2020年 7月 の投稿一覧

私のクラリネットのリード遍歴

こんにちは。クラリネットのクズシマです。
私がクラリネットを始めた中学生の頃から今に至るまでに使用していたリードを(おぼろげな記憶を辿りながら)ご紹介していきます。

はじめて使ったリード


バンドーレン B♭クラリネットリード トラディショナル 3

中学生のときに吹奏楽部でクラリネットを始めたときに、まずはじめに使用していたのがこちらのバンドレーンのトラディショナル(通称青箱)の3 番でした。

ちなみに当時使用していたマウスピースはバンドレーンのM30でした。

その後なんとなく紹介されてバンドレーンのV12に乗り換えました。


バンドーレン B♭クラリネットリード V.12 硬さ:3 (10枚入り)

その後、3番では音が細いと感じ、同じV12の3と2分の1をレッスンの先生に勧められ、使ってみることに。


バンドーレン B♭クラリネットリード V.12 硬さ:3-1/2 (10枚入り)

 

マウスピースの種類を変えて、リードは再び3番の厚さに

はじめに使っていたM15のマウスピースを欠けさせてしまい、中学3年生の時に「B40」のマウスピースに変えました。

B40は重めのマウスピースなので、当時使っていた3と2分の1のリードだと吹きこなせず、再びリードをV12の3番に戻しました。

ここからしばらくこの仕掛けが続きます。

高校生〜音大受験時

高校生の時はずっとB40にV12という組み合わせでした。いつだったか忘れましたが、途中から、リードは3と2分の1を使うようになり、音大受験のときはB40にV12の3と2分の1という結構重めの仕掛けでした。

(ちなみに、受かった大学の演奏の最終試験では重すぎるリードを選んでしまい散々でした。)

音大時代

音大に入ってから、マウスピースがB40とB40ライヤーを行き来していましたが、リードはずっと変わらずV12を使っていました。厚さは3と3半を行き来している感じでした。3と3半の間くらいの厚さがあればいいのになぁとずっと思っていました。

大学4年のときに、師事する先生が変わった影響で、一時、マウスピースが5RVを使用したこともありましたが、あまり合わずすぐに元の仕掛けに戻りました。

音大大学院時代

この頃から、あまり厚すぎる仕掛けを好まなくなり、3のリードを使うことが多くなりました。オーケストラで演奏することが多かったので、長いフレーズを人息で演奏するためには、あまり体力のない私は効率よく息を使える仕掛けにする必要がありました。

この頃、ゴンザレス社のGDというリードに出会い、しばらく使用していました。しかし、V12と併用して使用していました。



Gonzalez Reeds “GD” Model ゴンザレス Bbクラリネットリード GDモデル (2-1/4)

私は2と2分の1を使うことが多かったです。およそ、GDの2と2分の1がV12の3くらい、2と4分の3がV12の3半くらいのです。

今のリードとの出会い

仕事先でお世話になったメーカーの方からご紹介いただき、今使用しているダダリオ社のレゼルヴ クラシックに出会います。



D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5(10枚入) ファイルドカット DCT1035

私は3.5を使用しています。

今でこそ結構メジャーなリードになりましたが、私が使用し始めた頃は、先生方からは「葛島さんまた変わったリード使って〜〜」という感じでした。

レゼルヴ クラシックは質感的にはV 12に似ていて、厚さがしっくりくるのも気に入っているポイントです。

手持ちのリードの整理をした|クラリネット

こんばんは。クラリネットのクズシマです。

今日はリード整理をしました。
だいたいいつも50本弱を管理していて、
リードケースに入っているのが1軍
育て中、または育て終わった新しいリード
よくわからない2軍以下の練習用のリード

といった感じの分類でリードを持ち歩いています。

リードケースの中の整理

リードケースには1軍のリードが入っていて、仕事の時はその中から選んで吹くことが多いです。しかし、リードケースの中のリードを過信しすぎると痛い目にあいます‥‥。

いざというときに、本当に良いリードをすぐにリードケースから取り出して吹くためには、定期的にリードケースの中を整理する必要があるのです!

リードケースの中のリードは本番で使ったものもいくつかあるので、疲れ果てていて意外とよくなかった‥‥なんてこともよくあります。

今日はリードケースの中のリードをすべて吹いて、1軍にふさわしくないものは、リードケースから出し、最近育てたリードで1軍入りできそうなものを新たにリードケースに入れました。

新しいリードが全然1軍入りできなかった

今日は新しいリードから、新たに1軍入りできるものはたった2本でした。(約30本中)

私はダダリオのレゼルブクラシックの3.5を使用しています。
D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5(10枚入) ファイルドカット DCT1035


今日はなんだか重いと感じてしまったことが理由で、すぐ本番でも使うことができる1軍入りをすることができないものが多かったです。

雨のせいかな‥‥。それとも、最近変な力を抜いて楽に吹こうと意識しているから重いリードを求めなくなっているのかもしれないなぁ。

局所性ジストニア|不要不急の手術は延期になりました

私が東京女子医大で外来受診したのは2020年2月の半ば。
その頃は「院内でもマスクの着用は義務付けられております」の表示にピンときていないほど、こんな時代がやってくることを予期していなかった。

あれからみるみるイベントやコンサートは中止になった。手の症状の悪化により大変な演奏の仕事を控えて手術を待っているタイミングと、コロナウィルスの影響で仕事がないことが、うやむやになっていた。


コロナウィルスの影響で大切なコンサートやリサイタルが中止になっている音楽家の友達に紛れているような顔をしていたが、私にとって、もともと手術待ちの空白の期間だった。手術の延期によってその空白の期間が、延びようとしているようだ。

コロナウィルスの影響で約3ヶ月半、平先生の手術はストップしていたそうだ。そうですよね。私の手術は早くて年末。この後の東京の状態ではもっと先になるだろう。仕方ない。私が楽器を吹けなくても誰も死なない。

音楽家のジストニアの定位脳手術は整形手術に似ていると思う。本人にとっては大問題だ。でも他の人からしたら不要不急。諦めることに慣れすぎて、正直感情がない。

ジストニアの手術はもともと約半年待ちだった

私が手術を心に決め、紹介状を書いてもらい東京女子医大の平先生の外来を受信するまでに2ヶ月半。外来受診からおおよその手術予定日まで約4〜5ヶ月。

このような事態にならなくても、夏くらいまでは大きな演奏の仕事を引き受けることを控えていた。去年の12月から手術をすることは心に決めていた。

そんな感じで、やりがいのない人生の暇つぶしと将来の貯金作りのような気持ちでYouTubeをはじめた。ある程度熱中できて良い暇つぶしだし、「障害がある私にも、できることがまだあるのだ」と久しぶりに希望のようなものを感じたりもした。

健常者かと錯覚する日々だった

私の左手のジストニアの症状はごく一部のテクニックにしか支障をきたさない。しかし、例えばひとつのコンサートを引き受けたら、そのごく一部のテクニックは何度も登場する。

お金をいただいて、たくさんの方々を前にして仕事として演奏する以上、それをスルーすることは不可能。つまり、プロの仕事をプロとするのは難しい。

そして、左手の神経はイカれていても、私の耳は死んでいない。自分の意図しない音を出すのはかなり精神的に苦しいものがある。

ジストニア以前、私はオーケストラのエキストラの仕事や素晴らしい仲間と演奏することを生きがいにしていた。音楽をやっていて1番喜びを感じられる瞬間はアンサンブルで対話ができたときだと思っている。

残念ながらこの身体では叶わない。

自粛期間中の本番に向けるでもない気軽な練習はなんでも吹けると錯覚してしまう。実際にジストニアだから吹けないものばかりでもない。練習は必要。

でも、どれだけ積み上げても積み上がらない部分が私にはある。クラリネットを吹くのをやめたら、この音はなくなってしまう。でも、私にできることはごく限られている。

東京は今日も大変みたい。

こんな個人的な問題を解決する手術によって、他の人に迷惑はかけられないことは自覚している。限られたできることを粛々とおこない、淡々と生きるしかない。

今日はクラリネットが吹けない

こんにちはクラリネットのクズシマです。私はクラリネット奏者ですが、現在歯科矯正(外側ワイヤー)中です。

月に一度のメンテナンス後は歯が痛くてクラリネットが吹けない

歯科矯正は月に一度のメンテナンス(メンテナンスなんて言うと、聞こえが良いですが、歯のワイヤーを締め直す拷問のような辛い通院です‥‥)があり、その後は歯が動くので、豆腐しか食べられなくなるくらい歯が痛くなります。

クラリネットは上の歯をマウスピースにつけて吹くので、メンテナンス後は歯が痛すぎて2〜3日は痛いです。痛いのは我慢できても、うまく噛めなくて音程が下がったり、力が入らなさすぎて音色がぶよぶよになってしまいます。

無理して吹かないことにした

メンテナンス後はできるだけクラリネットを仕事を入れないように調節して、練習もあまりしないようにしています。無理して練習しても口の感覚が変わってしまって、実にならない練習‥‥とまではいかなくても練習の効率が悪いですし、何より結構辛いので無理しないようにしています。

少し前は、楽器を吹けない日はソワソワして落ち着かなかったり、楽器演奏が人生の軸になっている自分にとっては「意味のない1日を過ごしてしまった‥‥」なんてネガティブな気持ちになったりしていました。

しかし、最近は実際には楽器を吹いていない時間も有意義にポジティブに過ごせるようになりました。楽譜を読んだりして知識や思考を深めたり、動画の編集をしたりすることで、楽器を吹いていない時間も人生が前進していると感じることができるようになりました。

クラリネットを吹いていない時間も一歩ずつ前へ

「自分が音楽家として成長できたり、仕事の面で前進したりすることができるのは楽器を練習している時間だけではない」という気持ちになれたのは、私にとって大きな成長です。

きっかけは、病気でクラリネットを吹けなくなったことでした。

以前は、「練習をしてクラリネットが上手くなること=仕事が増える」という認識でした。演奏でご飯を食べれている私にとって、練習は生きるための行為でした。

しかし、病気になりその公式が通用しなくなってからは、様々な人生の価値の軸について考えました。

クラリネットを練習しても上手くなることが物理的に不可能だと感じていた時期、「人生が止まってしまった」と絶望していました。

しかし、毎日、朝起きて、ご飯を食べて、眠ってを繰り返していれば、絶望の気持ちは薄れてきます。忘れる能力は良くも悪くも人間の良いところなのではないかなと思っています。

ライティングや動画編集などを仕事にしたり、YouTubeで自分のコンテンツを作ることで、収入につながりますし、何より自分の言葉で何か発信することは人生が少しずつ前に前進しているような感覚を味わわせてくれました。(結果的に今は音楽活動にそれらのスキルが役に立っています)

それに、実際に音を紡いでいる時間以外にも、自分の中の音楽(感覚)は育ちます。練習フリークで、毎日狂ったように練習をしていた頃より、今は風通し良く音楽をすることができていると思います。

今は練習をすれば、少しずつ前へ進むことができるようになったと感じていますが、こんな練習できない日にも、一歩一歩前に進めるように生きていきたいなと思うのです。

歯科矯正とクラリネットに関するお悩み相談も受け付けています