2020年 4月 の投稿一覧

クラリネットをしばらく吹かないとどうなる?【楽器のブランク明けに気をつけたいこと】

クラリネットのブランクについてです。今、自宅で楽器演奏ができず、「このままずっと練習しなかったら、どうなっちゃうの‥‥?」と不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

1日練習しなければ自分に分かる。
2日練習しなければ批評家に分かる。
3日練習しなければ聴衆に分かる。

アルフレッド・コルトー(ピアニスト)

という名言を一度は聞いたことがあるかもしれません。

まぁ、クラシック奏者目線で言えばごもっともではありますが、長い人生の中でクラリネットを吹けなくなる時期もあるでしょう。それに、誰もが毎日クラリネットを練習できるわけではありません。

クラリネットはしばらく吹いていなくても、また吹けるようになります

大切なことは、ブランク明けの練習方法です。

ブランク明けは、練習の仕方に気をつければ、以前よりも上手くなれるチャンスです。
しかし、以前までの方法や間違った身体の使い方をしてしまうと、ブランクを乗り越えるのに必要以上に時間がかかってしまったり、身体を壊してしまったりするおそれがあります。

この記事は、私が経験したブランク明けの失敗や、困ったことなどをご紹介するとともに、失敗の体験から学ぶブランクの乗り越え方、ブランク明けの練習方法についてお伝えしていきます。

はじめてのクラリネットのブランク

私は中学生のときにクラリネットを初めて以来、約15年間クラリネットを1週間以上吹かなかったことはありませんでした。

しかし、クラリネット奏者として生活をしている最中、肋骨を3本折る怪我をしてしまい、2週間近く楽器を吹かないという体験を初めてしました。

楽器のブランクというものを初めて経験した私は、「また、練習すればすぐ吹けるようになるでしょ」と、自分を過信して、吹けるようになって2週間くらいで本番の予定を入れていました。

怪我が回復してからは、いつも通りに練習をし、本番に挑みました。

ブランク明けにクラリネットを練習したとき、はじめは少し息が続かなかったり疲れやすかったりしましたが、数日練習しただけで「もとに戻った」と感じることができました。

しかし、事件は本番のステージ上で起きました。

あれ?上手く吹けない?

某オーケストラのオーディション、演奏曲目はモーツァルトの「クラリネット協奏曲」もう何十回、人前で吹いたかどうかわからないくらい、頻繁に演奏する曲です。

クラリネットのソロに入ろうと息を吸ったときから、早くも身体に違和感を感じました。

「息の吸いが浅い」「いつもなら本番でちょうどいいくらいのリードが厚くて苦しい」「指がいうことをきかない」「息がもたない」

演奏中の私の頭の中はパニック状態でした。
確かに、練習期間は少なかったですが、「私なら本番では力を出せるだろう」と勝手にたかをくくっていました。

本番は大失敗。もちろん、オーディションに受かるはずもなく、「私はブランクを乗り越えていなかったんだ」とこの時点で気付くのでした。

なぜ失敗したか

約15年間クラリネットを休まず続けていた私は、自分の身体の状態を注意深く観察することを怠っていました。

クラリネットのブランク明けに練習するときも、自分の身体に少しの違和感を感じながらも、今まで通りの練習を続けていました。

もちろん、いろいろ奏法を研究したり、より良い音を出すためにはどんな風に吹いたら良いか考えたりする毎日ではありましたが、いろいろな技術は無意識でできていました。

楽器をもてば、深い呼吸をし長い時間息を吐き続け、楽譜に書いてある音を目で追うと同時にほぼ無意識で指は動きました。

しかし、クラリネットをしばらく吹かないと、それらの無意識でできていたことを身体が忘れてしまっているため、もう一度意識を持たないとできません

クラリネットをしばらく吹かないと、上手く吹けなくなっているのはあたり前のこと

過去の自分の失敗から、クラリネットのブランク明けの練習に大切なことは、力ずくでブランクを乗り越えようとしないことだということを感じました。

「息が持たない」「指が回らない」「アンブシュアがキープできない」

このように感じても、焦る必要はありません。ブランク明けは急成長していくので、今日よりも明日、明日よりも明後日のほうがクラリネットを上手にできるようになります。

クラリネットのブランク明けの練習方法

ブランク明けに難しい曲を無理やり吹こうとしたり、身体が悲鳴を上げているのに長時間練習したりすると、変な奏法のクセがついてしまい、後々苦労することになります。


自分にとっての正しい奏法を再確認すること
・自分の身体の状態をよく観察すること

以上のふたつのことに気をつけて練習をおこなっていけば、クラリネットのブランクを乗り越えられるどころか、以前までの自分の弱点や苦手なことを克服できることもできるでしょう。ブランク明けはとにかく謙虚な気持ちで練習のが良さそうです‥‥

自分にとっての正しい奏法を再確認すること

クラリネットのブランク明けは「前の自分に戻ろう」と思うのではなく、新しく「理想の演奏を目指そう」と考えると良いでしょう。

以前の自分の演奏は、自分の理想ですか?

せっかくクラリネットと距離を置いて、良いことも悪いこともリセットできたのですから、良いことは残しつつ、自分にとってのより正しい奏法を身につけていきましょう。正しい奏法は自由な演奏を叶えてくれます。

・呼吸法
・アンブシュア
・姿勢や構え方

など、自分がクラリネットで最大限のパフォーマンスできる奏法を考えて、それを実践してみましょう。以前までの、奏法で直したいことがあれば、ブランク明けはチャンスです。悪いクセとおさらばして、新しいより良い自分になるのに、ブランク明けは絶好の機会でしょう。

ロングトーンやスケールなどの、単純な練習のときに、奏法を意識的に改善していきましょう。

自分の身体の状態をよく観察すること

クラリネットのブランク明けに変なクセがついてしまわないように、注意深く練習を積み重ねていく必要があります。

自分の身体をよく観察してみてください。

「観察する」というのは、鏡を使って視覚的に見ることだけではありません。

・息を吸ったときの身体の動きかた
・ロングトーンをしているときのアンブシュアの状態
・難しいパッセージを吹くときの身体の使い方
・息が苦しいと思ったときの身体の状態
・緊張しているときの、自分の身体や心の変化

クラリネットを吹いている自分の状態をしっかり感じましょう。

なぜ、「観察すること」が必要かというと、クラリネットのブランク明けは無意識に身体に無理をさせてしまいがちだからです

正しくない方向へ力が入っていたり、無理な姿勢で演奏をしていたりすると、身体を壊す原因になりますし、楽器の上達の効率が悪いです。

練習をしていて「今、余計なところに力が入っているな」などと気づくことができたら、一度楽器を置いてストレッチをしてみるなどしてこれ以上無理を積み重ねることにストップをかけましょう。

クラリネットのブランク明けは自分の奏法を正しい方向へ導くチャンスです。
ロングトーンを多めにする、スケールをゆっくり吹いてみるといった自分の身体を観察しやすい練習を多めにおこなうようにしましょう。

自分にとっての正しい身体の使い方を無意識でもできるように、ブランク明けはこれまで以上に意識を張り巡らせて練習をおこないましょう。

音楽家が本気でYouTubeを始めるときに知っておきたかったこと【動画制作にかかる時間や費用、アクセス数】

去年末、2020年はYouTubeの年だーー!と各ビジネス界のカリスマたちが口をそろえて言うので、クラリネット奏者で音楽家の私もYouTubeを始めてみることにしました。


せっかくやるなら収益化を目指そう!と思い、本気ではじめることにしたのですが、これが意外と大変でした。

もしもタイムマシーンがあるのならば、YouTubeを始めたばかりの私に、やってみないとわからなかったYouTubeの大変さを教えてあげたいと思い、まとめてみました。

1.動画編集めちゃめちゃ時間かかる

私はクラリネットの上達方法のハウツー動画を発信するチャンネルを運営しているので、トークをする動画を中心に撮っています。しがないクラリネット奏者であり音楽家の私には、アドリブで説得力があって人に伝わる話をするスキルがないので、動画は全て原稿を書いて撮影をしています。

動画の構成を考える→原稿作成→撮影→編集→サムネイル作成→概要欄の作成

といった流れで動画を制作しています。初めてきちんと作ったこの動画は、上記の内容の作業に15時間以上かかりました。

音楽家としての生活を両立していくのであれば、練習時間や他の活動との兼ね合いが難しいところです。

音楽家が本気でYouTubeを始める前に、「何のためにYouTubeをやっているのか」ということを自分の中ではっきりさせておく必要があると思います。

ちなみに私は「誰かの勇気になりたい」という気持ちで動画やブログの発信を続けています。

毎週作って投稿している今(初めの動画から2ヶ月経過)でも、1本の動画にかかる時間は約8〜12時間くらいです。(構成・原稿作成約2〜3時間、撮影約1〜2時間、編集約5〜7時間)

2.必要なものを揃えるのに意外とお金がかかった

音楽家の私が本格的にYouTubeを始めようと思って買ったものを購入順にご紹介します。とりあえず初めてみて必要になったらその都度揃えていきました。動画制作が進むにつれ、やりたいことも増えていったので、機材を揃えるのに想像以上に費用がかかりました。

今のところYouTube動画制作のために購入したものの料金の合計は約7万円です。しがない音楽家からしたら決して少なくない額ですよね‥‥。もう簡単に投げ出したりできません。出費を重ねるごとに覚悟が決まっていきました。

ここでご紹介するものは、私が低収入の中で出費をする上で、どれもすごく考えて購入したものばかりなので、音楽家でYouTubeを始めたい方にはおすすめです!

スマホスタンド


三脚 スマホ三脚 リモコン付き ビデオカメラ 一眼レフカメラ ミニ三脚 さんきゃく 3WAY雲台 4段階伸縮 360回転 収納袋付きiPhone/Android スマホ等対応


今のところ映像は全てiPhoneで撮影しているのですが、とりあえず映像を撮るにはスタンドが必要でした。よくわからなかったのでぱっとみて1番安いものを買ったのですが、今の時点ではこれで不自由はありません。

動画編集ソフト

初めは、アップルの無料ソフト「iMovie」で編集していたのですが、普通の字幕を入れるのにこれでは不十分だったため、アップルの動画編集アプリ「Final Cut Pro」を購入しました。値段は34,800円でした。(2020年1月時点)

ちなみに、プロYouTuberの方はこの「Final Cut Pro」か、AdobeのPremiereのどちらかを使用している方がほとんどです。本当に動画編集でお仕事している方は、Adobeのほうが多いと思います。ですが私は前AdobeのIllustratorとPhotoshopを少し勉強していて全然使いこなせなかったトラウマ(?)から感覚で使いやすそうな「Final Cut Pro」を選んでしまいました。

iPhone外付けマイク

先ほどの「クラリネットのタンギング練習方法」の動画まではマイクなしでiPhoneのみで撮影していましたが、さすがに音楽家である私はマイクなしで音がバキバキに割れている動画をYouTubeにあげるのが心苦しくなり、iPhone外付けマイクを購入しました。


SHURE コンデンサーマイク MOTIVシリーズ MV88A iPhone iPad用 24bit/48kHz MV88A-A 【国内正規品】

多くの音楽家がそうであるように機械音痴の私でも簡単に使えて、尚且つ音が良いのですごく気に入っています。

「SHURE MV88」がいかに便利で素晴らしいかは、こちらの記事で熱量高めに語っています。もう似たようなマイクで少し価格を抑えたものもご紹介しています。

USB接続マイク

もともとは演奏動画をあげる予定はなく、ハウツー動画だけアップしていくつもりだったので、パソコンにマイクを繋ぐのは不要だと思っていました。しかし、だんだん「演奏してみた動画もあげたほうが良い」と思うようになり、GarageBandを使用するならパソコンへ接続可能なマイクが必要になりました。

生配信をするのにもパソコンにマイクの接続が必要だということにも、YouTubeを始めてしばらくしてから気付きました。(チャンネル登録1,000人以下の収益化できていないチャンネルはスマホから生配信ができないのです)

本来、パソコンにマイクを繋ぐには「オーディオインターフェース」を購入する必要があるのですが、難しいことがよくわからない、そして機械音痴の私には簡単につなげるUSB接続型のマイクを購入することにしました。


MAONO USBマイク コンデンサーマイク PC用マイク 192KHZ/24BIT マイクセット 高音質 単一指向性 アルミケース付き 録音 生放送 YOUTUBE ゲーム実況

パソコンに繋ぐマイクは急に必要になったので、高いものを買う勇気がなく、できるだけ安価なもので探しました。

とはいえ失敗はしたくないし、かといって自分では知識がなかったので、某オーディオメーカーに勤めているオーディオ系のオタクの友達に「できるだけ安くて質の良い音で撮れるマイク」教えて!とお願いして紹介してもらったこちらを購入。このマイクで録音した動画はこちら。

マイクスタンド

マイクスタンドは特にこだわりありませんが、上記のMANONONのコンデンサーマイクに使えて割と安価なこちらを購入しました。


créer マイクスタンド ブームとストレート2Way仕様 ケース付き 2020年改良版 (2kg/基本セット)

撮影用ライト(三脚付き)

生配信をしたときに、パソコンのカメラで自分を写すと暗すぎて大失敗だったのでこちらを購入。まだ入荷中で届いていません。楽しみ〜!
(私が購入したBelifu というショップのものは再入荷未定でアマゾンから消えていました‥‥)

なぜか有名YouTuberたちはこのライトを進めていました。私の購入したのはもう少し安い4,000円くらいでした。このような感じのお値打ちなライトはアマゾンで在庫切れ続出していました。(2020年4月21日時点)


Neewer カメラ写真ビデオ用照明セット 18インチ/48cm外部55W 5500K調光LEDリングライト、ライトスタンド、スマートフォン、Youtube、自撮り撮影などに使え

チャンネル登録者数1,000人ってすっごく大変

YouTubeに参入する人が増えている中、収益化に必要なチャンネル登録者数1,000人を越えるのはすっごく大変です。私なんてまだまだ約200名。

でも!知らない人に見てもらえるって素晴らしい

私はSEO(検索エンジンシステム)の(まだまだ勉強中の浅い)知識を駆使しまくっているので、チャンネル登録者数に比べて、インプレッション数(再生はされていないけどタイトルとサムネイルだけ人の目に触れた数)はボチボチ増えている感じです。

再生数が伸びている動画は2,000回近く見ていただいているので、「地方在住のしがない音楽家の私の動画がどなたかの役に立っているかもしれない」と考えたら嬉しいです。

この記事は過去の「YouTube始めるぞ!」と意気込んでいる私に向けて、現実をお伝えするコンセプトなので、恥ずかしいですがアクセス数も載せます、参考になさってください。ちなみに、これまでにハウツー動画8本更新、演奏動画約40本(きちんとしたのは3本、編集なしのエチュード動画などが約35本くらい)更新時点のものです。YouTube初更新から約3.5ヶ月。

ニッチなチャンネルは伸ばすのが大変

もちろん、YouTubeのアクセスが延びるかどうかは、動画の質や内容にかかっているのですが、「そもそも、クラリネットのYouTubeを日本語で見たい人はYouTubeユーザーの何%なんだ」ということも大きな問題でしょう。

演奏動画ならまだしも、私の日本語でクラリネットの上達云々を話す動画はなんて、とても狭くてニッチな分野です。動画を必要としている母数が小さすぎます。

ですが、クラリネットに興味がある方が関連動画などから私のチャンネルに飛んできてくれているのは確かです。これが「美容系の動画」など視聴者もチャンネルも多すぎる動画だったら相当高いクオリティのものや相当面白くない限り視聴してもらうのは難しいでしょう。ニッチな分野だからこそ、視聴者が集まっているというメリットも少なからずあるでしょう。

ある程度は先人の知恵や方法をなぞると良いかもしれませんが、独自の魅力がないと、このYouTube戦国時代に音楽家がYouTubeで注目されるのは難しいでしょう。

果たして私のチャンネルはいつ収益化できるのか??これからの経過報告もまたブログの方に書いていきます!凡人音楽家のYouTubeの成長の現実を赤裸々にお伝えしていきたいと思います。

アンチは意外とまだ少ない

YouTube始めたら、「ブスは黙ってろ」「音きったねー」「YouTuber音楽家なんて落ちこぼればっか」みたいなアンチコメントが殺到すると思っていました笑

まだ、あまり不快なコメントなどはきたことがないですが、低評価には少し凹みます。でも、アンチが少ないということは、視聴者が少ないということなので、「YouTubeはアンチが増えてからが本番!」だと思っています。

半端な気持ちじゃないので平気なんですけど、アンチコメントがきたらどう返信しようか迷う妄想をする日々です。笑

まとめ

・音楽家でYouTubeは始める人は個性出さないとアクセスを伸ばすのは厳しい。または素晴らしい演奏とSEOを駆使すれば◎
・動画編集などすごく時間かかるので、練習時間や他の活動との兼ね合いが難しい。(でも継続ってとても大切)
・初期費用が意外とかかった。もう後には引けません‥‥。
・ニッチな分野はチャンネルが伸びにくい。でもキーワード検索で人は集めやすい。どのくらいの母数の中でどのくらいの競合と闘う?かは考えた方が良さそう。

結論:クズシマのチャンネル、ぜひ応援お願いします!

クラリネット初心者こそエチュードを練習しよう【ランスロ26のエチュード】【グルーサン】

みなさんは、クラリネットの基礎練習では、どんな練習をおこなっていますか?「ロングトーン」「タンギング」「音階練習」が基本としてあげられるかと思うのですが、それに加えて「エチュード」を練習することもとても大切です。

エチュードとは?

エチュードとは「練習曲」のことです。合奏やアンサンブルなどの曲の練習をする前に、曲を練習する練習であるエチュードを吹くと、いいことがたくさんあります。

クラリネットの初心者がエチュードを練習するメリット

エチュードを練習するとクラリネットの上達の効率が良くなりますし、より確実なテクニックが自分のものになります。エチュードを練習すると具体的にどんなメリットがあるかというと。以下の通りです。

  1. 様々な種類のテクニックを集中的に練習できる
  2. 楽譜を読む力がつく
  3. 音楽的に演奏する力がつく

 1.様々な種類のテクニックを集中的に練習できる

エチュードは一曲一曲が「このテクニックを上達させてほしい」という狙いのもと、作曲されていることが多いです。
例えば、「この曲は、スタッカートを徹底して練習してほしい」「たっぷりとレガートで歌えるようになってほしい」といった、練習のときに意識すべきポイントが凝縮されていルノで、そのテクニックを集中的に上達させることができます。

楽譜を読む力がつく

吹奏楽部の生徒さんをレッスンしているときに特に思うのですが、楽譜を正確に読むことができていない人がとてもたくさんいます。

楽譜にはたくさんの情報がつまっています。音の高さとリズムだけではなく、テンポ、アーティキュレーション、表情記号などもきちんと読めていますか?

クラシック音楽において楽譜通りに演奏できることはとても大切なことです。大切なことは全て楽譜から読み取れると言ってしまっても過言ではないでしょう。楽譜を正確に読むことに慣れると、譜読みが途端に早くなります。エチュードは、楽譜を読む練習、また、楽譜にかいてあることを正確に演奏する練習にはうってつけです。

音楽的に演奏する力がつく

クラリネットを演奏する楽しみは、音楽を表現することができることだと私は思っています。楽譜に書いてあることが正確にできるようになったら、しっかり歌って演奏することを意識することが大切です。

フレーズのはじまりと終わりや、フレーズの山(1番盛り上がるところ)に注意して、機械的な演奏にならないように、楽しんでエチュードを演奏してみましょう。練習室の中で修行僧のように黙々と演奏するのではなく、人前で吹いていることを意識しながら練習するのがおすすめです。

クラリネット初心者におすすめのエチュード

「初心者だからエチュードを練習するのはまだ早いのではないでしょうか?」といった声を聞いたことがあります。答えは「いいえ」です。

なぜなら、初心者のころからやさしいエチュードを使って練習すると、楽譜を読んでそれを音にすることに慣れるので、曲を吹くときにスムーズになり、効率よく上達していくことができるからです。

クラリネットをはじめたばかりの方におすすめなのは、「グルーサン/クラリネット学習のための合理的原則」


グルーサン/クラリネット学習のための合理的原則

クラリネットを初めたばかりという方にはグルーサンの「クラリネット学習のための合理的原則」をおすすめします。ロングトーンやたったふたつの音の移行の練習から始まっているので、段階的にクラリネットの基礎の基礎を学ぶことができます。

私は吹奏楽部に途中入部をたため、同級生より数ヶ月遅れてクラリネットをはじめたので、はじめは合奏に入れず、一日中このグルーサンのエチュードを練習していました。全部練習しようと思うと、結構時間がかかるのですが、コツコツ練習するのが好きな人には向いていると思います。
クラリネットをはじめたばかりの人向けに、吹奏楽部がある学校に一冊は置いておいてほしいくらいです。

一度は吹きたいクラリネットのエチュード「ランスロ/26のエチュード」は初心者でも吹ける


ランスロ/26のエチュード / プリマ楽器

クラリネット吹きなら一度は通りたいエチュードは、J.ランスロの「26のエチュード」です。クラリネットの名プレイヤーであり、指導者としても素晴らしい功績を残したジャックランスロ による、初心者のためのエチュードです。

はじめは、2分音符中心で低い音域しか使わない曲ゆっくりとした曲から始まり、番号を重ねるごとに、音域広がり、調合が増え、早いテンポの曲が出てきたり、と段階的に難しくなっていきます。

J.ランスロの「26のエチュード」は旋律が美しいのも魅力のひとつで、演奏していて楽しいです。楽しみながら、テクニックが身につくので一石二鳥でしょう。
後半にいくにつれて、結構難しい曲もあるのですが、はじめのほうは、クラリネットをはじめた初心者の方でも演奏できます。クラリネットを初めて割と早い段階(数ヶ月〜半年くらい?)でこのエチュードに着手しても良いと思います。

もっと上達してきたら、ローズ32のエチュードにもチャレンジしてみましょう!

まとめ

ロングトーン、タンギング、スケールの練習にくわえて、エチュードの練習はとても大切です。なぜなら、エチュードを練習することは「曲を演奏する練習」として、曲を吹くときに大切なことをたくさん学ぶことができるからです。クラリネットの初心者の方も積極的にエチュードを練習しましょう。

集中的に一つのテクニックを上達させたり、楽譜を読み取る力がついたり、音楽的な表現力が身についたりと、エチュードを練習するといいことだらけで、効率良く上達することが可能になります。

クラリネット初心者におすすめのエチュードは、クラリネットをはじめたばかりの方には、「グルーサン」次の段階では「ランスロの26のエチュード」です。

クラリネットの「シのフラット」がきれいに吹けるようになる練習方法

クラリネットの「シのフラット」はきれいに出すのが難しいですよね。どうしても、音がこもってしまったり、雑音がたくさん入ってしまいがちです。

クラリネットの「シのフラット」は、ほかの鳴りやすい音と比べて、音が小さくなったり、音色がぼやけてしまわないように工夫して吹きましょう

このコラムでは、クラリネットの「シのフラット」をきれいに鳴らすには、どのようなことに気をつければ良いかを解説していきます。また、クラリネットの「シのフラット」を鳴らすコツや、「シのフラット」の音色向上のための練習方法をお伝えしていきます。

クラリネットの「シのフラット」がきれいに鳴らないのは仕方ない?

クラリネットの「シ」のフラットは楽器の構造上鳴りにくいです。クラリネット吹きからしたら、「シのフラットがきれいに出ないものだから、しかたないじゃん」と思ってしまうかもしれませんが、聴いている人や一緒にアンサンブルをしているほかの楽器の人にとっては、そんな事情は関係ありません。

それに、クラリネットの「シのフラット」がしっかり鳴らないと、メロディがつながらないので、不自然な聴こえになってしまいます。クラリネットの「シのフラット」はなんとかして、ほかの音との響きを揃えてかなければなりません。

クラリネットの「シのフラット」を鳴らすには?

クラリネットの「シのフラット」をきれいに出すには、ほかの音と、「音の響きを揃える」必要があります。いい音色であるひとつの条件として、音によって響きの大きさが変わらないこと、すなわち鳴りムラないことがあげられます。

「シのフラット」だけを吹いていても、自分の音の響きがいいのか悪いのか、判断しにくいかもしれません。いい音で吹いてくれるお手本の人が、隣にいて練習できたらいいのですが、ひとりで練習をするときはそうもいきません。

「シのフラット」の音色を良くしたいときは、音階練習やオクターブの練習など、他の音と絡めて一緒に鳴らして音色を良くしていく方向性で練習をおこなうと良いです。自分の鳴りやすい音をお手本にして、その音に響きや音色が揃うように練習していきます。

まずは音階を吹いてみよう

「シのフラット」が登場する音階、実音「Es dur」の音階、クラリネットでヘ長調の音階を吹いてみましょう。

楽譜(準備中)

音階を吹いたときに、「シのフラット」がほかの音と比べて、小さくなったり、曇った音色になっていないかよく聴いてみましょう。

クラリネットの「シのフラット」をきれいに鳴らすコツ

音階を吹いたときに「シのフラット」がきれいに吹けないという方は、以下の3つのことができているかチェックしてみましょう。

1.息のスピードは遅くないか
2.息がまとまっているか
3.アンブシュアの締め具合は適切か

1.息のスピードは遅くないか

息がしっかり入っていないと、特に「シのフラット」のように鳴りにくい音がきれいになりません。私自身、「シのフラット」を吹くときは、息のスピードを少し上げて、息を一歩前に出すようなイメージを持って吹いています。

2.息がまとまっているか

クラリネットの「シのフラット」は、音が効率よく鳴る的確なポイントに息を当てないと、きれいに鳴りません。そのため、方向性のはっきりしない「ぼやっとしたまとまりのない音」にならないように、唇や口周りの筋肉を使って息をまとめましょう。

3.アンブシュアの締め具合は適切か

アンブシュアの締め具合とは、主にリードへの圧力のかけ具合のことです。アンブシュアを締めすぎてしまうと、音がつぶれてします。しかし、アンブシュアが緩すぎると音がまとまらなくて、「シのフラット」のような音色がぼやけやすい音は、アンブシュアが緩いと、きれいに鳴らしにくいでしょう。

以上の3つのことに気をつけて、音に響きをつけることを意識して「シのフラット」の音を鳴らしていきましょう。

クラリネットの「シのフラット」を鳴らす練習

もういちど、先ほどの音階を吹いてみましょう。前後の音との響きが揃うように、自分の音をよく聴きながら演奏することが大切です。「シのフラットがきれいに鳴らないな」と思ったら、先ほどご紹介した3つのポイントを思い出してみてください。

楽譜準備中

「ファ」の音、「ソ」の音、「ラ」の音も楽器によっては響きかたにクセがあり、均等な響きで鳴らすことが難しい場合があります。すべての音が同じ響きの大きさで吹けているかどうか、注意深く聴きながら練習してみてください。

音階のほかにも、オクターブ練習、5度の練習を使ってクラリネットの「シのフラット」の響きを揃えていきましょう。

オクターブ練習(楽譜準備中)

基本的にはどの音を吹くときも息のスピードや量は一定で流れを変えないようにしましょう。鳴りづらい「シのフラット」を吹くときに、実際には少し息を多く入れることになるかもしれませんが、息の流れや(お腹などの)支えはキープしたままです。

レガートでつながっている前後の音との、「響きや音色」が揃っているかよく聴きながら自然な吹きかたで響きを揃えていく方向で、何度も練習しましょう。

5度の練習

まとめ

・クラリネットの「シのフラット」の音は鳴らしにくいですが、工夫をして鳴らす必要があります。
・「シのフラット」単体で練習をするのではなく、他の音と響きを揃える方向で練習をしていくことをおすすめします。
・クラリネットの「シのフラット」をきれいに出すコツは「息のスピードは遅くないか」「息がまとまっているか」「アンブシュアの締め具合は適切か」です。
・音階練習やオクターブ・5度の跳躍練習を使って、「シのフラット」が他の音に劣ることなく鳴らせるように練習していきましょう。

クラリネットの奏法などにお悩みの方へ向けて、オンラインのお悩み相談を行っております。楽器を吹かないオンラインお悩み相談は、通常のオンラインレッスンよりお値打ちになっております。単発でもOKです。

「レッスンに通うのは大変だけれど、疑問を解決したい」「インターネットで調べてもわからないことがある」「練習方法や曲を紹介してほしい」といった方には、おすすめです!もちろん通常のオンラインレッスンも受け付けております。詳細は以下のリンクに記載されておりますので、お気軽にご利用ください。

クラリネットオンラインレッスンを受講する流れ

クラリネットのオンラインレッスンを実際にしてみた感想

クラリネットのオンラインレッスンの生徒さんを募集したところ……。

なんと、新規の生徒さんからのお申し込みがありました!!!誰のレッスンを受けることもできるこの時代に私のレッスンを選んでくださってありがとうございます!!!!

クラリネットのオンラインレッスンは私もはじめての経験でしたので、実際にレッスンをした感想をまとめてみました。

「オンラインレッスンってどうなの?」と思う方が疑問に思いそうなことを、質問形式にして書いていきます!

アプリはなにを使うのが良いの?

私はZOOMを使用しましたが、スカイプ・LINE・Facetimeなど選択肢はさまざまです。
「ZOOMが1番音質や画質やタイムラグなどの点でいいよ〜」音楽家仲間から聞いていたのと、大手企業などビジネスのシーンでも使われていいることから、なんとなくZOOMを使用することにしました。

また、私はYouTubeやツイッターで見つけてくださった方へレッスンをしていきたいと考えているため、お互いがアプリ上で友達にならなくてもレッスンが可能なZOOMを選ぶことにしました。

レッスンをしてみて、実際に生徒さんが使いやすいアプリを取り入れることも必要かなと感じました。やはり「使いやすい、使い慣れているアプリが良い」という方も多いと思います。今はZOOMのみ使用としていましたが、今後ZOOM以外のアプリの需要があれば導入していきたいと思います。

オンラインレッスンでマイクは必要?

クラリネットでオンラインレッスンをするのであれば、講師側はマイクを準備したほうが良いでしょう。音が割れてしまうと、ニュアンスや音色を伝えられません。まずは安価なもので良いのでマイクはあると良いかなと思います。

私はクラリネットのオンラインレッスンをおこなうにあたってこちらのマイクを購入しました。(オーディオメーカーの勤務の友人に相談して購入しました)オンラインレッスンの他にも、生配信や簡単な宅録で活躍してくれそうです。
USBケーブルをそのまま、パソコンにさすだけで使用できるタイプなので、セッティングに時間がかからないですし、機械音痴の私でも簡単に使えてありがたいです!


MAONO USBマイク コンデンサーマイク PC用マイク 192KHZ/24BIT マイクセット 高音質 単一指向性 マイクスタンド付き 録音 生放送 YOUTUBE ゲーム実況

オンラインレッスンを実際にしてみて、気をつけたいと感じたこと

ZOOMではひとりが話している(演奏している)と、他の人の声や音は半ミュート状態になります。
対面でレッスンしている時は気にならないのですが、オンラインレッスンでは、お互いの話の「間」が取りづらいと感じました。同時に話してしまうと、レッスンが成り立ちませんので、話し始める時は手をあげたり、相手の話の間を対面のときより、注意深く感じとる必要性を感じました。

クラリネットのオンラインレッスンを受けるのに生徒側もマイクが必要?

オンラインレッスンを受けるにあたってマイクはあるに越したことはないです。
クラリネットなど管楽器は音が大きく、音域によって周波数が大きく異なるので、マイクがないと音が割れてしまいます。

しかし、オンラインレッスンを一時的な措置として捉えているのであれば、それだけのために買うのは少しもったいないですよね‥。講師側からは「マイク使った方が良いですよ〜」とは言えません。

ただ、マイクがあれば録音などもできるようになるので、できることが増えて楽しいです!(私はマイクを手に入れて毎日とても楽しいです〜!!)

生徒さんの環境に合わせて、できるだけ有意義なアドバイスをしていくのが講師側の使命かなと思います。ただ、生徒さんの側のオーディオ環境によって音の聞こえ方が大きく違うのは事実です。聞き取りづらい環境になればなるほどレッスンの難易度は上がり、集中力を要します‥‥!

オンラインでも信頼関係は作れる?

オンラインレッスンを開始して、新規の生徒さんを2名レッスンしました。

はじめは、(お互い)オンラインレッスン自体にも慣れていないし、操作や使用感にも慣れていなくて緊張してしまいました。(主に私が)

しかし、音や会話を重ねていくにつれて、対面でレッスンをしているのと同じように、関係性を作っていくことができたと思います。この点においては対面でもオンラインでも変わらないかなと私は思いました。

オンラインレッスンのデメリットは?

クラリネットのオンラインレッスンでは、マイク環境にもよりますが、やはり空気を感じることが困難です。緊張感、音色感、数値で表せない部分の音楽を聞き取る事が難しいです。ある程度音色は聴こえるものの、響きの大きさや、細かいノイズ、音の広がりを感じることはやはり困難でしょう。

オンラインレッスンを活用するには?

オンラインレッスンは気軽に受けることができるので、「奏法の相談をしたい」「定期的に演奏を聞いてもらって成長したい」「新しいことを知りたい」「練習の仕方を教えて欲しい」など、目的を持って受講すると、より有意義なものとなります。
今は対面のレッスンをおこなうことが困難な状況で、オンラインレッスンを行っています。しかし、今後も対面のレッスンと併用したり、レッスンを受けにいくのが大変という方に向けて気軽に相談できる場として利用していただいたり、それぞれにあった方法で活用していただけたら良いなと思います。

オンラインレッスンを重ねていって気づいたことを更新していきます!

【SHURE MV88】演奏動画用にiPhone外付けマイクが便利すぎる【比較動画あり】

クラリネット奏者のクズシマです。プロフィールはこちら

今年からYouTubeをはじめて、ぼちぼち自宅で演奏動画の撮影をしていました。

機械音痴の私が楽器演奏の録音用に選んだのは、iPhoneの外付けマイク【SHURE MV88】です!

これが思いのほか良かったので、ご紹介していきます!

ですが、機能的に足りないな…と感じたこともあったので、iPhoneの外付けマイク【SHURE MV88】のメリットデメリットあわせてお伝えしていきます!


SHURE コンデンサーマイク MOTIVシリーズ MV88A iPhone iPad用 24bit/48kHz MV88A-A 【国内正規品】

YouTuberへの第一歩‥‥?「マイクがない!」

「これからの時代はYouTubeだ!」と思い、まずはスマホのスタンドを買いました。(安いからね)


三脚 スマホ三脚 リモコン付き ビデオカメラ 一眼レフカメラ ミニ三脚 さんきゃく 3WAY雲台 4段階伸縮 360回転 収納袋付きiPhone/Android スマホ等対応

スマホスタンドは卓上用が多いですが、これは背が高くなるので、立って撮影する私にはとっても便利です。

iPhoneのカメラで動画撮影していたのですが、まずぶつかった壁が、

楽器の音が割れる!!!!

ということです。

楽器の音はiPhoneでそのまま録音すると割れてしまいます。
オーケストラのリハーサルを録音していて割れていなかったのは、距離が遠かったからですね‥‥。家でiPhoneの前で演奏したものは、ほぼバキバキの音質です。

こちらの動画はiPhoneだけで撮影したものです。

音が割れているところをカバーするために、編集アプリで加工したりしているのですが、やはり高い音は割れていますし、不自然な加工のせいで音に立体感がなくなってしまっていますね…。

この動画を撮ったあとに、演奏動画を撮っていくなら、マイクが必要だ!!!!と気づきます(やっと)

演奏動画を撮るならマイクは必須

YouTube撮影は映像はとりあえずiPhoneのカメラでも充分です。ですが、楽器演奏をする音楽系の人であればマイクは必須です!!

私がマイクを探すときには、以下の条件のものを探していました。
・値段が高すぎない
・でもこの先も使える
・楽器演奏に向いている
・簡単に使える

「機械音痴だからマイクのつなぎ方とかよくわからない」「セッティングに時間をかけたくない」「とにかくすぐに使いはじめられるようなマイクが欲しい!」と思い、演奏動画用にはiPhoneの外付けマイクを選ぶことにしました!

楽器演奏の録音用にiPhone外付けマイクである「SHURE MV88」を購入した理由は、「とにかく簡単に使いたかったから」です。

「SHURE MV88」は、機械音痴の私でもすぐに使いこなせるようになりました。iPhoneのを充電するところに直接さすだけで、すぐにマイクの機能を果たしてくれます。簡単!!!!

そして、ケーブルなどが不要なので、持ち運びが便利です。リハーサルやコンサートの録音にも活用できるのが、iPhone外付けマイク「SHURE MV88」の魅力です。

SHURE MV 88を使用とマイクなしでの比較動画

iPhone外付けマイクの種類

iPhone外付けマイク、すなわち3.5mmジャック(イヤホンジャック)が廃止されたiPhone7以降のものに接続できるマイク(Lightning接続用マイク)をご紹介していきます。

私が購入したのは、「SHURE MV88」ですが、似たようなスペックで、比較的価格が安いものに「ZOOM iQ7」があります。


ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7

「ZOOM iQ7」は、なんと言ってもコスパが良いのが魅力でしょう。いろいろ調べてレビューも読みましたが、1万円以下でiPhone外付けマイクを購入したいならこちら一択でしょう。

「SHURE MV88」は接続部分が短くて、iPhoneケースを外さないと、繋げられませんが、「ZOOM iQ7」のほうは、「SHURE MV88」に比べて少し接続部分が長いので、ケースを外さなくても良い(ケースの種類にもよりますが)のも魅力です。

こちらの記事でiPhone外付けマイクについて詳しく解説されています。わかりやすい!

演奏録音用でiPhone直付け(Lightning接続)のマイクなら、信頼度から言っても「SHURE MV88」か「ZOOM iQ7」かどちらかかなと思います。

ふたつを比較している動画を見つけました。

SHURE MV88を買ってよかった5つの理由

「SHURE MV88」を買って良かったことはたくさんあります。気軽に高音質な楽器録音ができるのは本当に便利です!!!

1.専用アプリで簡単にセットアップできる

SHUREの専用アプリで、指向性の選択やステレオ幅の調整などが簡単にできます。アプリを使うことで高音質な楽器録音をiPhoneだけで完結させることができます。

2.ケースが小さいのに頑丈で、持ち運び便利

このケースが小さいのに結構硬くて頑丈です。カバンの中や楽器ケースのポケットにも安心して入れられるので、気軽に持ち運びできます。

3.風よけが良いを仕事してくれる

外での撮影や息の音で雑音が入らないように、風よけがもともとついています。取り外し可能で、ケースに入れるときはまたつけて戻しています。

風よけをつけた状態

4.マイクの角度を変えられる

マイクの首を動かして角度を変えることができるので、他方向の音の録音が可能です。iPhoneに正面向きでソロでクラリネットの演奏するときは90度曲げて、こちらに向けると良いです。

5.なにより簡単に使える!

「SHURE MV88」はiPhoneにブスッとだけ!!セッティングに時間がかからないので、すぐに使いはじめられて、ほぼ毎日使っています。
「SHURE MV88」を買ってから、演奏動画の録音・撮影がより楽しくなりました。リハーサルの録音をしたいときなどにも、すぐに準備できるので簡単に高音質録音ができて便利です。

6.楽器演奏録音にも充分な音質

iPhone外付けマイク「SHURE MV88 」は楽器録音やクリエイターのことを考えられて作られているので、演奏動画撮影に耐えうる高音質な録音が可能になります。有名クラシック奏者も録音に使用しているのをTwitterで見かけました。

iPhone外付けマイクSHURE MV88にできないこと

YouTubeをはじめて勢いづいた私は、「生配信をしよう!」と思い立ちました。YouTubeのチャンネル登録者数1000人以下で収益化できていない私はパソコンでしかYouTube配信ができません。
「あれ?パソコンに繋ぐマイクが‥‥」

パソコンには繋げない

私の使用しているタイプの「SHURE MV88」はiPhone7以降のものに接続できる、Lightning接続専用のマイクなので、iPhone以外には使用できません。

iPhoneではケーブルのイヤホンや充電器と同時に使用できない

充電器とイヤホンをさすところに「SHURE MV88」をさして録音をおこなうので、充電しながらの録音やワイヤーイヤホンを使用しながらの録音ができません。

実際に不便だったのが、iPhoneのGarageBandアプリで録音をしていて、音を重ねるときにイヤホンがさせなかったことです。ワイヤレスイヤホンはGarageBandでは時差が出てしまうので不便です。

また、動画撮影をしていると充電が減りやすいので、撮影中に充電がなくなってしまったことがあるのですが、充電がある程度溜まるまで撮影を再開できず、困りました。

私は、現時点で「SHURE MV88」しかマイクを持っていないので、ZOOMでのレッスンでは、パソコンとiPhoneの両方でログインしています。
パソコンは聴く&見る専用でハウリング防止のために音はミュート、iPhoneは出力専用として使用しています。生徒さんに向けてのカメラが2箇所になるのは良いかもしれませんが、無駄に面倒です!(後日パソコン用のマイクを別に購入しました)

オンラインレッスンや生配信でも使用するなら「SHURE MV88+ビデオキット」がおすすめ

「とりあえずiPhone外付けマイクが欲しいけれど、パソコンにもつなげる可能性があるかもしれない‥」という方には「SHURE MV88 +ビデオキット」がおすすめです。

この商品は、iPhoneに外付けできるLightning接続とパソコンで使えるUSB接続の両方が可能です。iPhone外付けマイクだけの「SHURE MV88」より値が張りますが、iPhoneとパソコンの両方に接続できることを考えると、コスパは悪くないでしょう。


SHURE MV88+ ビデオキット : ステレオコンデンサーマイク iOS Android ライブストリーミング/クリエイター/ビデオグラファー【国内正規品】

まとめ

・iPhoneの外付けマイク【SHURE MV88】は楽器演奏の録音にも十分なスペックです。
・iPhoneにさすだけで、高音質な楽器録音ができてしまうので、とても便利です。
・ケーブル不要で、ケースもしっかりしていて持ち運びやすいので、リハーサルやコンサート・ライブ録音などにも活用できます。
・生配信やオンラインレッスンなど、ワイヤーイヤホンを同時に使ったり、パソコンにつなげることができないので、注意しましょう。
・iPhoneとパソコンの両方で使用したい場合は、【SHURE MV88プラスビデオキット】がおすすめです。


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クラリネットオンラインレッスンを受講する流れ

クラリネットのクズシマです。(プロフィールはこちら
私のクラリネットオンラインレッスンのお申し込みから、受講の流れをご説明します!

1.メールにてお申し込み

公式サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

メールに載せていただく内容

①お名前
②ご希望のレッスンプラン
③ご希望のレッスン時間(45分2,500円or60分3,000円)
④ご希望のレッスン日や時間帯(のちほどメールでご相談させていただき決定しますので、希望を伝えていただけるとスムーズです)
⑤ご希望の決済方法

⑤決済方法の種類については、parpay 、銀行振込がございます。

24時間以内に返信を送らせていただきます

メールをいただいたら、24時間以内に返信させていただきます。
ご希望のレッスン日時の中からレッスン時間のご相談をさせていただきます。ご希望の時間に添えず、こちらから別の日程を提案させていただくこともあります。申し訳ありませんが、ご了承ください。

レッスン確定メールとお支払いについて

時間が決まったらメールの件名に【レッスン確定メール】と記入されたメールをお送りします。

レッスン確定メールには
・レッスン日時
・レッスン料金
・決済方法ごとの決済先
・ZOOMミーティングID、パスワード

以上のことが記載さてれているかご確認ください。レッスン日時にお間違いがないか再度ご確認ください

レッスン料金のお支払いについて

レッスン確定メールに決済のIDやQRコード、口座番号を載せさせていただきます。お手数おかけいたしますが、レッスン日までにお支払いください。(レッスン前にお支払いいただいてももちろん構いません)

ZOOM情報

また、オンラインレッスンで使用するZoom
・ミーティングID
・パスワード
をお送りしますので、そちらを使ってレッスンの時間になりましたら、入室してください。


【参考リンク】ズームミーティングに参加する方法

レッスンの前に準備していただくもの

レッスンを時間通りにスムーズにおこなうために、以下の準備をお願いいたします。

Zoomのダウンロード

事前にZoomのダウンロードをお願いいたします。レッスン開始時間にはミーティングIDにログイン完了している状態になるようご協力ください。Zoomのダウンロードは以下のURLからも可能です。

パソコン
https://zoom.us/support/download

Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=us.zoom.videomeetings&hl=ja

iOS
https://apps.apple.com/jp/app/zoom-cloud-meetings/id546505307

レッスンで使用する楽譜をお送りください

レッスンで使用する楽譜をお送りいただけるとレッスンがスムーズになります。PDFファイルでの準備が難しい方は、スマホで撮影した写真でも構いませんので事前にメールでお送りください。
(今後、ZOOMの画面共有で上手くできるよう検討していきます)

レッスン開始!

レッスンの時間になりましたら、いよいよレッスン開始です。Zoomのミーティングルームに入室してください。時間通りにレッスンが開始できるようご協力お願いします

インターネット環境が整っているところでレッスンを受講することをおすすめします。回線が不安定だと、せっかくのレッスンの時間が無駄になってしまうおそれがあります。

万が一、回線にトラブルがあったときに、連絡が取り合えるよう、すぐにメールでご連絡を取り合える状態にしていただくことをおすすめします。回線などにトラブルがあったときは、メールでやりとりさせていただきます。

ご不明点などございましたら、お気軽にメールにてお問い合わせください。

以下の記事で、オンラインレッスンについてわかりやすくまとめてあります。よろしければ、併せてお読みください。

クラリネットのオンラインレッスンを受けるに必要なものとは

クラリネットのクズシマです。
ずっとやろうやろうと思っていたのに先延ばしにしていた「クラリネットのオンラインレッスン」を思い切って始めてみることにしました!

オンラインレッスンって、私も初めての経験ですし、初めて受けられる方も多いと思います。オンライレッスンを受けるにあたって「何を準備したら良いのか」「対面のレッスンとの料金の違い」「受けるときの注意点」などを、調べたり考えたりしたことを、まとめてみました。

現在、新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、音楽活動や、部活動、市民バンド、習い事さまざまな制限がある中でお過ごしの方が多くいらっしゃると思います。本番がなくなってしまったり、部活動でみんなで練習できなくなってしまったりと、残念な思いをしている方もいらっしゃるでしょう。

ですが、こんな機会だからこそ、クラリネットの腕を磨き、またコンサートができるようになったときに、もう一段階魅力的な演奏ができるようにするための、成長のための時間を過ごしませんか。

ピンチはチャンス!

私自身も、この事態で仕事は激減して、もちろん収入も激減。予定は狂いまくりで、先を考えれば不安だらけですが、少し良いこともありました。
時間ができた分、普段やらないことを調べて実践してみたり、いろいろな曲を演奏してみたり、YouTubeを一生懸命やるようになったりしました。オンラインレッスンもその一つです。

ビジネス書の中の誰か言うように「人はピンチになったときに、チャンスを掴むのかもしれない」そんな風に感じています。

クラリネットを練習・演奏する環境が変わってしまった今は、これから、より充実したクラリネット人生を送るにあたって逆にチャンスかもしれません。

「練習方法を見直してみる」「普段はできなかったエチュードを練習してみる」「お気に入りの曲を吹いてみる」「自分の音を録音してみる」「本を読んでみる」視点を変えざるを得ない状況で、新たな価値観や気付きが見えてくるでしょう。

ピンチのときに、落胆しまう人、逆境を乗り越えようと必死にあがいて成長する人、あなたはどちらの自分になりたいですか?
少しの想像力と行動で、人はなりたい自分になれると私は思っています。

自宅で音が出せない方のためのプランも作りました

とはいえ、普段クラリネットを練習している場所が使えなくなってしまったり、学校でしかクラリネットが吹けなかったり、自宅では演奏が不可能な方も多くいらっしゃると思います。
クラリネットが大好きで、上手くなりたいという気持ちを持っているのに、演奏できない時間が長く続くのは辛いですよね。

普通のオンラインレッスンの他に、そんな方にもご活用いただける、お悩み相談のプランを作りました。

【オンラインクラリネットお悩み相談】(楽器演奏なし)


・練習できない時間がある中で、どんな風にクラリネットと向き合えば良いのか
・社会人でクラリネット練習ができる時間が短いが、どのように時間を使えば良いか
・これまで放置していたクラリネットの奏法の疑問を解決したい
・楽譜の読み方を教えて欲しい

などなど、クラリネットや音楽のことについてなんでも相談にのらせていただきます。

また、具体的な奏法や練習方法の相談だけでなく、「クラリネットとの付き合い方」など、クラリネット共により良い人生にするためのサポートもさせていただくことができます。

「クラリネットのレッスンを受けてみたいけれど、どんなことを準備して良いかわからない」「クラリネットのレッスンの先生の探し方がわからない」「クラリネットを何年もやっているけれど、今さら人には聞けない悩みがある」「まずは、クズシマさんがどんなもんなのか試してみたい」という方におすすめです!

1回ずつ、約束して決めるレッスンですので、継続の必要はありません。あくまでも、普段の練習の補助、レッスンのセカンドオピニオンみたいな位置付けとしてご活用いただければと思います。

クラリネットオンラインレッスンの料金について

私のクラリネットオンラインレッスンの料金は、

通常オンラインレッスン:30分2,000円、45分2,500円、60分3,000円

オンラインお悩み相談(楽器演奏なし):30分3,000円、60分3,000円

となっております。お好きなプランと時間を選んでいただき、1回ずつ予約する形になります。日時はメールでご相談させていただく形になりますので、ご都合の良い時間に受講可能です。

お申し込みはツイッターのダイレクトメール、またはメール(ツイッターのプロフィール欄YouTubeチャンネルの概要欄にアドレス記載してあります)からよろしくお願いします!

ちなみに私の対面の個人レッスン料金は、1時間5,000円(部屋代込)です。オンラインレッスンは通常のレッスンより大幅に安価な料金になっています。

気軽に受けることができますので、通常のレッスンの補助的な意味合いで利用するのも良いですし、グループレッスンは受けているけれど、個人的にもレッスンを受けてみようか検討しているという方など、幅広い目的でご利用いただけます。

オンラインレッスンを受ける前に

オンラインレッスンに準備するものや、オンラインレッスンを受けるにあたっての心がまえなどについてお伝えしていきます。

オンラインレッスンのために準備するもの

オンラインレッスンを受けるには、以下の準備をお願いします。

【通常オンラインレッスン&お悩み相談共通】
・ネット環境
・スマホまたはパソコン
・イヤホン
・ZOOMアプリ、またはインターネットからアクセス

以上です!
ビデオ通話でレッスンをおこなうので、ZOOMという会議用アプリ(スカイプみたいなものです)をダウンロードだけいただきます。他には特別な用意がなくてもオンラインレッスンは気軽に受けることができます。

ZOOMの使い方はこちらの公式サイトでわかりやすく解説されています。https://zoomy.info/manuals/what_is_zoom/

マイクがあればより良いですが、必須ではないので、なくても問題ありません。スマホを使用される方は、スマホを立てかけるスタンドなどがあると便利です。

【通常オンラインレッスンの方のみ準備するもの】
・楽器
・楽器を演奏できる環境(屋外などは雑音が入るので望ましくないかもしれません)
・練習している曲の楽譜

楽譜を事前に共有していただけると、レッスンがスムーズにいきます。事前のメールでのやりとりの際にレッスン曲をお伺いしますので、対応をお願いするかもしれません。

オンラインレッスンの料金の支払い方法

私のオンラインレッスンの決済方法は、以下の方法になります。
・銀行振り込み
・PayPay
・LINE Pay

オンラインレッスンを受けるときの注意点

オンラインレッスンでは、対面レッスンと何が違うのか考えてみました。オンラインレッスンを受ける上で注意することをご紹介していきます。

ネット環境の良い場所で

ネット環境が悪いと、通話がブチブチと切れてしまいます。レッスンの進行の妨げになり、せっかくのレッスン時間が削られてしまいます。できるだけネット環境の良いところでの受講を心がけましょう。Wi-Fiがなくても、4G回線でも可能です。5時間で1ギガくらい使用するそうです。

はっきり伝える

オンラインレッスンでは、「空気感」や「間合い」などが伝わりづらいので、講師ははっきりと端的に、アドバイスをすることを気をつけています。受講者の方も、質問や疑問、レッスンを受ける目的をはっきり伝えられるようにしておくと、レッスンがスムーズに進みやすいです。

レッスンをしてみて、他にも注意点が見つかれば更新していきますね!

クラリネットの高音がうまく吹けないときの対処方法

クラリネットは音域が広い楽器なので、低い音から高い音までを吹きこなせるようになる必要があります。中でも、多くの人が苦労するのは高音のコントロールでしょう。

「高音がうまく当たらない」「高音になると音程が低くなってしまう」「高音の音の出だしがうまくいかない」といったクラリネットの高音に関する悩みをお持ちの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

クラリネットの高音をきれいに出すには、
・息のスピード
・息の向き
・アンブシュアの圧力のかけ具合
がポイントとなってきます。順番に解説してきます。

動画でも解説しています

息のスピードが遅いと高音は出ない

クラリネットを吹くときに息のスピードが遅いと高音は上手く当たりません。ある程度スピードのある息を吹きはじめから出せるようにすることが大切です。

ストローのような細いところに息を入れるイメージで、勢いのある息を楽器に入れましょう。ホースの水の勢いをよくしたいときに、ホースの口を摘んで細くするように、勢いのある息を送りこむためには、息の通り道はせまくする必要があります。唇の筋肉を使って息をまとめるイメージで、また、口の中はせまく保ちましょう。

以上のことは、高い音を吹くとき意外にも、クラリネットの音をコントロールする上で大切なことなで覚えておくと良いでしょう。

クラリネットの高音を出すときは息の向きが1番のポイント

クラリネットは音域ごとに息を自由自在にコントロールできるようになると、安定した音が出せるようになります。

息が適切な場所に入っていないと、音が当たりませんが、クラリネットは音があたっていなくても、なんとなく音が出てしまいます。しかし、それは音色が良い音とは言えないでしょう。良い音やコントロール自在な音は必ずと言って良いほど、適切な場所に息が当たっています。

息の向きをコントロールすることによって、しっかり当たっている、(バッチリ決まっている音)を出しましょう。

クラリネットで高音を吹くときの息の向き

クラリネットで高音を出すときは、息のスピードに加えて、息の向きが大切です。クラリネットで高音を吹くときの息の向きは上向きを意識しましょう。

「上向きの息」というのは少し過剰な表現かもしれませんが、息が下向きにならないように気をつけることは必須です。息が下向きになっているとクラリネットで高音は出ません。

「楽器にしっかり息を入れましょう」と言われて、管体に息を吹き込もうとして、息が下向きになると、高音が出ないだけでなく、ボワッとした広がったような音になってしまいます。

クラリネットを吹くとき、息をリード側ではなく、マウスピース側に吹きつけるようにしましょう。音が高くなればなるほど、息の向きは上向きを意識してみてください。管体側ではなく、まっすぐ前に息を出すようなイメージです。

音が高くなればなるほど息を上に引き上げて、息が落ちてこないようにしましょう。声で高い音を出すときのように、口の中の舌の位置を変えることで、息の向きが変わります。

息の向きを適切な方向にするためには、楽器の角度も少し関係してくるかもしれません。自分にとっての1番息が入りやすい角度を見つけられると良いです。

自由に息の向きを動かせるようになる練習

低いド(実音♭B)の運指でまずは、ド、そして指はそのまま、レジスターキーをおさえずに、1オクターブ半上のソ。次に、高いミ、そして高いラを、息を当てる位置(息の向き)を変えて出してみましょう。
高い音になるときに、リードをおさえつけすぎない(噛みすぎない)ように注意しましょう。

これが自由自在にできるようになると、息の向きのコントロールを自由自在に操れるようになり、高音が出しやすくなります。ぜひ試してみてください。

クラリネットの高音とアンブシュアの関係

クラリネットのアンブシュアは基本的にはどんな音を出すときも、変わりません。しかし、「アンブシュアのしめ具合」は音域によって変わってくるでしょう。

アンブシュアのしめ具合とは

アンブシュアの締め具合とは、言い換えるとリードへの圧力のかけ具合のことです。クラリネットのアンブシュアは基本的に噛みすぎない(圧力をかけすぎない)ことが大切です。しかし、クラリネットを吹くとき、下唇である程度リードに圧力をかけて演奏をしていることは事実です。

クラリネットで高音を出すときは、低い音域の音を吹いているときより、少し多めにリードに圧力をかけることになります。自分の音をよく聴いて、音が「閉まっている(詰まっている)」状態にならないように気をつけましょう。

噛むことと、筋肉を集めることは別

アンブシュアを噛みすぎてしまう人は、息が足りなかったり、口周りの筋力が弱かったりすることが多いです。噛みすぎアンブシュアは異常に音程が高くなったり、響きのない音になったりする原因となるのでよくありません。

圧力をかけるということは、「ある程度噛むこと」と「口周りの筋肉でアンブシュアを包むこと」のふたつを意味します。噛むことを意識しなければいけない人はあまりいないと思います。それよりも口周りの筋肉をしっかり働かせることを意識しましょう。

「高い音のときは圧力をかける!」と意識しすぎてしまうと、しめつけすぎになったり、噛みすぎたりしてしまうと思います。意識の仕方としては、「下唇でしっかり息を支える」というイメージが良いでしょう。

また、口の周りの筋肉はしっかりと真ん中に寄せ、マウスピースを唇で包んでください。下唇だけでなく、口の横や上唇の筋肉もしっかり意識して、細くスピードのある息を支えましょう。

息のスピード×息の向き×アンブシュアのしめ具合のバランスが大切

クラリネットで高音を出すには、これまでにご紹介してきた
・息のスピード
・息の向き
・アンブシュアのしめ具合
のバランス感が大切です。特にアンブシュアのしめ具合などは目に見えないので、自分の音を聴いて判断するしかありません。高音を吹いていて、あまりにも口が痛くなるようでしたら、それはアンブシュアを噛みすぎ、かもしれません。

高音をコントロールできないという方はこれらのどれかがうまい具合にできていない可能性が高いです。高音を出すときに、必要以上の力みは必要ありません。これらの3つを見直し、日々の練習から高音を取り入れて、吹き慣れるようにしましょう。

まとめ

クラリネットの高音がうまく出ないという方は、
・息のスピード
・息の向き
・アンブシュアのしめ具合
以上の3つのうちのどれかがうまくいっていない可能性が高いです。

息のスピードは速く、息の向きはまっすぐ前(意識は上向き!)、アンブシュアは少し圧力はかけるものの噛みすぎないように気をつけて、口周りの筋肉をしっかり使いましょう。
普段の基礎練習から、上第二線の♭Bより高い音も吹くようにして、高い音も吹きなれておきましょう。