上手くなる人がクラリネットのロングトーン練習で必ず意識していること

クラリネットのロングトーン練習をするときは、あることを意識しないと、意味のない練習時間を過ごすことになってしまいます。
それは、ロングトーンをしているときに「自分の音を注意深く聴くこと」です。

単純な練習だからこそ、奥深いロングトーン。無意識のまま音を伸ばしているだけでは上手くなりません。

このコラムでは、上手くなる人がロングトーンのときに必ず意識していることを詳しく解説していきます。後半では、具体的なロングトーンの練習方法についても楽譜付きでご紹介していきます。

このコラムを最後まで読んで、ロングトーン練習のときに実践すれば、明日からどんどんクラリネットが上手くなりますよ!

ロングトーンとは

ロングトーンとは、音を長く伸ばす基礎練習のことです。

クラリネットなどの管楽器は音作りが大切です。
いい音を作るにあたって必要な、「しっかりとした息づかい」「アンブシュアの安定」「正しい音程をとる」といったことを実現するために、クラリネットのロングトーンは必須の練習です。

ロングトーンは音を伸ばすだけの単純な練習のようで、とても奥深いのです。
上手くなる人はみんな、日々のロングトーンの練習を積み重ねています

クラリネットでロングトーンの練習をする目的

なぜ、クラリネットでロングトーン練習をしていますか?

「みんながしているから」「ロングトーンをすれば上手くなると言われたから」と、なんとなくロングトーンを練習に取り入れているようでしたら、極論ですがロングトーンをする必要はないと思います。

「誰かから言われた」などといった、「受け身の練習」ではいつまでたってもクラリネットは上達しません
上手くなる人はみんな、「なぜこの練習をするのか」という目的をもって練習しています

ロングトーンは単純な練習だからこそ、自分の音に耳を傾けることができます。「どんな音になりたいのか」を思い描き、「なんのためにロングトーンをするのか」という目的をもってロングトーンをしましょう。

ここからはクラリネットでロングトーン練習をすると、どんな良いことがあるか、「ロングトーンをする目的」の部分について詳しく解説していきます。

クラリネットでロングトーンをするメリット

クラリネットの上達のために、ロングトーンをするメリットはたくさんあります。
ロングトーン自体は単純な練習なので、基礎的な奏法を体に覚えさせることにとても効果的です。
ロングトーン練習でクラリネットが上手くなる理由をひとつひとつ詳しく解説していきます。

・ウォーミングアップになる

1日の練習のはじめにはロングトーンから始めることをおすすめします。
多くのプロの人も、クラリネットを吹くときに、まずはロングトーンの練習からはじめています。
ロングトーンはクラリネットを演奏するにあたって、もっとも基礎の部分にあたる練習だからです。
タンギング練習も音階練習も、曲を吹くのにも、ロングトーンで作られた息が基本にあって成り立つものなのです。

・息が長く持つようになる

クラリネットを演奏するならば、できるだけ長い時間息を吐けるようになることが理想ですよね。
息が続かないと、曲の途中の変な場所でブレスを吸わなければならないため、フレーズが途切れてしまいます。

ロングトーンの練習を重ねていくことによって、長く息を伸ばすことに身体が慣れて、どんどん長く音を伸ばせるようになっていきます。

また、ロングトーンをするときに、たくさん息を吸うことを意識できると、吸える息の量もだんだん増えてきます。
息をたくさん吸えるということは、息をたくさん吐けるということに直結してきますので、「息をたくさん吸えるようになる」ことも、ひとつの目標として毎日のロングトーンをしましょう。

・安定した息を作れる

クラリネットできれいな音色を出すには「安定した息」が必須です。クラリネットだけでなく、管楽器の演奏において、息を自由自在にコントロールできる人が楽器をコントロールできる人と言っても良いでしょう。

初心者の人はまず、音のはじめからおわりまで、一定のスピードの息を吐けるように意識しながらロングトーンを行いましょう。クラリネットを吹くときの息は、スピードの速い息です。

ロウソクを吹き消すような勢いのある息を、一定のスピードで楽器に入れられるようになると、音が安定してきます。

・自分の音をよく聴く練習になる

自分の音をよく聴きながら練習をしないと、クラリネットはまったくと言って良いほど上達しません。

例えば、目をつぶったまま絵を描いても自分の作品が良いのか悪いのか判断できないですよね。大袈裟かもしれませんが、自分の音を聴かないということは目をつぶって絵を描くようなものです。

とはいえ、まったく自分の音を聴いていない人はほどんどいないと思います。しかし、自分の音をしっかり聴けていない人はたくさんいると思います。
もっともっと自分が出している音を注意深く聴いてみましょう

練習をするときは、できるだけ静かな場所で自分の音が聴こえるような環境で練習するのが理想です。しかし、部活などで練習をするときは大人数の中で個人練習をせざるをえないときもありますよね。
そんなときにも、クラリネットのロングトーン練習をするときに、最低限これだけは意識してほしいポイントを次の章で解説していきます

クラリネットでロングトーンをする時に気をつけること

これからご紹介していくことは、ロングトーンのときだけでなく、クラリネットを演奏する上でいつも大切なことです。
ロングトーンは単純な練習だからこそ、細かいところにまで意識を持っていきやすいので、基礎的なことを習得するにはぴったりの練習方法です。

クラリネットを吹くために大切な基礎テクニックはロングトーンで習得しましょう!

息が安定しているかどうか

クラリネットが上手な人は、息のコントロール力が優れています。
ロングトーンのときに、音の初めから終わりまで、まっすぐ安定した息を吹き込むことを意識しましょう。

初心者の人に多いのが、吹きはじめに息がしっかり入っていないことです。クラリネットを吹くときは、音の出始めからスピードの速い息をいれるようにしましょう。そして、そのスピードの速い息を最後まで持続しましょう。お腹の支えを意識すると息がしっかり支えやすくなります。

アンブシュアが動いていないか

アンブシュアとはクラリネットを吹くときの口の形のことです。クラリネットを吹くときに安定したアンブシュアはすごく大切です。

ロングトーンをするときこそ、アンブシュアが安定しているか確認しながら練習しましょう。
ロングトーンのときにアンブシュアが動いてしまう人は、必ずと言って良いほど、タンギング練習をしているときも曲を吹いているときもアンブシュアが動いてしまっています。

単純なロングトーンの練習のときに、安定したアンブシュアづくりをしておかないと、複雑なテクニックが必要になったときに、たくさん意識なければいけないことがある中で、アンブシュアを修正することに意識を持っていくことはとても大変です。

アンブシュアに自信がない人はロングトーンのときは鏡を見ながら練習することをおすすめします。

アンブシュアがある程度できている人でも、音の出だしのときにアンブシュアが動いてしまっている人がたくさんいるように思います。

クラリネットで音を出すのに必要なのは息のスピードです。口周りの筋肉は安定させるために使ったとしても、音を出すときに噛みすぎてしまったり、アゴが動いてしまったりしまわないようにしましょう。

音の出だしはきれいかどうか

音の出だしがはっきりしなかったり、反対に音の出だしだけ強くなったりしてはいけません。基本的にロングトーンのときの出だしはまっすぐの音で出られるようにしましょう。
音を出し始めるときに、アンブシュアが安定していなかったり、息がしっかり入っていなかったりするとまっすぐに出ることができません。アンブシュアを確認して、はじめからスピードの速い息をいれると出だしが上手くいきますよ!

音のはじめは軽く「トゥ」と言ってリードに舌をついてください。「トゥー」と言うのと同時にしっかりとした息を吐けるようになるときれいな音の出だしが作れます。

音の終わりの処理は不自然ではないか

ロングトーンのときの音の終わりの処理も大切です。ロングトーンの音の終わりは最後まで音量はキープしつつも、「ぶちっ」といきなり切れないようにしましょう。だからと言って音の終わりに向けてだんだん弱くなってしまうのもよくありません。音が切れるときに少し余韻が残るで程度が理想です。

ロングトーンをしないとどうなるか

私は過去にクラリネットを練習しなかった時期がいちどだけありました。吹いたとしても曲を少し吹くだけで、一定の時期、ロングトーンをまったくしていませんでした。

ロングトーンをしないことで、以下の変化がありました。
・息が持たなくなる
・息が不安定になる
・アンブシュアが保てなくなる

以上の状態になった結果として、不安定な音になったり、響きを上手く作れなくなったりします。

ロングトーンは効率の良い練習

時間がないときでも、短時間で良いのでロングトーンをすることをおすすめします。ロングトーンをしないと、吹きかたや音の響かせかたがおかしくなっていても気づけないおそれがあります。

例えば、1日に15分しかクラリネットの練習ができないときでも、そのうちの5分はロングトーンの練習に使うことをおすすめします。
そのたった5分が、あなたのクラリネットの技術を維持する大切な時間になります。維持どころか上達につながる時間にもなるかもしれません。

なぜなら、クラリネットでロングトーンをしている時間は自分の音を集中して聴くことができるからです。
自分の音を聴きながら演奏する時間を積み重ねていけば、少しずつでも確実に上手くなっていきます!

実践!クラリネットのロングトーンの練習方法

ここからは、実践編です。
初心者から上級者まで、どなたでも役に立つ基本のロングトーンの練習方法や、ロングトーンの応用練習までお伝えしていきます。

基本のロングトーン(楽譜解説付き)

・メトロノームを4分音符=60で鳴らしましょう。

たくさん息を吸ってください
8拍のばします
息をたくさん使って、クラリネットをしっかり響かせて鳴らしましょう!初めから終わりまで同じ強さでのばしてください。音の強さは、楽に鳴らせる「メゾフォルテ」くらいではなく、「フォルテ」くらいのつもりでしっかり大きめに鳴らしましょう

4拍お休み。次に吹く音のイメージを作りましょう。お休みの最後の1拍間をかけてたくさん息を吸います。(1拍で吸わなければいけない決まりはないので、2拍かけてゆっくり吸っても良いです。)

以上の繰り返しです。
ロングトーンは毎回すべての音でおこなうようにしましょう!

♭Bの音階ばかりでロングトーンをしている人がいたら、今日からはすべての音でロングトーンをすることをおすすめします。

曲にはさまざまな調がありますし、クラリネットは音によって鳴りやすい音と鳴りにくい音があるので、すべての音をきれいに出すには、すベての音のロングトーンが必須です!

下は最低音の「ミ」から、上は、ある程度初心者でなくなってきたら、高い「ソ」の音くらいまではロングトーンするようにしてください。

よく、「高音がきれいに出ません」というお悩み相談をいただくのですが、その答えは簡単です。「高い音を吹き慣れていないからです。」

金管楽器のハイトーンと違って、クラリネットの高音はコツを掴めば、誰でも出ます。普段から高い音を苦手だと思わず、鳴らしておくようにしましょう。

クラリネットの半音階でのロングトーン

メトロノームの60という数字はあくまでも目安であるので、余裕を持って8拍のばす事ができるようになったら、テンポをゆっくりにしたり、拍数を8拍より長くしてみたりしてください。

応用編のロングトーン

クラリネットで基本のロングトーンができるようになったら、ぜひ応用編にもチャレンジしてみましょう!

基本のロングトーンでは、強さは「フォルテ」くらいでしたが、さまざまな強弱でロングトーンをしてみましょう。強い音のときと、弱い音のときでは、体の使いかたが異なります。
ダイナミクスレンジ(強い音や弱い音の振れ幅)を広げるためにも、どんな強さの音でも良い音色で音を出せるようになるためにも、ロングトーンはさまざまな強弱で練習しましょう!

【応用ロングトーン 例1】「ピアノ」でロングトーン。

弱い音のときでも、息をたくさん使い、豊かな音色をイメージしてクラリネットを響かせてロングトーン しましょう。
発音にもよく気をつかってください。飛び出てもいけませんし、どこからが出だしなのか分からないようなはじまりでもいけません。「ここから出るぞ!」と狙ったタイミングでまっすぐ出られるように意識してください。

【応用ロングトーン 例2】クレッシェンドとデクレッシェンドのロングトーン】

「ピアニッシモ」から「フォルティッシモ」までクレッシェンドとでクレッシェンドをするロングトーンをしてみましょう!

この楽譜のように、はじめは「ピアニッシモ」で出て、4拍かけて「フォルティッシモ」までクレッシェンドし、また4拍かけて出だしの「ピアニッシモ」までデクレッシェンドしてください。

クレッシェンドをするときもデクレッシェンドするときも、お腹でしっかりと支えて、力任せになったり、支えがない音になったりしないようにしましょう。

1番強いところと1番弱いところの差がしっかりつくようにしましょう。慣れてきた人は音程のキープも意識して練習してみてください。

クレッシェンドとデクレッシェンドのロングトーンは難しいですが、クラリネットの上達にとても効果的な練習です。
このように息を動かす練習は柔軟な音色づくりに大いに役立つからです。また、クラリネットの奏法が間違っていたり、変なリードですと、上手く強弱をつけられませんので、自分の状態を確認する手がかりとなる練習でもあります。

まとめ

クラリネットでロングトーンをするときは、自分の音をよく聴きましょう。
「どんな音を目指すのか」という目的をもって練習することが大切です。

ロングトーンの練習では意識するべきことがたくさんあります。例えば以下のことです。
・息のコントロール
・発音(音の出だし)
・音の処理(音の終わりかた)
・アンブシュアの確認

正しい奏法を理解して、毎日きちんと自分の音を聴きながらロングトーンをしていたら少しずつでも確実にクラリネットが上手くなっていきます。
明日からのロングトーン練習に、ぜひこのコラムで学んだことを生かしてみてください!

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これって割れてる?クラリネットのひび割れとは

クラリネットは、管体のひび割れを起こしてしまうことがあることをご存知ですか?
クラリネットの管体は木でできていますので、温度差や湿度変化によって“ひび割れ”を起こすことがあります。

クラリネットのひび割れを防ぐには温度差や湿度差に気をつけましょう!

クラリネットはいちど割れてしまうと、どんどん割れが広がって、修理に高額な費用がかかってしまったり、ひどい場合は修理不可能な状態になってしまったりするおそれがあります。

このコラムでは、
クラリネットのひび割れを見分ける方法割れを防ぐ方法
クラリネットがひび割れを起こしてしまったらどうしたら良いのかをお伝えしていきます!

クラリネットのひび割れを見分ける方法

まずはお手持ちのクラリネットが割れていないかどうか、確認してみましょう。

クラリネットはひび割れするとどうなるのか」「クラリネットはどこの場所がひび割れしやすいのか」を詳しくお伝えしていきます!

クラリネットの木目とひび割れの区別

クラリネットにはもともと、縦線の木目が入っています。
この木目とひび割れは、とても似ているので判別が難しいでしょう。

例外もありますが、クラリネットのひび割れと木目の区別は以下のような違いがあります。

木目
・うっすらとした浅い縦線。
・線は管体の途中から始まり、途中で切れている。

【ひび割れ】
・木目のような縦線がトーンホールまでつながっている。または、管体の上部か下部のコルクとの境目までつながっている。
・線は深めで、はっきりとしていることが多い。

クラリネットのひび割れが起こるのはほとんどが上管

クラリネットの管体割れを起こす場所のほとんどが、上管です。
この理由は、のちほどクラリネットがひび割れする原因と共にご説明します。


クラリネットの上管の中でも特にひび割れを起こしやすい場所は、
・「ラ」のキーのあたり
・上管のサイドのキーの一番上のタンポの周り
・上管の一番上の黒い部分と金属のリングの境目

などが挙げられます。ご自身のクラリネットがひび割れしていないかチェックしてみてください!
万が一、クラリネットのひび割れを発見したら、いち早く修理に出す必要があります。クラリネットのひび割れを見逃さないように楽器の状態は定期的に点検するようにしましょう。

割れているかどうかわからないときは

クラリネットがひび割れしているかどうかを自分で判断できないときは、楽器屋さんなど修理のプロに聞くのが1番です。

クラリネットのひび割れは、初めは自分でも気づかないくらい小さな変化であることが多いです。割れが進行してしまうと、大規模な修理が必要になってしまって

クラリネットを健康に維持するためには、定期的な点検と修理が必要です。

クラリネットがひび割れしてしまったら

クラリネットのひび割れを発見したら、すぐに修理に出しましょう。
クラリネットのいちど割れてしまった場所は、またたく間に割れが広がってしまいますので、いち早く対処することをおすすめします。
クラリネットのひび割れを起こしてしまったときにどうしたら良いかお伝えしていきます。

クラリネットのひび割れはプロに頼もう

クラリネットの割れは楽器修理のプロに直してもらいましょう。自分で接着剤などで対処する人もいるようですが、あまりおすすめできません。クラリネットの管体は音色を作るひとつの大切な場所ですので、専門技術を持った人にしっかり直してもらうのが良いです。

もしすぐに修理に出せない場合は、それまでその楽器を使用するのをやめた方が良いです。いちど割れてしまったところは、楽器を使用しているとどんどん広がっていくおそれがあります。修理に出せるまで、代わりの楽器を使用するなどしてしのぎましょう。

クラリネットのひび割れはいち早く治さないと大変なことに‥‥

クラリネットがひび割れしていたら、見て見ぬふりをしては絶対にいけません。
放置した結果、割れが広がってしまうと、ひどい場合は修理不可能になって管体を交換しなければならない事態になることもあります。

クラリネットのひび割れの修理は、「◯センチにつき〇〇円」などと、センチ単位で料金が変わってくることも多いです。割れが広がると修理の費用が高額になってしまします。

クラリネットのひび割れは完全には治らない?

クラリネットのひび割れ修理は、割れてしまったところを埋めるために接着剤や同じ材質の木の粉を使います。
楽器屋さんなどで割れの修理は可能ですが、割れている箇所を埋めているのであって完全に元通りになっている訳ではありません。
とはいえ、クラリネットのひび割れの修理をしてもらうと、まるで元通りのようにきれいに仕上げてもらえます。

クラリネットがひび割れする3つの原因と対策

クラリネットを割らないためには、クラリネットの管体が嫌う3つの刺激を避けるようにしましょう。

クラリネットの管体が嫌うのは、
温度差」「湿度差」「」です!
以上の3つのことを避けるためにどんなことをしたら良いのかご紹介していきます。

1.クラリネットは温めてから吹こう!

クラリネットは冬場に割れやすいというのを聞いたことがあるのではないでしょうか?

クラリネットは管体の内側と外側の温度差が大きいと割れやすくなります。
冬場は管体の外の温度が下がりますよね。そこへ暖かい息をいきなり入れてしまうと、管体の内側の温度が上がり、外側との温度差に楽器がびっくりしてしまうことによって、割れてしまうことがあります。

管体の内側と外側の温度差を減らすために、クラリネットを吹く前は楽器の外側を温めてから吹きましょう!

クラリネットの正しい温め方

よく、音を出す前に、楽器の中に息を「フ〜」っと入れて温めている人を見ます。これはクラリネットのひび割れを防ぐには効果がまったくありません。

クラリネット割らないようにするためには、楽器に息を吹き込む前に、楽器の外側を温める必要があります。
理由は、先ほど述べたように、クラリネットのひび割れは管体の内側と外側の温度差からくるからです。

楽器を吹く前に、手で管体(黒い木の部分)を温めてあげてください

手が冷えているときは、カイロなどで手を温めてから楽器を触るようにすると良いです。間違ってもカイロを直接管体に当てたり、暖房器具で楽器を温めたりしてはいけません。

冷えている楽器が急に温まると、ひび割れの原因となります!
人肌くらいの温度で少しずつ温めるようにしましょう

2.スワブをマメに通そう!

クラリネットの管体に水が溜まったまま放置していると、木(管体)が水分を吸って湿度が高い状態になります。
その後、吹き終わったあとの乾燥した状態になったときに、木が大きな湿度差を感じると、割れにつながります。

みなさん、スワブはどのくらいの頻度で通していますか?
クラリネットのスワブは10分に1回くらいの頻度で通すように心がけましょう!合奏中やレッスンの最中でも、吹いていない時間を見つけては、マメに通すべきです。

スワブを通さないと、クラリネットの内側に水滴が溜まってきますよね。水分の放置はクラリネットに大きな負荷を与えてしまいます。木の劣化を早める原因にもなりますので、とにかくスワブはマメに通すように意識しましょう!

3.クラリネットが風にあたるのはNG!

あまり知られていないかもしれませんが、クラリネットは風の刺激にも弱いです。湿度変化に弱い話にも通じますが、乾燥したエアコンの風がクラリネットに直接あたると割れを引き起こすおそれがあります。

冷房・暖房ともにエアコンの風邪はクラリネットには大敵です。部屋の中でも、エアコンが直接あたるような場所や、夏場の扇風機の風は避けるようにしましょう。

外の風を避けるために、外や廊下を移動するときは、クロスで楽器を覆うことをおすすめします。楽器を吹いていないときは、こまめにケースにしまう癖をつけてると良いです。

クラリネットは繊細で刺激に弱いです。大切な楽器を割らないためにも、以上のことをしっかりと心がけましょう。

まとめ

・クラリネットのひび割れは上管に起こりやすい
・割れを引き起こすのは温度差や湿度差、風の刺激。
・割れを防ぐには、「冬場は楽器の外側を温めてから吹く」「スワブはマメに通す」「風に当たらないようにする」などの対策が有効。

宴会コンパニオン必須のデュエットソング定番10曲

宴会コンパニオンとして働いていて、「一緒にデュエット歌おうよ!」と言われたときに、昭和のデュエットソングを1、2曲歌えるようにしておくと、きっとお客様を喜ばせることができますよ!

2次会ではカラオケがあることが多いですよねそんなときに使える、宴会コンパニオン必須のデュエットソングの定番をこの中から覚えておきましょう。こちらでご紹介する10曲は大定番なので、カラオケに慣れている方ならきっとどの曲も歌えると思います。

スナックや宴会コンパニオンで働き始めた方は、こちらの10曲の中で歌えそうな曲を自分の持ち曲として持っておくと良いですよ!

また、若い男性で「デュエットソングなんて知らないけど、仕事相手と飲みに行くときに覚えておいた方が良いかも‥‥」という方にも役に立つ10曲となっています!

1. 居酒屋

五木ひろし&木の実ナナ「居酒屋」(1982)は、平成の著作権使用料トップ2位というくらい、カラオケでよく歌われるデュエットソングです。
昭和のデュエットソングの王道と言ったらこの曲ではないでしょうか。覚えておいて間違いはありません!

2.愛が生まれた日

藤谷美和子&大内義昭「愛が生まれた日」(1994)は、意外にも昭和ではなく平成の曲ですね。幅広い年代の方が知っているデュエット定番曲ですので、1曲覚えるのならば、この曲はおすすめです!

3.ロンリーチャップリン

鈴木望美withラッツ&スター「ロンリーチャップリン」(1987)もデュエットソングの大定番です。
カッコいい感じの曲調で、割と歌いやすい曲です。しっとりとした曲を歌い上げるのが苦手な方は、この曲を元気に歌って場を盛り上げましょう!

4.銀座の恋の物語


石原裕次郎&牧村旬子「銀座の恋の物語」(1961)は、通称「銀恋(ぎんこい)」は当時大ヒットした曲で、同名の映画の主題歌にもなりました。70代以上の方が好む渋いナンバーです。昭和のデュエットソングの定番と言えばこれ!という方も多いでしょう。

5.忘れていいの-愛の幕切れ-

小川知子&谷村新司「忘れていいの」(1984)は、男女の別れを歌った寂しい曲です。色っぽい歌い方が求められます。
また、曲の終盤で、女性の胸元に男性が手を入れるという演出が有名な曲ですので要注意です!

6.3年目の浮気

ヒロシ&キーボー「3年目の浮気」(1982)は軽快なテンポに乗って男女の掛け合いが楽しいデュエットソングです。
セリフ風の歌いまわしは、可愛く歌っちゃってください!

7.北空港

浜圭介&桂銀淑「北空港」(1987)は、「夜の札幌〜」と女性から演歌調に歌い出す、いかにも昭和のデュエットソングらしい曲です。
二人で声を揃えて「北空港〜♪」としっとり歌い上げてください。

8.ふたりの大阪

都はるみ&宮崎雅「ふたりの大阪」(1981)は、大阪を歌ったデュエットソングの代表でしょう。都はるみさんの素晴らしい歌い回しを真似したいですね。
“新地のクラブ”にいるような気分で盛り上がって見てはいかがでしょうか。

9.もしかしてPARTII


小林幸子&美樹克彦「もしかしてPARTII」は、女性が男性に嫉妬をするという可愛らしい曲です。
歌い出しの「もしかして、もしかして」というところが印象的です。曲調は軽快で、歌いやすいデュエットソングとなっています。

10.アマン

菅原洋一&シルヴィア「アマン」(1982)は、「もう二度と、アマン‥」と女性のセクシーな歌い出しから始まります。
昭和のロマンの香りがプンプンする曲です。女性が可愛いセクシーな感じで歌えるので、個人的にはおすすめな昭和のデュエットソングです。

まとめ

宴会コンパニオン必須のデュエットソングの定番10曲をご紹介してきました。どれも、歌っていて楽しい曲だと思います!男女のデュエット曲はたくさんありますが、定番ご紹介してきた10曲はどれをとっても大定番曲ですので、好きなものを覚えて歌ってみると良いでしょう。

こちらのアルバムはこれまでにご紹介してきた昭和のデュエットソング10曲がすべて収録されているほかにも、デュエットの名曲が多数入っています。
デュエット曲をマスターしたい方にはおすすめの一枚です。


決定盤 デュエット大ヒットのすべて

センター試験5割でも大丈夫?国公立の音大受験のセンター試験の割合

国公立音大の受験は、センター試験を受けることが必須です。
しかし、一般の国公立大学に比べるとセンター試験の割合は低く、実技試験などの個別試験の点数の方が重視されます。

なんと実際の合格者の中には、「センター5割でも合格した」という人もいました‥‥。

実技の練習に加えて、副科のピアノの練習やソルフェージュ、楽典の勉強など、音大受験生は大忙しです。センター試験の勉強は効率よくおこないたいと思いますよね。

国公立の音大受験に合格するには、センター試験の点数はどのくらい必要なのか、各大学別のセンター試験の重要度についてもお伝えしていきます。

国公立音大受験のセンター試験の重要度

国公立音大の試験では、実技試験などの個別試験が重視される傾向にあります。

一般的な国公立大学の受験では、センター試験のあとに2次試験を受けて合格発表になりますが、国公立音大の試験は2次試験が2〜3回あります。

各国公立大学ともに、ひとつの試験に合格しなければ次の試験に進めず、センター試験の成績が反映されるのは、最終試験の判定のみです。

つまり、実技の1次試験に合格しなければ、センター試験でどれだけ良い点をとっても水の泡ということです。

日本の国公立音大はたった4つ

日本の国公立の音大は4校です。

・東京藝術大学
・愛知県立芸術大学
・京都市立芸術大学
・沖縄県立芸術大学

各大学によって、試験の内容が異なるのはもちろん、センター試験の点数の割合も変わってきます。
大学別に、全体の点数とセンター試験の点数の割合を見ていきましょう。

大学別、センター試験の重要度

東京藝術大学

東京藝術大学の試験は、センター試験ののちに、実技試験が数回あります。(専攻によって異なるが2〜3回、楽理科と音楽環境創造科は例外。)

それぞれの試験は前の試験に合格した人のみ次の試験を受けることができ、最終試験の後の合否判定のときにのみ、センター試験の点数が反映されます。

最終合格発表の判定に、センター試験の点数が何割反映されるのかははっきりとは発表されていません。

以下、公式サイトからの引用です。

“入学者の選抜は大学入試センター試験及び本学が実施する個別学力検査、実技検査、小論文、面接並びに出身学校長から提出された調査書の各資料を総合して判定する。”(東京藝術大学2020年度入学者選抜要項より)

愛知県立芸術大学

愛知県立芸術大学の試験は、センター試験の後に2回実技試験があり、2回の実技試験に合格した人が最終試験に進むことができます。

最終試験の後の合否判定のときにのみ、センター試験の点数が反映されます。

愛知県立芸術大学も、東京芸大と同様に、最終合格発表の判定に、センター試験の点数が何割反映されるのかははっきりとは発表されていません。

以下公式サイトからの引用です。

“専門実技試験の結果に加え、音楽の基礎能力試験と大学入試センター試験の結果を総合して判定します”(愛知県立芸術大学入学者選抜に関する要項)

京都市立芸術大学

京都市立芸術大学の試験は、センター試験の後に実技試験があり、それに合格した人が最終試験に進むことができます。

京都市立芸術大学の最終合格発表の判定は、実技などの個別試験の点数が1300点満点、センター試験の点数が600点満点で計算されます。
センター試験の点数の割合は全体の24%、2.4割となります。
(音楽学専攻はセンター試験の割合が32%、3.2割)

沖縄県立芸術大学

沖縄県立芸術大学の試験は、センター試験の後に実技試験があり、それに合格した人が最終試験に進むことができます。

沖縄県立芸術大学の最終合格発表の判定は、実技などの個別試験の点数が700点満点、センター試験の点数が300点満点で計算されます。
センター試験の点数の割合は全体の30%、3割となります。
(音楽文化はセンター試験の割合が40%、4割)

国公立音大受験はセンター5割でも合格?

国公立音大は、どこも比較的レベルが高く、難関です。
実技の練習に時間をかけたい音大受験性にとって、センター試験の勉強ばかりに時間をかけていられないと思いますよね。

しかし、せっかく実技で良い点数を取っていたのに、センター試験の成績のせいで不合格になってしまうなんてことは絶対避けたいものです。

大学によりますが、センター試験の成績は6〜7割を取っていれば十分でしょう。
もちろん、良い点数を取るに越したことはありません。ですが、音大受験生に取って一番大切なのは専攻実技の試験の準備です。

万が一、センターが5割だったという方も、十分挽回のチャンスがあります。
実際にセンター5割で国公立音大に合格している人は(多くはないかもしれませんが)さほど珍しくありません。

まとめ

国公立音大の受験においてセンター試験の重要度はあまり高くありません。しかし、各大学の最低限の点数は取れるように準備をしておきたいものです。

大学によっては、合格判定にセンター試験の点数がどのくらいの割合で反映されているか公開していないところもあります。

年によっても受験の情報は変わってきますので、詳しくは各大学の公式サイトから募集要項などを参照ください。

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感想(1件)

普通科高校から現役で音大合格をした私がひと月にかかっていた音大受験のレッスン料

音大受験は、なにかとお金がかかると聞きますよね。

音大を受験するには、専攻楽器の個人レッスンにくわえ、副科ピアノのレッスンソルフェージュのレッスンも必要です。

音大受験のレッスン料は、習う先生や住んでいる場所によって、かかる費用が変わってきます

筆者は普通科の高校出身でしたので、学校とは関係なく自分で個人レッスンに通って、公立の音大に現役で合格しました。

お金のことはなかなか人に聞きづらい、という方も多いかもしれません。

そんな方のために、このコラムでは筆者が音大受験の際に実際にかかっていたレッスン料を赤裸々にお伝えしていきます。

これから音大を受験したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

音大受験のレッスン料

音大受験のためのレッスンは専攻楽器のレッスンだけではありません
音楽科高校に通っていない人は、副科ピアノのレッスン(専攻がピアノでない場合)やソルフェージュのレッスンも必要となってきます。

専攻楽器のレッスン料

楽器のレッスン料は、先生によって異なります。

良い先生のレッスン料が高くて、そうでない先生が安いとは限りません。

「人による」としか言いようがありませんが、音大で教えている先生のレッスン料の相場は、1レッスン約1万円〜2万でしょう。

高校入学からずっと習っていた地元の先生(A先生としましょう)のレッスン料は、1レッスン5,000円でした。

A先生のレッスンに加えて、高校3年生の夏以降は受験したい音大で教えていらっしゃる先生(B先生としましょう)のレッスンに通っていました。B先生のレッスン代は、1レッスン1万円でした。

B先生のレッスンを受けていた人たちは、「B先生のレッスンが1レッスン1万円というのは好意的な料金」と言っていたので、音大の教授レベルの先生にしてはレッスン料が1万円というのは高くない料金ということだったのでしょう。

私は地方に住んでいたので、受験までの期間、B先生のレッスンい通うために新幹線で関東まで通っていました。学割を使っても往復の交通費は約2万円かかっていました。

A先生のレッスン月2回×5,000円=10,000円
B先生のレッスン月1回×10,000円=20,000円
B先生のところへ通うための交通費=約20,000円

受験直前の半年は、専攻のレッスン料だけでひと月に5万円かかっていました。

副課ピアノ、ソルフェージュのレッスン料

私は普通科高校に通っていたので、ピアノやソルフェージュのレッスンも個人で習いに行っていました。

高校2年生までは、子供のときから習っていたピアノ教室でピアノを習い、ソルフェージュは独学で勉強していました。

しかし、「絶対音大に現役で合格したい」と思ったので、大学で教えていらっしゃる先生を紹介していただきました。

その先生は、ピアノもソルフェージュも教えていらっしゃったので、その両方のレッスンをお願いしていました。

1レッスン1時間で、30分ずつピアノとソルフェージュのレッスンをしていただいて、レッスン料は5,000円でした。

月に4回通っていたので、副科ピアノとソルフェージュのレッスン料はひと月に2万円かかっていました。

まとめ

普通科高校に通いながら音大受験を受験するには、
・専攻楽器のレッスン
・副科ピアノのレッスン
・ソルフェージュのレッスン
に通う必要があります。
それぞれ、習う先生によってレッスン料は変わってきますが、すべて合わせると、ひと月に5万円くらいはかかってくることが多いでしょう。

地方在住の方は、有名な先生に習おうとするとレッスン料に加えて、交通費もかかってきます。

音楽大学を受験するには、音楽の専門的な技術や知識をある程度身につける必要がありますので、この程度のレッスン料がかかってくることを覚悟しなければなりません。

音大受験当時、受かるかもわからない音大受験のために、レッスン料を負担してくれていた両親には感謝の気持ちでいっぱいです。

レッスン代を封筒に入れて渡すときのマナー

楽器などの習い事のレッスン代を手渡しするときには、マナーがあります。

芸事の世界はマナーが大切です。
気にしない先生もいるかもしれませんが、最低限のマナーは知っておきたいものです。

マナーを知らないと、知らず知らずのうちに恥をかいたり、指摘はされないまでも、レッスンの先生を不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。

最近は、レッスン代をキャッシュレス決済や振り込みでの支払いをおこなうことも増えてきているようですが、まだまだ手渡しで渡す機会も多いでしょう。

レッスンをするほうも受けるほうも気分よくいられるために、レッスン代を封筒で渡すときの最低限のマナーを知っておきましょう。



レッスン代は封筒に入れよう

レッスン代を渡すときは、現金を見えないようにして渡すのが鉄則です。
レッスン代はきちんと封筒に入れましょう。

どんな封筒に入れるのが良いのか、レッスン代を封筒で渡すときの基本的なマナーについてご紹介していきます。

レッスン代を入れる封筒

レッスン代を入れる封筒は白色の無地のものを使用するのが無難です。
茶封筒や、郵便番号をかく欄があるものは避けた方が良いでしょう。
また、透明なものや薄くて透けるものはお金が見えてしまうので好ましくありません。

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レッスン代を入れるのは、このような白無地の封筒がおすすめです!


封筒には、特に何も書かなくても大丈夫です。
同じときに複数の受講者がいるときなどは、裏面に自分の名前をかいておくと親切かもしれません。

レッスン代は新札がいい?

音大の先生に習うときは「新札でなければいけない」と聞いていたので、いつも新札を準備していました。

マナー的には新札で渡すことが望ましいです。
実際にはそこまで気にする方と気にしない方がいると思います。

ですが、しわくちゃのお札で渡されるより、きれいなお札でもらったほうが気分が良いですよね。銀行で新札に両替をしにいくまではしなくても、きれいなお札を封筒に入れて渡すようにしましょう。

やってはいけないレッスン代の渡しかた

レッスン代を封筒に入れて渡すときには、やってはいけないタブーがいくつかあります。
これを知らないと知らないうちに、すごく失礼なことをしてしまっているかもしれませんよ。
レッスン代を手渡しで渡している人は必読です!

現金をそのまま渡す

レッスン代を財布から取り出して、そのまま渡すのは完全にマナー違反です。

レッスンでのお金のやりとりは、現金直接を見せずにおこなうのが基本ですので、レッスン代は必ず封筒につつむようにしましょう。

生徒さんによってレッスン代が異なる場合もありますし、生々しいお金のやりとりはできるだけ避けるのがマナーです。

お釣りを求める

レッスン代はぴったり準備しましょう。先生にお釣りを求めるなんて論外です!

また、もらった人が困るような細かいお金で渡すのは避けた方が良いでしょう。
例えば、5,000円のレッスン代は千円札が5枚ではなく、五千円札で渡す方が好ましいです。

片手で渡す

レッスン代を渡すときは感謝の気持ちを込めて渡すようにしましょう。
封筒を両手で持って、「ありがとうございました」という言葉を添えて渡すと良いですよ!

レッスン代を渡すタイミングは?

かっレッスン代を渡すタイミングは、レッスンが終了してすぐが一般的です。
楽器のレッスンでしたら、カバンやもったり上着を着る前にお渡しするのがベストです。あまり、帰るギリギリまで渡さないと「忘れているのではないかな?」と先生を不安な気持ちにさせてしまうかもしれません。
レッスンが終了したら、タイミングの良いところで早めにお渡ししましょう!

まとめ

レッスン代を封筒に入れて渡すときは、

・白色の無地の封筒で
・できれば新札で(難しければできるだけきれいなお札で)
・感謝の気持ちを込めて

渡しましょう!

お金のやりとりはあまり生々しくおこないたくないものです。
ご紹介してきたマナーは最低限のことですので、しっかり覚えて楽しいレッスンライフを送りましょう!

クラリネットのキャップはマメにしよう!

クラリネットを吹いていないとき、キャップをしていますか?
楽器を吹いていなくて、机に置くとき、スタンドに置いておくとき、合奏の部屋まで移動するとき、クラリネットを演奏していないときはいつもキャップをするクセをつけましょう

プロの奏者は、曲中の何小節かの休みでさえ、キャップをする人がたくさんいます。

クラリネットのキャップをマメにするべき理由はひとつ、

大切な楽器を守るため」です。

クラリネットのキャップをすることで、リードの先端とマウスピースの先端の両方を守ることができます
大切な楽器を守るために、クラリネットのキャップはマメにつけましょう。

クラリネットにはキャップが必要

クラリネットを大切に扱うにはキャップは必要です。
なぜキャップが必要なのか、キャップを使用しないとどんな不具合が起こるのかお伝えしていきます!

クラリネットのキャップの役割

クラリネットのキャップは、マウスピースとリードの先端を守るためにあります。
楽器をしまう時はもちろん、楽器を演奏していない時間は、たとえ短時間でもいつもキャップをするように心がけましょう。

クラリネットにキャップをしないと

クラリネットのキャップをしていない状態で、先端をぶつけてしまったら大事故です!

クラリネットのリードの先端は繊細です。万が一、キャップをしていない状態でぶつけてしまうと高確率でリードが割れてしまいます。

また、マウスピースの先端も、とても簡単に傷ついてしまいます。
マウスピースは通常ですと約2〜3年は使用できますが、年々劣化していきます。マウスピースに細かい傷がつくと、劣化を早めてしまいますし、マウスピースは少しぶつけただけで、先端がかけてしまうおそれがあります。

楽器を守ることは自己責任

合奏の場所では多くの人が行き交います。自分の楽器は自分の責任で守らなければいけません。

人が通る危険な場所には楽器を置かない
楽器は安定しているところに置く
楽器を置く時は必ずキャップをする

以上のことは最低限おこなって、長時間楽器を吹かないお昼休憩などは楽器はケースにしまうことが望ましいです。

クラリネットのキャップをなくしてしまったら

クラリネットのキャップは吹いている間にどこに置いたかわからなくなってしまうことがよくありますよね‥‥(私はよくあります)
万が一キャップが見つからない時はどうしたら良いのか。お伝えしていきます。
これを知らないと、大切なマウスピースを傷つけてしまうおそれがあります。

そのままケースにしまうのはNG

クラリネットのキャップをせずに、マウスピースを直で楽器ケースにしまうのはNGです。マウスピースの先端が傷つきやすく、たとえ布のようなものでも触れ合ったり摩擦によって細かい傷が生まれてしまいます。

傷がつくことによって鳴りが悪くなったり、マウスピースの寿命を縮めてしまう原因になります。

クラリネットのキャップがどうしてもない時は、マウスピースはマウスピースを買った時の箱にしまいましょう。

なんでも良いのでキャップを準備しよう

キャップはクラリネットに必要不可欠なものです。
キャップが見つからない時は、すぐに新しいものを買うなどして代わりのものを手に入れましょう。

当たり前ですが、クラリネットはキャップによって音色が変わることはありません。
なので、キャップはサイズさえ合っていればなんでも良いです。
1,000円以下でも購入することができますできますので、クラリネットのキャップがない方はすぐに購入をおすすめします!

1000円以下で購入できるクラリネットのキャップ

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このようにキャップだけで購入できます!

こんなキャップはダメ

キャップは基本的になんでも良いですが、サイズが合っていないものはダメです。

・クラリネット用でないもの(サックスやバスクラリネット用のもの)
・キャップをしたときに、リードやマウスピースの先端があたってしまうもの

こんなキャップはダメです。
せっかくキャップをしていても、キャップにマウスピースの先端があたってしまっていては意味がありません。

リガチャーに合わせてキャップを選ぼう

クラリネットのキャップを選ぶコツはズバリ、「落ちやすくないか」です。

クラリネットのキャップをしていたのに落としてしまって、「カランコローン!!」と大きな音を立てて落としてしまった経験、ありませんか?

キャップはなんでも良いですが、
・マウスピースの先端がキャップの内部にあたっていないか
・リガチャーにはめたときに落ちやすくないか

という2点は確認すると良いです。
とはいえ、上でご紹介したキャップは、基本的にこの2点をクリアしていると思います。
リガチャーとセットになっているキャップがあれが望ましいですが、そうでなくてもサイズが合っていれば問題はありません。

まとめ

クラリネットのキャップはマメにしましょう。演奏していないときはいつもキャップをするクセをつけると良いです。
キャップは基本的になんでもはまるので、ゆるすぎないものでしたら問題ありません。

おまけ

こちらのシルバースタインのオムニキャップは、マウスピースの先端にはめるタイプなので、どんなリガチャーでもぴったりはまります。
キャップを落として大きな音をたててしまうおそれもありません。

少し柔らかい素材なので、強い衝撃には弱いですが、よっぽど強くぶつけない限りは問題ないでしょう。

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フォーカルジストニアは完治することができるのか

職業性のジストニア、フォーカルジストニア(局所性ジストニア)とは、ある一定の動作の動きをしようとしたときに、身体の一部が思い通りに動かずに固まってしまったり、震えてしまったりする病気です。

フォーカルジストニアは、楽器演奏に支障をきたすものとして、近年多くの音楽家が苦しんでいます。

フォーカルジストニアの基本的なことについてはこちらの記事でご紹介しています。
ミュージシャンのジストニアという病気について

明確な治療法が確立されていないフォーカルジストニアは、完治することができるのでしょうか

手術によって完治した人や、長年のリハビリ治療によって完治したという人を聞いたことがあります。
また、あるとき突然治ってしまった人がいるという話も専門家の先生から聞きました。

しかし、それは一部の人です。
多くのフォーカルジストニア患者は長年症状に苦しみながらなんとか楽器を演奏したり、演奏家としての道を絶ってしまったりしています。

フォーカルジストニアは自身の意思や努力に応えてくれるように完治することができる病気ではありません。

この記事ではクラリネット奏者であった私がフォーカルジストニアになってからのことを綴っていきます。

主観的になってしまいますが、実際に起きたことや感じたことを詳細にお伝えすることによって、フォーカルジスニアの現実を知る手助けになれたらと思います。

さまざまな改善方法を試した結果として、私のフォーカルジストニアの症状は徐々に軽減していきました
しかし、今現在でも完治はしていません

・フォーカルジストニア発症
・フォーカルジストニアの症状の緩和
・フォーカルジストニアの完治を目指した結果

以上の項目にわけて、私がフォーカルジストニアの完治を目指していった過程をお伝えしていきます。

フォーカルジストニア発症

私はクラリネット奏者として生活をしていましたが、今から約2年前にフォーカルジストニアの診断を受けました。

当時の私は、フォーカルジストニアの存在を知らず、診断の1年ほど前から「なんか指が回らないな」という気付きはありましたが、自分がフォーカルジストニアだと自覚するまでに時間がかかってしまいました。

結果として、「指が明らかにおかしい」と気付いたときには、左手の小指が全く機能しなくなるほど、ひどい状態になっていました。

フォーカルジストニアは、突然発症する人もいますが、少なからず前触れがあることが多いです。

当時の状態では、これまでに自分がおこなっていた演奏活動を続けることは不可能でした。
レッスンの仕事と一部の演奏の仕事を除いた全ての本番をキャンセルせざるをえませんでした。

「演奏活動を休止して、1年後に復帰します!」
と高らかに宣言していました。
何を根拠に1年と言っていたかは覚えていませんが、このときの私はフォーカルジストニアが1年で完治すると思っていました。

さまざまな治療法を調べ、フォーカルジストニア完治へ向けての日々が始まりました。

フォーカルジストニアの症状の緩和

フォーカルジストニアの症状が緩和していったきっかけはいくつかあります。
主に以下の3つのことがあげられます。

フォームの改善
症状の出る仕組みを理解
感覚再起のリハビリ(SMR治療)

フォームの改善

改善への大きなきっかけは4スタンス理論に出会ったことでした。

4スタンス理論とは、“身体の使い方によって人は4つのタイプに分かれ、自分のタイプにあったフォームや動きをすることでパフォーマンスを効率よく最大限に生かす ”といった理論です。

4スタンスを提唱している整体「廣戸道場」でタイプ診断と、自分にあった楽器の構え方の指導を受けました。

フォーカルジストニアになる以前の私のフォームは、自分の身体の特性にあっていないものでした。
自分の身体にあったフォームに改善をすることで、自然に指が動きやすい形を見つけることができました。

結果として、ジストニアの症状は軽減しました
自分にとっての正しい身体の使い方を理解し、ジストニアの症状がひどく出るフォームを回避することができるようになったからです。

4スタンス以外にも、ジストニアの研究をされているイザベル・カンピオン先生の講座を受けたことも、フォーカルジストニアの改善に有益な経験でした。

イザベル先生の講座で、より深く身体の仕組みについて理解することができました。
肩甲骨をしっかり使うことによって、指の動きまで改善するということを知ることができ、イザベル先生に教わった肩甲骨のストレッチは毎日おこなっています。

症状の出る仕組みを理解

私の場合は、「左手の小指が丸まってしまってうまく動かない」いうのが主な症状です。
しかし、小指だけ動かすとほぼ問題なく動くのです。
クラリネットを構えて、左手の薬指をおさえたときのみ、小指が動かなくなります。

フォーカルジストニアの特徴として、ある一定の動作のときにのみ指などが思い通りに動かなくなるということがあります

ジストニアの症状が出はじめると、どんどん指が丸まってしまってしまうので、できるだけ症状がでない方法で演奏をするようしていました

根本的な解決にはなりませんが、左手の小指を浮かせていると震え丸まりなどの症状が出てしまうので、左手の小指はキーの上にそっと置いておくようにしました。

フォーカルジストニアの症状がこれ以上ひどくならないようにすることによって、コツコツと少しずつできることを増やしていきました。

感覚再起のリハビリ

実際にフォーカルジストニアの症状の改善が叶ったのは「SMR治療(Sensory motor returning)」と呼ばれるリハビリ治療のようなもののおかげだったと思います。

音楽家のフォーカルジスニアは、症状がなくなって治るということは考えづらいです。
悪いものがとれるて治る、のではなく、新しい感覚を身体に覚えさせるといった方向で治療をしていくのが良いということに気づきました。


フォーカルジストニアでは、「症状を引き起こしている指」を固定すると、「症状が出ている指」が動くようになるのです。
言い方を変えると、「症状を引き起こしている指」のせいで、隣の指に症状が出てしまっているのです。

フォーカルジストニアは「症状が出ている指」と「症状を引き起こしている指」があります。
SMR治療の特徴は、「症状が出ている指」を自由に動かすために、「症状を引き起こしている指」を固定します。

このように突き指を固定する器具を使用して「症状を引き起こしている指」を固定しています。

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この治療は指を固定する道具さえあれば、自分でおこなうことができます。

SMR治療を指定された期間おこなうことによって、何も吹けなかった頃の指の状態から回復することができました。

このほかにも、
・整形外科への数回通院(リハビリの方法を習う)
・カイロプラクティック
・神経科への相談

などさまざまな治療を試しました。特定の病院に通院することはせず、毎日の身体の使い方の改善やSMR治療によって、フォーカルジストニアの症状を回復させていきました。

フォーカルジストニアの完治を目指した結果

これまでにご紹介した方法で、フォーカルジストニアの症状は完治とは言えないまでも、著しく改善していきました。


フォーカルジストニアの診断を受けてから1年後には、小さなコンサートに出演、その半年後にはソロのリサイタルをおこないました。


しかし、ソロのリサイタルの練習の最中、どうしてもできない運指のテクニックがいくつもあり、「やはり完治はしていないんだ」という現実に直面しました。

その数ヶ月後にオーケストラの仕事を引き受けたときに、絶望を味わうことになります。

何度本番をおこなっても、やはり、同じ箇所の指の動きができない。
オーケストラの仕事で音がかけてしまうのはあり得ません。


なんとかして指を動かそうとした結果、フォーカルジストニアの症状がまたひどく出るようになってしまいました

症状を抑える術をたくさん覚えても、フォーカルジストニアの根本的な解決はしていないんだ。」
これ以上の症状の改善は望めない。完治は不可能なのではないか。

それは、フォーカルジストニアになったことが発覚した時と同じくらい、またはそれ以上に深い絶望でした。
ここではじめて、「フォーカルジストニアである自分自身を受け入れられていない」ことに気づきました。

フォーカルジストニアになる以前と同じような活動に戻ることを、どこかで夢見ていました。

しかし、フォーカルジストニアを持った自分を受け入れて、できることをしていくしか楽器を続ける方法はない。
その事実を受け入れるのはとても辛かったです。

日本ではフォーカルジストニアの外科手術が存在します。私は、手術はおこなわないと心に決めていたのですが、この絶望を受けて、手術を検討するようになりました。 

私が局所性ジストニアの定位脳手術を受けようと思った理由

正直、手術には抵抗がありました。
手術だけが、完治の道とは思っていません。

しかし、後悔しない覚悟があるのならば、フォーカルジストニアの完治に近づく方法のひとつである手術を受けるという選択肢もあります。

何年もかけてフォーカルジストニアが完治した、という話を聞いたことがあります。
しかし、音楽家としての仕事を十分にできないまま数十年後に完治したところで、何が待っているのでしょうか。
練習を止めたら、もう戻らない技術も、仕事もあるのは事実です。

多くの音楽家が完治まで待てずに、治療を止めてしまう理由が今はよくわかります。

フォーカルジストニアの状態では最低限の演奏技術を維持していくことでさえ、困難だと思います
仕事が十分にできなく、生活も変わります。日々の手の調子によって左右され、練習をしても、技術が積み重なっていくことは難しいです。

フォーカルジストニアになってしまったら、病気とどのように付き合って生きていくのか、何度も自分と向き合って生きていかなければなりません。

まとめ

フォーカルジストニアの完治は難しいです。

クラシックの演奏家として活動する以上、できない運指や、できない音の並びがある状態で仕事をしていくのは困難です。聴いている人が大丈夫といっても、なんとか演奏できている裏には、ジストニア患者本人の身体の無理と激しい心への負担がかかっています。

私の主治医の神経科の先生もおっしゃっていましたが、フォーカルジストニアとは正面から向き合うのではなく、一緒に過ごすくらいの気持ちで付き合うのが良いでしょう。
向き合えば向き合うほど、うまくいかないのがフォーカルジスニアです。

フォーカルジストニアが治らないという現実について受け入れられてからが、本当の完治への道かもしれません。

クラリネットのタンギングで1番大切なこと

クラリネットのタンギングは難しい、、、と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
クラリネットのタンギングで1番大切なことは「楽器に息をしっかり入れること」です。

タンギングが上手くいかないと、つい「舌のつき方」がよくないと考えてしまいがちです。
しかし、タンギングが上手くいってない人は、楽器に息がしっかり入っていないことが原因になっていることがほとんどです。

この記事では、クラリネットのタンギングがきれいにできるようになるための大切なことをお伝えしていきます。
「こんなタンギングは良くて、こんなタンギングはダメ!」というクラリネットのタンギングあるあるもご紹介。

クラリネットのタンギングはいやだな、と思っている方もこの記事を読めば、苦手意識がなくなりますよ!



正しいクラリネットのタンギング

タンギングとは、舌で息の流れを切ることです。
クラリネットでタンギングをするときの息の入れ方は、ロングトーンのときと同じで、真っ直ぐに一定のスピードの息を入れ続けます。その上で、リードに舌をついて音を区切っていきます。
スタッカートやアクセントがついていないタンギングでは、基本的には音を短く切ったり、息を動かしたりしません。

・クラリネットのタンギングの仕方

クラリネットでタンギングをするには、舌の先端近くがリードの先端近くに軽く触れるように「TU-(トゥー)」と言います。

きれいなタンギングをめざすかたは、ぜひ以下の順序を試してみてください。

楽器を吹かずに、口で「トゥートゥートゥー」と言ってみる

「ツー」でも「チュー」「トー」でもなく「トゥー」です!
これによって、クラリネットのタンギングのときの舌の動かし方の感覚を掴みましょう。

楽器をくわえて、音は出さずにタンギングをしてみる

アンブシュアはしっかり作って、楽器に軽く息を吹き込み、音はまだ出さずにタンギングをしてみましょう。
①で行った「トゥートゥートゥー」という感じでリードに舌をつきましょう。
ここでポイントは、舌はリードにできるだけ軽く触れることです。
舌がリードに強くあたると、きついタンギングになってしまいます

音を伸ばしてみる

まずはタンギングする前に、タンギングする音をロングトーンしてみてください。きれいなタンギングにはしっかりとした息が入っていることが必須です

いよいよタンギングをしてみる

③でロングトーンをした息と同じくらいしっかり楽器に息を入れて、ゆっくり「トゥートゥートゥー」とタンギングをしてみましょう。息はずーっと入れっぱなしです。(ロングトーンのときの息と同じ)

どうでしょうか?タンギングはできましたか?
以上が基本のタンギングのやり方です。‥‥と言ってもどんなタンギングが良くて、どんなタンギングがダメなのかわからないですよね。
次に、タンギングの良い例とダメな例をご紹介していきます。

・きれいなタンギングとは

きれいなタンギングとは、

はっきり音と音が切れている
発音の音(舌がリードに触れる音)や雑音が聞こえない
音によって強かったり弱かったりしない。

・タンギングのダメな例

こんなタンギングはあまり良くありません。

はっきりと音が区切れていない
テーンとリードを弾くような音がする
雑音が鳴っている
音によって強さや音色にムラがある

舌をリードにつく力が強かったり、舌に力が入っていたりすると、きついタンギングになってしまいます。
舌の力を抜いて、「リードに舌をつく」というよりは、「リードに舌が触る」くらいのイメージでタンギングをするとよいでしょう。
雑音や音のムラの原因は、息が入っていないか、アンブシュアが安定していないことかもしれません。

クラリネットのタンギングをきれいにつく3つのコツ

タンギングをきれいにつくコツは、

しっかりとしたスピードの速い息を入れる
アンブシュアや喉など、舌以外の場所を動かさない
舌の力は抜いて、リードに軽く触れるだけ

以上の3つです。どれも基本的なことですが、クラリネットのタンギングにおいてとても大切なことです。
意外とこの3つができていない人は多いのではないでしょうか。

ここからは、クラリネットのタンギングをきれいにつくコツについて詳しくお伝えしていきます。

クラリネットのタンギングは息が大切

クラリネットのタンギングにおいて、舌の動きはそれほど難しいものではないと思います。
タンギングが上手くできない人は、多くの場合、息がしっかり入っていないのです。

息がしっかり入る」というのはどういうことなのか、ご説明していきます。

クラリネットを吹くときの息は、スピードが大切

クラリネットを吹くときの息は、スピードの速い息が基本です。
スピードの速い息とは、「はぁ〜」っとはく暖かい息ではなく、「ふーーっ!」と吹く、ロウソクの火を消すような勢いのある息です。

クラリネットに限らず、管楽器の音は、主にによってできています。
上手な人は、軽々と吹いているように見えても、スピードが速い息を安定して吐いているのです。

音のはじめから終わりまで、スピードの速い息を吐くことができるように練習してみましょう!
特に、音の出はじめからスピード感のある息が出せるように意識しましょう。
音の出はじめからしっかり息が入ると、音の立ち上がりも安定します。

クラリネットのタンギング練習をするときは、スピードの速い息を吐き続けることをしっかり意識することが大切です。
タンギングをすると、つい舌の方に意識が集中してしまいがちですが、タンギングのときに1番大切なのはしっかりと息が入っていることです

タンギングのときにアンブシュアが動いていませんか

「クラリネットのタンギングが速くできない」という人は、舌以外の場所が動いているかもしれません。
タンギングをするときに下あごが動いてアンブシュアが不安定になってしまうと、きれいにタンギングができているように思えても、テンポを上げようとしたときにできなくなってしまうおそれがあります。

なぜかというと、舌以外の場所が動くのはすベて余分な動きでだからです。余分な動きがあると、テンポアップしようとしたときに、これ以上速く身動けないという壁にぶつかってしまうでしょう。

タンギングのときにアンブシュアが不安定になってしまうという人は、記事の前半でご紹介した「クラリネットのタンギングの仕方」に戻ってみてください。

タンギングのときにアンブシュアが動いてしまう人の解決方法


楽器をくわえずに、口だけで「トゥートゥートゥー」というタンギングのときの舌の動きをしてみてください。そのときにアンブシュアを作った状態で、アンブシュアを動かさずに舌の動きができているか確認しながら行いましょう。

次に、楽器をくわえて音は出さずに息を軽く楽器吹きこみながらタンギングしてみます。このときも、吹いているときとまったく同じアンブシュアができているか、アンブシュアが動いていないかをしっかり確認しながら舌を動かしましょう。

そして、普通に楽器を吹いてタンギングをする。これでアンブシュアが動いていなければOKです。もし動いてしまう人はひとつ前のステップに戻りましょう。

タンギングのときにはアンブシュアが不安定になりがちです。鏡をみながら練習を行なって、徹底的になおしましょう。一度ついてしまったクセをなおすのはとても大変ですが、気付いたらいち早くなおすように努めることが今できる最善の方法です!

タンギングの舌づかいについて

クラリネットのタンギングの時の舌の動きは「軽く、やさしく」が基本です。舌に力が入ってしまうと発音が強くなってしまって汚い音の印象になってしまいます。

クラリネットのタンギングの時の舌とリードの触れ合う位置

クラリネットのタンギングの時、舌のつく位置はリードの先端近くです。リードの先端の数ミリ下のところがよいでしょう。あまり下の方ですと、抵抗が大きくなってしますので良くありません。しかし、一番先端のところに舌が触れるとタンギングしているうちに血が出てしまいますので気をつけましょう。

リードに触れる舌の位置も、舌の表の先端近くです。こちらも舌の本当に先端部分でタンギングをすると、舌が切れてしまうおそれがあります。しかし、舌の奥の方でつくのは、そもそも動かしづらいですし、身軽に動かすことができないので良くないです。

また、とリードがいつも向き合っているようにしましょう。舌をリードから離したときに、舌の向きがあっちこっちせずに(舌が口の奥に行ってしまうのは良くありません)、舌の動く距離は少なくするように心がけてください。

まとめ

クラリネットのタンギングのときには、息がしっかり入っていることが、まず1番大切です。

タンギングをきれいにつくコツは、
・しっかりとしたスピードの速い息を入れる
・アンブシュアや喉など、舌以外の場所を動かさない
・舌の力は抜いて、リードに軽く触れるだけ

です。速いタンギングをできるようになりたいと思っている人も、まずは基本的なタンギングがきれいにできているか確認してみましょう。きれいにタンギングができるようになったら、テンポを速くしていくことはさほど難しいことではありません。
基本のタンギングをマスターして、タンギングへの苦手意識を減らすことができるとクラリネットの演奏がもっと楽しくなりますよ!

チンドン屋の定番曲はこれで決まり!絶対におさえておきたい5曲

チンドン屋は、シチュエーションに応じてさまざまなジャンルの曲を演奏します。
たくさんの曲のレパートリーをもっているチンドン屋ですが、「チンドン屋ならではの曲」というのは意外と少ないのです。
こちらで紹介する5曲さえ知っておけば、チンドン屋の曲について詳しくなれます!



1.竹に雀

チンドン屋の曲といえば、竹に雀、通称「タケス」です。
竹に雀とは、竹に雀が止まっている絵面のように「取り合わせの良いもののたとえ」です。
タケスはもともと、下座音楽といって歌舞伎などの舞台袖で演奏される音楽として、三味線などの邦楽の楽器で演奏される曲でした。

チンドン屋では、はじめの一曲として演奏されることが多く、また、チンドン屋なら誰でも知っている曲です。

2.千鳥

タケスに並び、千鳥もチンドン屋の代表曲です。
チンドン屋によって軽快に演奏される「千鳥(ちどり)」も、もともとチンドン屋の曲として作られたのではなく、箏の合奏などで演奏される邦楽の定番曲でした。
日本らしいメロディーとお囃子のリズムが、街を賑やかします。

3.美しき天然

「天然の美」とも呼ばれるこの曲は唱歌で、明治時代に女学校で唄われていました。
3拍子にのせて、もの悲しい旋律が歌われています。
チンドン屋の曲として以外にも、サーカスの曲としてよく演奏されるそうです。チンドン屋の間では、「天然」と略されています。

4.ドンドレミ

「ドドレミ〜♪」という音からはじまることから「ドンドレミ」というタイトルがついたこの曲も、チンドン屋の曲の大定番です。
チンドン屋にはクラリネットやトランペットなどの♭Bのキーの楽器が多いため、♭Bのキーで演奏されることが多いです。

5.四丁目

チンドン屋の仕事終わりの曲として演奏されるのがこの曲。「しちょうめ」と読みます。
こちらもタケスと同じく下座音楽として演奏されていたようですが、いつしかチンドン屋定番曲になりました。

チンドン屋の曲の楽譜

チンドン屋の曲の楽譜を探してもなかなか見つかりません。
それは、チンドン屋は楽譜を見て演奏しているのではなく、「吹いて伝える」「聴いて覚える」というスタイルで、曲を語り継いでいるところが多いからです。
なので、チンドン屋によってそれぞれ微妙にメロディが異なっていることもあります。

チンドン屋の曲の楽譜を探していたら、なんとクラリネットのアンサンブル譜をたくさん出版しているクラリキャット(by音楽の絵本)さんが、「チンドン屋メドレー」を出版していました!驚き!

「竹に雀」「美しき天然」「四丁目」のメドレーだそうです。編曲者の方のコメントに「なるべく雑に演奏するのがポイント」と書いてありました。なるほど、、、。

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サックス4重奏版もあります。

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チンドン屋は懐かしい曲から、最近の曲までさまざまな曲を演奏しますが、チンドン屋ならではの曲、というのは以下の5曲くらいかもしれません。

竹に雀(タケス)
千鳥(チドリ)
美しき天然(天然)
ドンドレミ
四丁目(しちょうめ)


この5曲を覚えておけば、チンドン屋のレパートリーの基本はすべておさえることができたと言ってよいでしょう!