなやっているから大丈夫だと思った」

という、曖昧な著作権の情報で投稿をするのはよくないな、ということがわかりました。楽譜の表紙の著作権違反でBANさせてしまうという初歩的なミスはもうしないように、しっかり勉強して発疹を続けていきたいと思います。

2020年、生配信の誤BANが相次いでいる?

生配信の判定にAIが導入されたことによって、違反をしていないのにYouTube生配信中にBANしてしまうことが頻発しているそうです。

なにも違反がないのに、BANしてしまった場合は、自分のためにもYouTubeのAI機能の改善のためにも、申請をおこなうのが良いでしょう。

こちらの記事を参考にさせていただきました。

まとめ

楽譜の表紙を撮影したものをYouTubeに投稿するのは、著作権違反です。また、SNSに投稿するのも著作権違反になるおそれがあるため、気をつけましょう。最悪の場合、大切なアカウントやチャンネルが使用できなくなるおそれもあります。(私も気をつけます)

クラリネットをしばらく吹かないとどうなる?【楽器のブランク明けに気をつけたいこと】

クラリネットのブランクについてです。今、自宅で楽器演奏ができず、「このままずっと練習しなかったら、どうなっちゃうの‥‥?」と不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

1日練習しなければ自分に分かる。
2日練習しなければ批評家に分かる。
3日練習しなければ聴衆に分かる。

アルフレッド・コルトー(ピアニスト)

という名言を一度は聞いたことがあるかもしれません。

まぁ、クラシック奏者目線で言えばごもっともではありますが、長い人生の中でクラリネットを吹けなくなる時期もあるでしょう。それに、誰もが毎日クラリネットを練習できるわけではありません。

クラリネットはしばらく吹いていなくても、また吹けるようになります

大切なことは、ブランク明けの練習方法です。

ブランク明けは、練習の仕方に気をつければ、以前よりも上手くなれるチャンスです。
しかし、以前までの方法や間違った身体の使い方をしてしまうと、ブランクを乗り越えるのに必要以上に時間がかかってしまったり、身体を壊してしまったりするおそれがあります。

この記事は、私が経験したブランク明けの失敗や、困ったことなどをご紹介するとともに、失敗の体験から学ぶブランクの乗り越え方、ブランク明けの練習方法についてお伝えしていきます。

はじめてのクラリネットのブランク

私は中学生のときにクラリネットを初めて以来、約15年間クラリネットを1週間以上吹かなかったことはありませんでした。

しかし、クラリネット奏者として生活をしている最中、肋骨を3本折る怪我をしてしまい、2週間近く楽器を吹かないという体験を初めてしました。

楽器のブランクというものを初めて経験した私は、「また、練習すればすぐ吹けるようになるでしょ」と、自分を過信して、吹けるようになって2週間くらいで本番の予定を入れていました。

怪我が回復してからは、いつも通りに練習をし、本番に挑みました。

ブランク明けにクラリネットを練習したとき、はじめは少し息が続かなかったり疲れやすかったりしましたが、数日練習しただけで「もとに戻った」と感じることができました。

しかし、事件は本番のステージ上で起きました。

あれ?上手く吹けない?

某オーケストラのオーディション、演奏曲目はモーツァルトの「クラリネット協奏曲」もう何十回、人前で吹いたかどうかわからないくらい、頻繁に演奏する曲です。

クラリネットのソロに入ろうと息を吸ったときから、早くも身体に違和感を感じました。

「息の吸いが浅い」「いつもなら本番でちょうどいいくらいのリードが厚くて苦しい」「指がいうことをきかない」「息がもたない」

演奏中の私の頭の中はパニック状態でした。
確かに、練習期間は少なかったですが、「私なら本番では力を出せるだろう」と勝手にたかをくくっていました。

本番は大失敗。もちろん、オーディションに受かるはずもなく、「私はブランクを乗り越えていなかったんだ」とこの時点で気付くのでした。

なぜ失敗したか

約15年間クラリネットを休まず続けていた私は、自分の身体の状態を注意深く観察することを怠っていました。

クラリネットのブランク明けに練習するときも、自分の身体に少しの違和感を感じながらも、今まで通りの練習を続けていました。

もちろん、いろいろ奏法を研究したり、より良い音を出すためにはどんな風に吹いたら良いか考えたりする毎日ではありましたが、いろいろな技術は無意識でできていました。

楽器をもてば、深い呼吸をし長い時間息を吐き続け、楽譜に書いてある音を目で追うと同時にほぼ無意識で指は動きました。

しかし、クラリネットをしばらく吹かないと、それらの無意識でできていたことを身体が忘れてしまっているため、もう一度意識を持たないとできません

クラリネットをしばらく吹かないと、上手く吹けなくなっているのはあたり前のこと

過去の自分の失敗から、クラリネットのブランク明けの練習に大切なことは、力ずくでブランクを乗り越えようとしないことだということを感じました。

「息が持たない」「指が回らない」「アンブシュアがキープできない」

このように感じても、焦る必要はありません。ブランク明けは急成長していくので、今日よりも明日、明日よりも明後日のほうがクラリネットを上手にできるようになります。

クラリネットのブランク明けの練習方法

ブランク明けに難しい曲を無理やり吹こうとしたり、身体が悲鳴を上げているのに長時間練習したりすると、変な奏法のクセがついてしまい、後々苦労することになります。


自分にとっての正しい奏法を再確認すること
・自分の身体の状態をよく観察すること

以上のふたつのことに気をつけて練習をおこなっていけば、クラリネットのブランクを乗り越えられるどころか、以前までの自分の弱点や苦手なことを克服できることもできるでしょう。ブランク明けはとにかく謙虚な気持ちで練習のが良さそうです‥‥

自分にとっての正しい奏法を再確認すること

クラリネットのブランク明けは「前の自分に戻ろう」と思うのではなく、新しく「理想の演奏を目指そう」と考えると良いでしょう。

以前の自分の演奏は、自分の理想ですか?

せっかくクラリネットと距離を置いて、良いことも悪いこともリセットできたのですから、良いことは残しつつ、自分にとってのより正しい奏法を身につけていきましょう。正しい奏法は自由な演奏を叶えてくれます。

・呼吸法
・アンブシュア
・姿勢や構え方

など、自分がクラリネットで最大限のパフォーマンスできる奏法を考えて、それを実践してみましょう。以前までの、奏法で直したいことがあれば、ブランク明けはチャンスです。悪いクセとおさらばして、新しいより良い自分になるのに、ブランク明けは絶好の機会でしょう。

ロングトーンやスケールなどの、単純な練習のときに、奏法を意識的に改善していきましょう。

自分の身体の状態をよく観察すること

クラリネットのブランク明けに変なクセがついてしまわないように、注意深く練習を積み重ねていく必要があります。

自分の身体をよく観察してみてください。

「観察する」というのは、鏡を使って視覚的に見ることだけではありません。

・息を吸ったときの身体の動きかた
・ロングトーンをしているときのアンブシュアの状態
・難しいパッセージを吹くときの身体の使い方
・息が苦しいと思ったときの身体の状態
・緊張しているときの、自分の身体や心の変化

クラリネットを吹いている自分の状態をしっかり感じましょう。

なぜ、「観察すること」が必要かというと、クラリネットのブランク明けは無意識に身体に無理をさせてしまいがちだからです

正しくない方向へ力が入っていたり、無理な姿勢で演奏をしていたりすると、身体を壊す原因になりますし、楽器の上達の効率が悪いです。

練習をしていて「今、余計なところに力が入っているな」などと気づくことができたら、一度楽器を置いてストレッチをしてみるなどしてこれ以上無理を積み重ねることにストップをかけましょう。

クラリネットのブランク明けは自分の奏法を正しい方向へ導くチャンスです。
ロングトーンを多めにする、スケールをゆっくり吹いてみるといった自分の身体を観察しやすい練習を多めにおこなうようにしましょう。

自分にとっての正しい身体の使い方を無意識でもできるように、ブランク明けはこれまで以上に意識を張り巡らせて練習をおこないましょう。

音楽家が本気でYouTubeを始めるときに知っておきたかったこと【動画制作にかかる時間や費用、アクセス数】

去年末、2020年はYouTubeの年だーー!と各ビジネス界のカリスマたちが口をそろえて言うので、クラリネット奏者で音楽家の私もYouTubeを始めてみることにしました。


せっかくやるなら収益化を目指そう!と思い、本気ではじめることにしたのですが、これが意外と大変でした。

もしもタイムマシーンがあるのならば、YouTubeを始めたばかりの私に、やってみないとわからなかったYouTubeの大変さを教えてあげたいと思い、まとめてみました。

1.動画編集めちゃめちゃ時間かかる

私はクラリネットの上達方法のハウツー動画を発信するチャンネルを運営しているので、トークをする動画を中心に撮っています。しがないクラリネット奏者であり音楽家の私には、アドリブで説得力があって人に伝わる話をするスキルがないので、動画は全て原稿を書いて撮影をしています。

動画の構成を考える→原稿作成→撮影→編集→サムネイル作成→概要欄の作成

といった流れで動画を制作しています。初めてきちんと作ったこの動画は、上記の内容の作業に15時間以上かかりました。

音楽家としての生活を両立していくのであれば、練習時間や他の活動との兼ね合いが難しいところです。

音楽家が本気でYouTubeを始める前に、「何のためにYouTubeをやっているのか」ということを自分の中ではっきりさせておく必要があると思います。

ちなみに私は「誰かの勇気になりたい」という気持ちで動画やブログの発信を続けています。

毎週作って投稿している今(初めの動画から2ヶ月経過)でも、1本の動画にかかる時間は約8〜12時間くらいです。(構成・原稿作成約2〜3時間、撮影約1〜2時間、編集約5〜7時間)

2.必要なものを揃えるのに意外とお金がかかった

音楽家の私が本格的にYouTubeを始めようと思って買ったものを購入順にご紹介します。とりあえず初めてみて必要になったらその都度揃えていきました。動画制作が進むにつれ、やりたいことも増えていったので、機材を揃えるのに想像以上に費用がかかりました。

今のところYouTube動画制作のために購入したものの料金の合計は約7万円です。しがない音楽家からしたら決して少なくない額ですよね‥‥。もう簡単に投げ出したりできません。出費を重ねるごとに覚悟が決まっていきました。

ここでご紹介するものは、私が低収入の中で出費をする上で、どれもすごく考えて購入したものばかりなので、音楽家でYouTubeを始めたい方にはおすすめです!

スマホスタンド


三脚 スマホ三脚 リモコン付き ビデオカメラ 一眼レフカメラ ミニ三脚 さんきゃく 3WAY雲台 4段階伸縮 360回転 収納袋付きiPhone/Android スマホ等対応


今のところ映像は全てiPhoneで撮影しているのですが、とりあえず映像を撮るにはスタンドが必要でした。よくわからなかったのでぱっとみて1番安いものを買ったのですが、今の時点ではこれで不自由はありません。

動画編集ソフト

初めは、アップルの無料ソフト「iMovie」で編集していたのですが、普通の字幕を入れるのにこれでは不十分だったため、アップルの動画編集アプリ「Final Cut Pro」を購入しました。値段は34,800円でした。(2020年1月時点)

ちなみに、プロYouTuberの方はこの「Final Cut Pro」か、AdobeのPremiereのどちらかを使用している方がほとんどです。本当に動画編集でお仕事している方は、Adobeのほうが多いと思います。ですが私は前AdobeのIllustratorとPhotoshopを少し勉強していて全然使いこなせなかったトラウマ(?)から感覚で使いやすそうな「Final Cut Pro」を選んでしまいました。

iPhone外付けマイク

先ほどの「クラリネットのタンギング練習方法」の動画まではマイクなしでiPhoneのみで撮影していましたが、さすがに音楽家である私はマイクなしで音がバキバキに割れている動画をYouTubeにあげるのが心苦しくなり、iPhone外付けマイクを購入しました。


SHURE コンデンサーマイク MOTIVシリーズ MV88A iPhone iPad用 24bit/48kHz MV88A-A 【国内正規品】

多くの音楽家がそうであるように機械音痴の私でも簡単に使えて、尚且つ音が良いのですごく気に入っています。

「SHURE MV88」がいかに便利で素晴らしいかは、こちらの記事で熱量高めに語っています。もう似たようなマイクで少し価格を抑えたものもご紹介しています。

USB接続マイク

もともとは演奏動画をあげる予定はなく、ハウツー動画だけアップしていくつもりだったので、パソコンにマイクを繋ぐのは不要だと思っていました。しかし、だんだん「演奏してみた動画もあげたほうが良い」と思うようになり、GarageBandを使用するならパソコンへ接続可能なマイクが必要になりました。

生配信をするのにもパソコンにマイクの接続が必要だということにも、YouTubeを始めてしばらくしてから気付きました。(チャンネル登録1,000人以下の収益化できていないチャンネルはスマホから生配信ができないのです)

本来、パソコンにマイクを繋ぐには「オーディオインターフェース」を購入する必要があるのですが、難しいことがよくわからない、そして機械音痴の私には簡単につなげるUSB接続型のマイクを購入することにしました。


MAONO USBマイク コンデンサーマイク PC用マイク 192KHZ/24BIT マイクセット 高音質 単一指向性 アルミケース付き 録音 生放送 YOUTUBE ゲーム実況

パソコンに繋ぐマイクは急に必要になったので、高いものを買う勇気がなく、できるだけ安価なもので探しました。

とはいえ失敗はしたくないし、かといって自分では知識がなかったので、某オーディオメーカーに勤めているオーディオ系のオタクの友達に「できるだけ安くて質の良い音で撮れるマイク」教えて!とお願いして紹介してもらったこちらを購入。このマイクで録音した動画はこちら。

マイクスタンド

マイクスタンドは特にこだわりありませんが、上記のMANONONのコンデンサーマイクに使えて割と安価なこちらを購入しました。


créer マイクスタンド ブームとストレート2Way仕様 ケース付き 2020年改良版 (2kg/基本セット)

撮影用ライト(三脚付き)

生配信をしたときに、パソコンのカメラで自分を写すと暗すぎて大失敗だったのでこちらを購入。まだ入荷中で届いていません。楽しみ〜!
(私が購入したBelifu というショップのものは再入荷未定でアマゾンから消えていました‥‥)

なぜか有名YouTuberたちはこのライトを進めていました。私の購入したのはもう少し安い4,000円くらいでした。このような感じのお値打ちなライトはアマゾンで在庫切れ続出していました。(2020年4月21日時点)


Neewer カメラ写真ビデオ用照明セット 18インチ/48cm外部55W 5500K調光LEDリングライト、ライトスタンド、スマートフォン、Youtube、自撮り撮影などに使え

チャンネル登録者数1,000人ってすっごく大変

YouTubeに参入する人が増えている中、収益化に必要なチャンネル登録者数1,000人を越えるのはすっごく大変です。私なんてまだまだ約200名。

でも!知らない人に見てもらえるって素晴らしい

私はSEO(検索エンジンシステム)の(まだまだ勉強中の浅い)知識を駆使しまくっているので、チャンネル登録者数に比べて、インプレッション数(再生はされていないけどタイトルとサムネイルだけ人の目に触れた数)はボチボチ増えている感じです。

再生数が伸びている動画は2,000回近く見ていただいているので、「地方在住のしがない音楽家の私の動画がどなたかの役に立っているかもしれない」と考えたら嬉しいです。

この記事は過去の「YouTube始めるぞ!」と意気込んでいる私に向けて、現実をお伝えするコンセプトなので、恥ずかしいですがアクセス数も載せます、参考になさってください。ちなみに、これまでにハウツー動画8本更新、演奏動画約40本(きちんとしたのは3本、編集なしのエチュード動画などが約35本くらい)更新時点のものです。YouTube初更新から約3.5ヶ月。

ニッチなチャンネルは伸ばすのが大変

もちろん、YouTubeのアクセスが延びるかどうかは、動画の質や内容にかかっているのですが、「そもそも、クラリネットのYouTubeを日本語で見たい人はYouTubeユーザーの何%なんだ」ということも大きな問題でしょう。

演奏動画ならまだしも、私の日本語でクラリネットの上達云々を話す動画はなんて、とても狭くてニッチな分野です。動画を必要としている母数が小さすぎます。

ですが、クラリネットに興味がある方が関連動画などから私のチャンネルに飛んできてくれているのは確かです。これが「美容系の動画」など視聴者もチャンネルも多すぎる動画だったら相当高いクオリティのものや相当面白くない限り視聴してもらうのは難しいでしょう。ニッチな分野だからこそ、視聴者が集まっているというメリットも少なからずあるでしょう。

ある程度は先人の知恵や方法をなぞると良いかもしれませんが、独自の魅力がないと、このYouTube戦国時代に音楽家がYouTubeで注目されるのは難しいでしょう。

果たして私のチャンネルはいつ収益化できるのか??これからの経過報告もまたブログの方に書いていきます!凡人音楽家のYouTubeの成長の現実を赤裸々にお伝えしていきたいと思います。

アンチは意外とまだ少ない

YouTube始めたら、「ブスは黙ってろ」「音きったねー」「YouTuber音楽家なんて落ちこぼればっか」みたいなアンチコメントが殺到すると思っていました笑

まだ、あまり不快なコメントなどはきたことがないですが、低評価には少し凹みます。でも、アンチが少ないということは、視聴者が少ないということなので、「YouTubeはアンチが増えてからが本番!」だと思っています。

半端な気持ちじゃないので平気なんですけど、アンチコメントがきたらどう返信しようか迷う妄想をする日々です。笑

まとめ

・音楽家でYouTubeは始める人は個性出さないとアクセスを伸ばすのは厳しい。または素晴らしい演奏とSEOを駆使すれば◎
・動画編集などすごく時間かかるので、練習時間や他の活動との兼ね合いが難しい。(でも継続ってとても大切)
・初期費用が意外とかかった。もう後には引けません‥‥。
・ニッチな分野はチャンネルが伸びにくい。でもキーワード検索で人は集めやすい。どのくらいの母数の中でどのくらいの競合と闘う?かは考えた方が良さそう。

結論:クズシマのチャンネル、ぜひ応援お願いします!

クラリネット初心者こそエチュードを練習しよう【ランスロ26のエチュード】【グルーサン】

みなさんは、クラリネットの基礎練習では、どんな練習をおこなっていますか?「ロングトーン」「タンギング」「音階練習」が基本としてあげられるかと思うのですが、それに加えて「エチュード」を練習することもとても大切です。

エチュードとは?

エチュードとは「練習曲」のことです。合奏やアンサンブルなどの曲の練習をする前に、曲を練習する練習であるエチュードを吹くと、いいことがたくさんあります。

クラリネットの初心者がエチュードを練習するメリット

エチュードを練習するとクラリネットの上達の効率が良くなりますし、より確実なテクニックが自分のものになります。エチュードを練習すると具体的にどんなメリットがあるかというと。以下の通りです。

  1. 様々な種類のテクニックを集中的に練習できる
  2. 楽譜を読む力がつく
  3. 音楽的に演奏する力がつく

 1.様々な種類のテクニックを集中的に練習できる

エチュードは一曲一曲が「このテクニックを上達させてほしい」という狙いのもと、作曲されていることが多いです。
例えば、「この曲は、スタッカートを徹底して練習してほしい」「たっぷりとレガートで歌えるようになってほしい」といった、練習のときに意識すべきポイントが凝縮されていルノで、そのテクニックを集中的に上達させることができます。

楽譜を読む力がつく

吹奏楽部の生徒さんをレッスンしているときに特に思うのですが、楽譜を正確に読むことができていない人がとてもたくさんいます。

楽譜にはたくさんの情報がつまっています。音の高さとリズムだけではなく、テンポ、アーティキュレーション、表情記号などもきちんと読めていますか?

クラシック音楽において楽譜通りに演奏できることはとても大切なことです。大切なことは全て楽譜から読み取れると言ってしまっても過言ではないでしょう。楽譜を正確に読むことに慣れると、譜読みが途端に早くなります。エチュードは、楽譜を読む練習、また、楽譜にかいてあることを正確に演奏する練習にはうってつけです。

音楽的に演奏する力がつく

クラリネットを演奏する楽しみは、音楽を表現することができることだと私は思っています。楽譜に書いてあることが正確にできるようになったら、しっかり歌って演奏することを意識することが大切です。

フレーズのはじまりと終わりや、フレーズの山(1番盛り上がるところ)に注意して、機械的な演奏にならないように、楽しんでエチュードを演奏してみましょう。練習室の中で修行僧のように黙々と演奏するのではなく、人前で吹いていることを意識しながら練習するのがおすすめです。

クラリネット初心者におすすめのエチュード

「初心者だからエチュードを練習するのはまだ早いのではないでしょうか?」といった声を聞いたことがあります。答えは「いいえ」です。

なぜなら、初心者のころからやさしいエチュードを使って練習すると、楽譜を読んでそれを音にすることに慣れるので、曲を吹くときにスムーズになり、効率よく上達していくことができるからです。

クラリネットをはじめたばかりの方におすすめなのは、「グルーサン/クラリネット学習のための合理的原則」


グルーサン/クラリネット学習のための合理的原則

クラリネットを初めたばかりという方にはグルーサンの「クラリネット学習のための合理的原則」をおすすめします。ロングトーンやたったふたつの音の移行の練習から始まっているので、段階的にクラリネットの基礎の基礎を学ぶことができます。

私は吹奏楽部に途中入部をたため、同級生より数ヶ月遅れてクラリネットをはじめたので、はじめは合奏に入れず、一日中このグルーサンのエチュードを練習していました。全部練習しようと思うと、結構時間がかかるのですが、コツコツ練習するのが好きな人には向いていると思います。
クラリネットをはじめたばかりの人向けに、吹奏楽部がある学校に一冊は置いておいてほしいくらいです。

一度は吹きたいクラリネットのエチュード「ランスロ/26のエチュード」は初心者でも吹ける


ランスロ/26のエチュード / プリマ楽器

クラリネット吹きなら一度は通りたいエチュードは、J.ランスロの「26のエチュード」です。クラリネットの名プレイヤーであり、指導者としても素晴らしい功績を残したジャックランスロ による、初心者のためのエチュードです。

はじめは、2分音符中心で低い音域しか使わない曲ゆっくりとした曲から始まり、番号を重ねるごとに、音域広がり、調合が増え、早いテンポの曲が出てきたり、と段階的に難しくなっていきます。

J.ランスロの「26のエチュード」は旋律が美しいのも魅力のひとつで、演奏していて楽しいです。楽しみながら、テクニックが身につくので一石二鳥でしょう。
後半にいくにつれて、結構難しい曲もあるのですが、はじめのほうは、クラリネットをはじめた初心者の方でも演奏できます。クラリネットを初めて割と早い段階(数ヶ月〜半年くらい?)でこのエチュードに着手しても良いと思います。

もっと上達してきたら、ローズ32のエチュードにもチャレンジしてみましょう!

まとめ

ロングトーン、タンギング、スケールの練習にくわえて、エチュードの練習はとても大切です。なぜなら、エチュードを練習することは「曲を演奏する練習」として、曲を吹くときに大切なことをたくさん学ぶことができるからです。クラリネットの初心者の方も積極的にエチュードを練習しましょう。

集中的に一つのテクニックを上達させたり、楽譜を読み取る力がついたり、音楽的な表現力が身についたりと、エチュードを練習するといいことだらけで、効率良く上達することが可能になります。

クラリネット初心者におすすめのエチュードは、クラリネットをはじめたばかりの方には、「グルーサン」次の段階では「ランスロの26のエチュード」です。

クラリネットの「シのフラット」がきれいに吹けるようになる練習方法

クラリネットの「シのフラット」はきれいに出すのが難しいですよね。どうしても、音がこもってしまったり、雑音がたくさん入ってしまいがちです。

クラリネットの「シのフラット」は、ほかの鳴りやすい音と比べて、音が小さくなったり、音色がぼやけてしまわないように工夫して吹きましょう

このコラムでは、クラリネットの「シのフラット」をきれいに鳴らすには、どのようなことに気をつければ良いかを解説していきます。また、クラリネットの「シのフラット」を鳴らすコツや、「シのフラット」の音色向上のための練習方法をお伝えしていきます。

クラリネットの「シのフラット」がきれいに鳴らないのは仕方ない?

クラリネットの「シ」のフラットは楽器の構造上鳴りにくいです。クラリネット吹きからしたら、「シのフラットがきれいに出ないものだから、しかたないじゃん」と思ってしまうかもしれませんが、聴いている人や一緒にアンサンブルをしているほかの楽器の人にとっては、そんな事情は関係ありません。

それに、クラリネットの「シのフラット」がしっかり鳴らないと、メロディがつながらないので、不自然な聴こえになってしまいます。クラリネットの「シのフラット」はなんとかして、ほかの音との響きを揃えてかなければなりません。

クラリネットの「シのフラット」を鳴らすには?

クラリネットの「シのフラット」をきれいに出すには、ほかの音と、「音の響きを揃える」必要があります。いい音色であるひとつの条件として、音によって響きの大きさが変わらないこと、すなわち鳴りムラないことがあげられます。

「シのフラット」だけを吹いていても、自分の音の響きがいいのか悪いのか、判断しにくいかもしれません。いい音で吹いてくれるお手本の人が、隣にいて練習できたらいいのですが、ひとりで練習をするときはそうもいきません。

「シのフラット」の音色を良くしたいときは、音階練習やオクターブの練習など、他の音と絡めて一緒に鳴らして音色を良くしていく方向性で練習をおこなうと良いです。自分の鳴りやすい音をお手本にして、その音に響きや音色が揃うように練習していきます。

まずは音階を吹いてみよう

「シのフラット」が登場する音階、実音「Es dur」の音階、クラリネットでヘ長調の音階を吹いてみましょう。

楽譜(準備中)

音階を吹いたときに、「シのフラット」がほかの音と比べて、小さくなったり、曇った音色になっていないかよく聴いてみましょう。

クラリネットの「シのフラット」をきれいに鳴らすコツ

音階を吹いたときに「シのフラット」がきれいに吹けないという方は、以下の3つのことができているかチェックしてみましょう。

1.息のスピードは遅くないか
2.息がまとまっているか
3.アンブシュアの締め具合は適切か

1.息のスピードは遅くないか

息がしっかり入っていないと、特に「シのフラット」のように鳴りにくい音がきれいになりません。私自身、「シのフラット」を吹くときは、息のスピードを少し上げて、息を一歩前に出すようなイメージを持って吹いています。

2.息がまとまっているか

クラリネットの「シのフラット」は、音が効率よく鳴る的確なポイントに息を当てないと、きれいに鳴りません。そのため、方向性のはっきりしない「ぼやっとしたまとまりのない音」にならないように、唇や口周りの筋肉を使って息をまとめましょう。

3.アンブシュアの締め具合は適切か

アンブシュアの締め具合とは、主にリードへの圧力のかけ具合のことです。アンブシュアを締めすぎてしまうと、音がつぶれてします。しかし、アンブシュアが緩すぎると音がまとまらなくて、「シのフラット」のような音色がぼやけやすい音は、アンブシュアが緩いと、きれいに鳴らしにくいでしょう。

以上の3つのことに気をつけて、音に響きをつけることを意識して「シのフラット」の音を鳴らしていきましょう。

クラリネットの「シのフラット」を鳴らす練習

もういちど、先ほどの音階を吹いてみましょう。前後の音との響きが揃うように、自分の音をよく聴きながら演奏することが大切です。「シのフラットがきれいに鳴らないな」と思ったら、先ほどご紹介した3つのポイントを思い出してみてください。

楽譜準備中

「ファ」の音、「ソ」の音、「ラ」の音も楽器によっては響きかたにクセがあり、均等な響きで鳴らすことが難しい場合があります。すべての音が同じ響きの大きさで吹けているかどうか、注意深く聴きながら練習してみてください。

音階のほかにも、オクターブ練習、5度の練習を使ってクラリネットの「シのフラット」の響きを揃えていきましょう。

オクターブ練習(楽譜準備中)

基本的にはどの音を吹くときも息のスピードや量は一定で流れを変えないようにしましょう。鳴りづらい「シのフラット」を吹くときに、実際には少し息を多く入れることになるかもしれませんが、息の流れや(お腹などの)支えはキープしたままです。

レガートでつながっている前後の音との、「響きや音色」が揃っているかよく聴きながら自然な吹きかたで響きを揃えていく方向で、何度も練習しましょう。

5度の練習

まとめ

・クラリネットの「シのフラット」の音は鳴らしにくいですが、工夫をして鳴らす必要があります。
・「シのフラット」単体で練習をするのではなく、他の音と響きを揃える方向で練習をしていくことをおすすめします。
・クラリネットの「シのフラット」をきれいに出すコツは「息のスピードは遅くないか」「息がまとまっているか」「アンブシュアの締め具合は適切か」です。
・音階練習やオクターブ・5度の跳躍練習を使って、「シのフラット」が他の音に劣ることなく鳴らせるように練習していきましょう。

クラリネットの奏法などにお悩みの方へ向けて、オンラインのお悩み相談を行っております。楽器を吹かないオンラインお悩み相談は、通常のオンラインレッスンよりお値打ちになっております。単発でもOKです。

「レッスンに通うのは大変だけれど、疑問を解決したい」「インターネットで調べてもわからないことがある」「練習方法や曲を紹介してほしい」といった方には、おすすめです!もちろん通常のオンラインレッスンも受け付けております。詳細は以下のリンクに記載されておりますので、お気軽にご利用ください。

クラリネットオンラインレッスンを受講する流れ

クラリネットのオンラインレッスンを実際にしてみた感想

クラリネットのオンラインレッスンの生徒さんを募集したところ……。

なんと、新規の生徒さんからのお申し込みがありました!!!誰のレッスンを受けることもできるこの時代に私のレッスンを選んでくださってありがとうございます!!!!

クラリネットのオンラインレッスンは私もはじめての経験でしたので、実際にレッスンをした感想をまとめてみました。

「オンラインレッスンってどうなの?」と思う方が疑問に思いそうなことを、質問形式にして書いていきます!

アプリはなにを使うのが良いの?

私はZOOMを使用しましたが、スカイプ・LINE・Facetimeなど選択肢はさまざまです。
「ZOOMが1番音質や画質やタイムラグなどの点でいいよ〜」音楽家仲間から聞いていたのと、大手企業などビジネスのシーンでも使われていいることから、なんとなくZOOMを使用することにしました。

また、私はYouTubeやツイッターで見つけてくださった方へレッスンをしていきたいと考えているため、お互いがアプリ上で友達にならなくてもレッスンが可能なZOOMを選ぶことにしました。

レッスンをしてみて、実際に生徒さんが使いやすいアプリを取り入れることも必要かなと感じました。やはり「使いやすい、使い慣れているアプリが良い」という方も多いと思います。今はZOOMのみ使用としていましたが、今後ZOOM以外のアプリの需要があれば導入していきたいと思います。

オンラインレッスンでマイクは必要?

クラリネットでオンラインレッスンをするのであれば、講師側はマイクを準備したほうが良いでしょう。音が割れてしまうと、ニュアンスや音色を伝えられません。まずは安価なもので良いのでマイクはあると良いかなと思います。

私はクラリネットのオンラインレッスンをおこなうにあたってこちらのマイクを購入しました。(オーディオメーカーの勤務の友人に相談して購入しました)オンラインレッスンの他にも、生配信や簡単な宅録で活躍してくれそうです。
USBケーブルをそのまま、パソコンにさすだけで使用できるタイプなので、セッティングに時間がかからないですし、機械音痴の私でも簡単に使えてありがたいです!


MAONO USBマイク コンデンサーマイク PC用マイク 192KHZ/24BIT マイクセット 高音質 単一指向性 マイクスタンド付き 録音 生放送 YOUTUBE ゲーム実況

オンラインレッスンを実際にしてみて、気をつけたいと感じたこと

ZOOMではひとりが話している(演奏している)と、他の人の声や音は半ミュート状態になります。
対面でレッスンしている時は気にならないのですが、オンラインレッスンでは、お互いの話の「間」が取りづらいと感じました。同時に話してしまうと、レッスンが成り立ちませんので、話し始める時は手をあげたり、相手の話の間を対面のときより、注意深く感じとる必要性を感じました。

クラリネットのオンラインレッスンを受けるのに生徒側もマイクが必要?

オンラインレッスンを受けるにあたってマイクはあるに越したことはないです。
クラリネットなど管楽器は音が大きく、音域によって周波数が大きく異なるので、マイクがないと音が割れてしまいます。

しかし、オンラインレッスンを一時的な措置として捉えているのであれば、それだけのために買うのは少しもったいないですよね‥。講師側からは「マイク使った方が良いですよ〜」とは言えません。

ただ、マイクがあれば録音などもできるようになるので、できることが増えて楽しいです!(私はマイクを手に入れて毎日とても楽しいです〜!!)

生徒さんの環境に合わせて、できるだけ有意義なアドバイスをしていくのが講師側の使命かなと思います。ただ、生徒さんの側のオーディオ環境によって音の聞こえ方が大きく違うのは事実です。聞き取りづらい環境になればなるほどレッスンの難易度は上がり、集中力を要します‥‥!

オンラインでも信頼関係は作れる?

オンラインレッスンを開始して、新規の生徒さんを2名レッスンしました。

はじめは、(お互い)オンラインレッスン自体にも慣れていないし、操作や使用感にも慣れていなくて緊張してしまいました。(主に私が)

しかし、音や会話を重ねていくにつれて、対面でレッスンをしているのと同じように、関係性を作っていくことができたと思います。この点においては対面でもオンラインでも変わらないかなと私は思いました。

オンラインレッスンのデメリットは?

クラリネットのオンラインレッスンでは、マイク環境にもよりますが、やはり空気を感じることが困難です。緊張感、音色感、数値で表せない部分の音楽を聞き取る事が難しいです。ある程度音色は聴こえるものの、響きの大きさや、細かいノイズ、音の広がりを感じることはやはり困難でしょう。

オンラインレッスンを活用するには?

オンラインレッスンは気軽に受けることができるので、「奏法の相談をしたい」「定期的に演奏を聞いてもらって成長したい」「新しいことを知りたい」「練習の仕方を教えて欲しい」など、目的を持って受講すると、より有意義なものとなります。
今は対面のレッスンをおこなうことが困難な状況で、オンラインレッスンを行っています。しかし、今後も対面のレッスンと併用したり、レッスンを受けにいくのが大変という方に向けて気軽に相談できる場として利用していただいたり、それぞれにあった方法で活用していただけたら良いなと思います。

オンラインレッスンを重ねていって気づいたことを更新していきます!