2020年 3月 の投稿一覧

いつか喜びの音楽を肌で分かち合える日まで

世界が、東京が、新型コロナウイルスの感染拡大で大変なことになっている。

本日、2020年3月30日月曜。
ラインニュースの速報で志村けんさんの訃報を知る。みんなの面白いおじさん志村けんが亡くなった、衝撃だった。復活して「あのときは大変だったのよ」とかテレビで話す、志村さんを想像していた。

仕事があってもなくても喜べない

3月最後の週末、東京都で外出自粛要請が出る中、私はなんと名古屋でイベントの仕事があった。

2月終わりから、学校のレッスン、コンサート、イベントが立て続けになくなり、実質無職状態の1ヶ月だった。もう無職1ヶ月やってるんですよ、既に。貯金と心のどこかが削れていく毎日。

私の住む愛知県名古屋市は、早い時期から感染者が出て、2月から緊迫していた。しかし、今では感染者は出ているものの、東京ほどの騒ぎではないのが現実。(もちろん深刻さは人数だけで測れないですが)

屋外開催のこのイベントは開催された。久しぶりの演奏仕事でありがたい気持ちと、こんな日(東京都は今週末が正念場といわれ、大規模な外出自粛要請が出されていた)に外に出る罪悪感で複雑な気持ちだった。

主催者の方は決して何も間違っていない。仕事を下さったグループのリーダーにも感謝している。でもひとりモヤモヤしていた。

目の前のお客さんが笑顔になってくれて嬉しかった。でもイベントの様子はSNSにあげる気持ちになれなかった。

この先また何ヶ月も仕事がない日々が続くでしょう。このお仕事は本当にありがたかった、、、。でも、この不安の中で人前立っても心からの喜びの音楽は響かせられなかった。そういう瞬間もあったけど、ステージを降りた瞬間、我に返っていろいろ考えてしまう。こんなこと書いてしまうのもプロ失格。

いつか喜びの音楽を肌で分かち合えるために、今はなんとか生き延びる。
まずは自分の健康。手洗いうがい、きちんと食べて寝る。太陽の光を浴びる、大切な人を思う。みんな誰かの大切な人だということを忘れない。価値観の違いを認める。やさしい言葉を紡ぐ。音楽を聴く。

音楽家として、この時代を生きるひとりの人として、自分には何ができるのか考える日々です。

意外と知らない?クラリネットのスタッカートの吹き方【楽譜解説付き】

音を短く切って演奏するスタッカート奏法
クラリネットのスタッカートの吹き方を知っていますか?
クラリネットのスタッカートは、音のおわりを舌で止めて短く切るのが一般的な奏法です。これが意外と難しいのです‥‥。

この記事では、クラリネットのスタッカートの吹き方を詳しく解説し、きれいなスタッカートができるようになるコツ具体的な練習方法を、解説していきます。

「クラリネットのスタッカートはいやだな、難しいな」と感じてしまっている方はぜひ読んでみてください!クラリネットのスタッカート奏法が上達するヒントが満載の内容になっています。

動画でも解説しています。

クラリネットのスタッカートとテヌートタンギングの違い

クラリネットのスタッカートの吹き方は、音のおわりを舌で止めて短く切ります。これはクラリネットの奏法の中でやや特殊な吹き方です。
改めて、テヌートタンギング(普通のタンギング)とスタッカートタンギングの違いをおさらいしておきましょう。

クラリネットのテヌートタンギング(基本のタンギング)の吹き方

クラリネットのテヌートタンギングは、音のはじめだけ舌をついて(リードに舌を触れて)演奏します。音の後ろは止めません。

クラリネットの基本のタンギング練習方法では以下の記事で詳しく解説していますので、よろしければご覧ください。

クラリネットのスタッカートの吹き方

クラリネットのスタッカートの吹き方は、音のおわりを舌で止めて、音を短く切ります
基本的な舌のつき方(舌のつく位置やつく強さなど)は、テヌートタンギングのときと変わりありません。しかし、音を止めるときも舌をつくので、テヌートタンギングより倍の動作が必要になります。

音を短く切ると音と音の間にすき間ができることになりますが、すき間の時間息は入れっぱなしにしてください。結果的に息の状態はロングトーンのときと同じで、ずっと同じスピード(勢い)で楽器に息を入れ続けていることになります。

スタッカートを息で切って短く切ると、連続したスタッカートや、音をとても短く切りたいときなどに対応できなくなってしまいます。クラリネットのスタッカート奏法は基本的には舌で切る方法でおこないましょう。

クラリネットのスタッカート吹きかたをマスターしよう!

スタッカートはどのくらい短くすれば良いかというと、「その音の2分の1程度の長さ」と楽典上で言われています。
曲のニュアンスによって変わってくることもありますが、基本のスタッカートの吹き方をマスターする上では、2分の1の長さを目指して練習してみましょう。

まずは音の後ろを舌でとめてみましょう

まずは、「舌で息の流れを止める」感覚を掴むことからです。
音をロングトーンして、舌をリードにあてて音を止めてみましょう。

そのときに、
音を止めたときも息は入れっぱなし
リードに舌をあてるときは(リードを)押さえつけすぎないよう
以上のことに気をつけましょう。

どうですか?リードに舌が触れると音は止まりますよね?
この動作を素早く、連続的におこなうことで、クラリネットのスタッカートの奏法が実現できます。

音を半分の長さにしてみよう

スタッカートがついている音符は半分の長さになります。
例えば、2分音符のスタッカートは、4分音符の長さ、4分音符は8分音符、8分音符は16分音符の長さになる、ということです。

例えば、この楽譜でしたら
実際はこのように演奏することになります

まずは、メトロノームを鳴らして(4分音符=80くらい)、2分音符のスタッカートから練習してみましょう。実際は4分音符と4分音符ですね。上記の楽譜参考にしてみてください。

舌をリードにつけて音を止めることは、慣れてしまえばそこまで難しいことではありません。
それよりも、クラリネットのスタッカート練習のポイントは、音を止めるためにリードにつけていた舌を離すとき(音を出すとき)にあります!次の章で詳しく解説していきます。

クラリネットのスタッカートをきれいに吹くコツ

クラリネットのスタッカートに対して苦手意識がある方は少なくないと思います。
クラリネットのスタッカートをきれいに吹くコツはこれからご紹介することに集約されていますので、スタッカートがきれいに吹けないという方はこれらの中のどれかに原因があると考えられるでしょう。

クラリネットのスタッカートをきれいに吹くコツは、
舌の動きは軽く
息はしっかり入れる
アンブシュアはキープ
以上のポイントに気をつけることです。ひとつずつ解説していきます。

舌の動きは軽く

スタッカートでは、ひとつの音に対して2回舌が動きますよね。(舌をリードから離して音を出すときと、舌をリードに触れさせて音を止めるとき)そのため、舌の動きはとても忙しいです!

舌に力が入っていると、喉にも力が入って音がうまく鳴らなかったり、タンギングがきつくなってしまうおそれがあります。

クラリネットでスタッカートを吹くときは、テヌートタンギングのときと同様に舌の力は抜いて、軽くついたり離したりしましょう。

舌で音を止めるときは、軽く舌に触れる程度で結構です。このときに舌で強くリードをおさえつけすぎると、次に舌を離すとき(音が出るとき)に破裂音みたいなタンギングになってしまう原因となります。

また、舌をリードから離す音の出だしのときには、舌をすばやくリードから離すと、きれいな出だしになります。スタッカート練習の際は、特に舌をリードから離す(音の出だし)のときの発音がきれいにできているか、よく聴きながら練習しましょう。アタックが強すぎても、逆に「トゥワー」としたはっきりしない出だしになってもいけません。

息はしっかり入れる

クラリネットのスタッカート奏法は、何度も舌つきをするので、音がどんどん詰まっていく傾向になりやすいでしょう。

きれいなスタッカートとは、舌をつく音が強すぎず、音のはじめがはっきりしている音です。これを実現するためには、先ほどご紹介した舌のつきかたとあわせて、息がしっかり正しい方向に入っている必要があります。

スタッカート練習をしていて、「音が詰まる」「きれいに吹けない」と感じた方は、いちどその音をロングトーンしてみてください。ロングトーンでしっかりと響く音作りをおこなって、その音と同じような音色で吹けるようにスタッカートも練習してみましょう。

タンギングをするときの息の大切さについては以下の記事で詳しくご紹介しています。スタッカートなどのタンギングをきれいな音色で吹きたい方は、あわせてご覧ください。

アンブシュアはキープ

スタッカートで舌を動かすたびに、アンブシュアがモグモグ動いてしまってはいけません。クラリネットのスタッカートのときに舌以外の場所(アンブシュア)が動いていると、音の出だしがブレてしまうからです。

スタッカートのときにアンブシュアが動いてしまう方は、鏡を見ながら、楽器をくわえて音を出さずに息を入れてスタッカートの動作をおこなってみてください。このときにアンブシュアが崩れていなければ、何度かこの動作を繰り返して身体に覚えさせましょう。

スタッカートは息の抵抗が大きくかかるので音を出すときにアンブシュアが崩れやすいです。アンブシュアが普段できているのにスタッカートになると動いてしまうという方は結構いらっしゃると思います。いちど鏡を見てチェックしてみてください。

スタッカートをきれいに吹けるようにする基礎練習の方法

ここでは、スタッカートの基礎練習を2つのパターンご紹介します。これまでご紹介してきた「クラリネットのスタッカートをきれいに吹くコツ」の内容を思い出しながら練習をおこなってみてください。

1. だんだん細かい音符になるスタッカートの練習

2. テヌートタンギングとスタッカートタンギングを交互におこなう練習

いずれの練習も低い音から高い音まで、いろいろな音域の音を使って練習してみてください。クラリネットのスタッカートは高い音になればなるほど難しくなるので、低い音域からはじめて、だんだん高い音に上がっていきましょう。

まとめ

・クラリネットのスタッカートの吹き方は、音のおわりを舌で止めて、音を短く切ります。

・クラリネットのスタッカートをきれいに吹くコツは「舌の動きは軽く
息はしっかり入れる」アンブシュアはキープ」の3つです。スタッカートがうまくできないという方はこれらのポイントをチェックしてみましょう。

クラリネット奏者が歯科矯正について語る【吹奏楽は続けられる?】

クラリネット奏者のクズシマです。

私は1年半前から歯科矯正(表側ワイヤー矯正)をしています。

歯科矯正をはじめる前は、矯正しながらクラリネットが吹けるのか不安すぎて「歯科矯正 クラリネット」でググりまくっていました。笑

私はクラリネットの演奏の仕事をしているさなか、29歳で歯科矯正をはじめました。クラリネットが吹けなくなったら仕事ができなくなってしまうので、歯科矯正をはじめるときは、本当に不安でした。

「歯科矯正をしてクラリネットを吹くことに問題がなかったか」とたずねられると、そうではありませんが、しかし、今もクラリネットを吹いて仕事をすることができています

特に中高生くらいの年代の方で矯正をはじめる方は「吹奏楽部だけれど、管楽器は続けられるのか?」といった不安があるかもしれません。

こういった方の疑問や不安を解消できるヒントになれば良いなと思い、この記事を書きました。

誰にアドバイスを求めれば良いか

歯医者さんに「歯科矯正中もクラリネットは吹けますか?」と聞いても、「吹ける範囲で無理せず‥‥」といったお返事しか返ってこないでしょう、なぜなら彼らは歯科矯正をしながらクラリネットを吹いたことがないからです。

歯科矯正中の楽器演奏の相談は、その楽器の歯科矯正の経験者にするのが、1番的確なアドバイスをもらえると思います。

クラリネットの先生が歯科矯正経験者だった

私が歯科矯正に踏み切ることができたのは、私のクラリネットの先生が矯正経験者で、矯正の話を聞くことができたことです

また、先生が矯正をしているところを間近で見ていたので、(そのときは自分は歯科矯正を考えてもいませんでしたが)「こんな素晴らしい奏者の方が、一流の仕事をしながら歯科矯正をすることができるんだ!」ということを感じることができました。

とはいえ、ひとそれぞれ歯並びの状態によって、歯科矯正をして楽器を吹くときに不具合が出る場所は変わってきます。一概に「この人が大丈夫だったから、私も大丈夫」とは言い切れません。

なぜクラリネット奏者が歯科矯正をはじめたのか

なぜ、演奏に支障が出るリスクを背負ってまで、クラリネット奏者が歯科矯正をしたかったかというと、理由はいくつかあります。

歯並びを良くしたかった

まずは単純に、これが1番です。
私はクラリネット奏者ですが、普通のひとりの人間です。歯並びが悪いことがずっとコンプレックスでした。前歯がガチャガチャなことを気にして、写真のときも口を空けて笑えずにいました。

「でも、私はクラリネット奏者で歯科矯正できないから仕方ない」と自分の感情にフタをし続けて、矯正を決意する日までは過ごしていました。

ちなみに、私はクラリネットを吹くことに関して自分の歯並びの悪さは障害になっているとは思ったことがありません。確かに上の歯がきれいに揃っていたら、もっと良いのかもしれませんが、気にするほどの不自由は感じていませんでした。

歯が先天的に足りなかった

あとは、私は先天性欠損といって、「乳歯が抜けたところから永久歯が生えてこない」という状態で、下の奥歯が2本なくて、歯に大きなすきまが空いていました。

本来でしたら、ブリッジをしたり、インプラントをしたりして治療しなければいけないのですが、歯科矯正で歯を寄せることによって問題解決できることを知りました。(現在解決済)

プレッシャーのある本番がしばらくないタイミングだった

私は歯科矯正をはじめる少し前のタイミングまでは、ずっと戦いの日々で(演奏の面で)一瞬たりともクラリネットを休めるタイミングがありませんでした。

中学生でクラリネットを始めてからは、部活・吹奏楽コンクール・音大受験・試験、オーケストラのオーディション、コンクール、シビアな仕事、リサイタル、、という感じで「たった1日でも、練習できない日があったら困る!!!」といった状態でした。

しかし、矯正をはじめる約半年前にフォーカルジストニアという病気にかかってしまったため、(治療のために)しばらく大きな本番への出演を控えていたのです。
楽器が吹けなくなってしまったら仕事の面で困りますが、最悪、少し楽器の調子を崩しても問題ないタイミングは今しかない!!ということで歯科矯正に踏み切りました。

これからの人生まだ長いと気づいた

歯科矯正をはじめる少し前の私は「今この瞬間」と「次に待っている大切な楽器の本番」のことしか考えられない人でした。

しかし、さまざまなきっかけから「人生はまだ長い」「何かはじめるなら今が1番若い」と思うようになったのです。

自分の健康や楽器以外の願望と、まだまだ続く長い楽器人生をトータルで見たときに、「やりたいことは今のうちにやっておいたほうが良い」と気付き、歯科矯正に踏み切りました。29歳のことでした。

クラリネット奏者の、おとなの歯科矯正が始まりました。

クラリネット奏者の歯科矯正中の苦労

結論を言ってしまうと、ワイヤー矯正の装置が入った状態でもクラリネットは吹けます
しかし、歯に装置がついているのです。そんな状態で、残念ながら一筋縄でいく訳がありません。ここからは私が歯科矯正中にクラリネット演奏で苦労したことをお伝えしていきます。

歯科矯正をはじめて2週間くらいは地獄

歯科矯正あるあるだと思うのですが、歯科矯正は器具を装着してしばらくが1番つらいです。慣れない異物(装置)に口の中がびっくりして口内炎だらけになり、食事も会話もままならない状態でした。

クラリネットを吹くなんてもってのほかでした。

私は装置をつけた翌日にレッスンの仕事を入れていて、そこではまだ口内炎が酷くなかったのでなんとか吹くことができましたが、それからどんどん口内炎がひどくなり、その翌日以降5日間くらいはクラリネットが吹けなかったです。

矯正装置をはめて、7日後から演奏の仕事をしていましたが、装置があたって痛すぎるのと、感覚が変わったことで本当につらかったです。

このときばかりは「矯正なんてやらなければよかった」と本気で後悔しました。

しかし、それはたった2週間くらいのことで、そこからは徐々に慣れていき、普段の痛みはなくなり1ヶ月くらいで問題なく演奏できるようになりました。

ちなみに私は、装置があたって痛かったのは、下の歯と唇を巻くところではなく、上の歯の両サイドでした。

詳しくはこちらの記事で書いています。下唇が装置にあたって痛いときの対処法もご紹介しています。

メンテナンス後、クラリネットを吹くときに前歯が痛い

ワイヤーの歯科矯正では1ヶ月にいちど、ワイヤーを締め直すメンテナンスをおこなうため、歯医者さんに通います。そのたびに歯が動いていくので、痛いです。
その後の数日間、硬いものが食べられなくなるのは歯科矯正において有名な話だと思うのですが、クラリネットは上の歯をマウスピースにつけて演奏をするので、痛いです

痛いのは我慢できたとしても、痛いと噛めなくなって「ゆるい口」になってしまい、うまく吹けません。

私は気にせず吹いているのですが、痛みを我慢しすぎると‥頭痛がしたり熱が出たりします。メンテナンス後は無理して吹かないほうが良いです。

そのため、歯科矯正のメンテナンスは、「数日間シビアな本番がない時期」にいれるようにしています。通常の練習くらいなら問題なくおこなえますが、長時間の練習はつらいかもしれません。

コンサートなどの本番前はメンテナンスをいれるのは避けたほうが良いです!
吹奏楽部の学生の方でしたら、試験週間前などにメンテナンスをいれるのが良いのではないでしょうか。

歯科矯正中はクラリネットのアンブシュアが崩れやすい

これが、私が1番困っていることです。クラリネットは下唇を下の歯に巻きつけてアンブシュア(楽器を吹くときの口の形)を作るので、装置がついている状態では、あごが膨みやすくなります。

自分自身もそうですし、歯科矯正中のクラリネットの生徒さんを見ていても、アンブシュアが膨らんでしまっていることが多いです。

しかし、アンブシュアはクラリネットを安定して吹く上で大切なので、なんとか作っています。気にしすぎず、気にしながらなんとか演奏しています。ただ、やはり矯正していないときよりは、口がバテやすいです。

あまり人と比べても仕方ありませんが、このあたりのことは「矯正をしていない人と比べるとハンディを背負っているな」と感じずにいられません。

しかし訓練すれば慣れるので、アンブシュアを作ることは不可能ではありません。

アンブシュアができていないと、音がぼやっとしてしまいますし、タンギングがうまくいかない、音程も悪くなるといった不具合がたくさんおきます。

矯正中の生徒さんにも、(膨らんでしまう気持ちはわかるけれど)「アンブシュアはきちんと作りましょう」と言ってしまって良いと私は思います。日々、意識して作ればできるようになります!

矯正してるのに吹けるの?と聞かれすぎて疲れる

これはあまり気にしていないのですが、いろいろな方に「矯正しているのにちゃんと吹けるの?」と聞かれすぎることが多すぎて、疲れます。

「吹けているからここにいますけど何か?」と言いたい気持ちを抑え、
「なんとかできてます〜」とゆるっと答えています。笑

矯正中は装置がついていて見た目が恥ずかしいという気持ちがはじめはありました。
しかし、今は「矯正は良くなるためにしているんだし、誰に何を言われても気にしない」「そして自分も、矯正しているからあれができないこれができない、と何かを諦める言い訳にしない」と思って日々過ごしています。

歯科矯正をはじめてよかったこと

ここまで、歯科矯正中にクラリネットを吹くことの大変な部分ばかりお伝えしてきてしまったのですが、矯正をして良かったこともたくさんありました。

きれいになった

治療には約3年かかりますが、半年くらい経った時点でだいぶ前歯が並び、見た目が良くなりました。すべて終わる日が楽しみです。

歯に対する不安がなくなった

矯正をはじめる前までは、歯の悩みから目を背けていて、心の奥底にずっと「歯の健康に対する不安」がありました。
歯医者さんに月にいちど通うようになってからは、「虫歯があるのではないか」「将来、私の歯は大丈夫なのだろうか」といった不安はもうありません。

先天性欠損も、ブリッジやインプラントをすることなく直すことができたので、費用も歯科矯正だけの分で済んでラッキーでした。

痛みも前向きな痛みなのでつらくない

クラリネットを吹きながら歯科矯正をすることはつらいことも少なくありません。しかし、こういった苦しみや痛みはすべて「より良い未来のため」のものだと思ば全然つらくないです。
歯科矯正は自分できちんと決断して決めたことなので、「やらなきゃ良かった」と(はじめの数日は思いましたが、、)思うことも今ではありません。

クラリネット吹きで歯科矯正をはじめるべきか迷っている方へ

歯科矯正をしながらクラリネットを吹くことは、苦労があります。
しかし、吹けないことはありませんし、矯正をしていることで、上達できないということはありません。

国際コンクールにチャレンジするくらいのレベル出なければ、「クラリネット吹きは歯科矯正をしても良い、できる」と私は思っています。

ひとつだけ、注意するとすれば、歯科矯正をはじめる(装置をつける)タイミングは本当に気をつけてください!
最低、約1週間〜2週間はクラリネットを吹かなくても良い時間を確保する必要があります。

歯科矯正によってクラリネットをやめる必要は全くありませんし、何かを諦める必要ももちろんありません。

吹奏楽部での3年間は貴重ですが、人生の3年間も貴重です。自分自身でよく考えて、歯科矯正をはじめるか決断し、クラリネットと歯科矯正とうまく付き合っていきましょう。

クラリネットの連符の練習方法【誰でも吹けるようになります】

クラリネット奏者のクズシマです。

クラリネットの生徒さんからの質問で特に多いのが、「指が回らないです」「16分音符が吹けません」「連符が吹けません」といった、連符などの速いパッセージの練習方法についてです。

クラリネットで連符や速いパッセージを吹けるようになりたい!と思う方は、

クラリネットで連符などの速いパッセージを吹くことは難しい」というマインドセット(偏見)を取り払いましょう!

この記事でご紹介する練習方法を順番通りにきちんとおこなえば、誰でも連符が吹けるようになります!

クラリネットの連符の練習方法

連符の練習をするときに、いきなり速いテンポで吹いたり、はじめからメトロノームをつけて練習したりしていませんか?

こういった方法で連符が完璧に吹けるのでしたら問題ありませんが、連符はいきなり吹けるようになることが難しい場合が多いです。

難しいテクニックにいきなりチャレンジするのは、登山をしたことない人がいきなりエベレストに登るようなものです。
できないことは何度繰り返しても、できるようにはなりません。

簡単な練習からはじめることが今からご紹介するクラリネットの連符の練習方法のポイントです!

以下の順序をきちんと守って練習をすれば、クラリネットで連符が確実に吹けるようになります。難しい連符などに出くわしたら、以下のステップで練習していきましょう!

1.階名(ドレミ)で歌いながら指を動かす
2.メトロノームをつけずにゆっくり吹いてみる
3.遅いテンポでメトロノームに合わせて練習

一見、時間がかかってしまうように感じるかもしれませんが、難しいテクニックは順を追って練習するほうが、むしろ完璧に吹けるようになる近道です。

こちらの連符を例に、クラリネットの連符の練習方法を詳しくご紹介していきます。

複雑な連譜ですよね。しかし、きちんと順を追って練習していけば吹けるようになります。
(CAVALINI 30 CAPRICE 第11番より引用)

1.階名で歌いながら指を動かす

まずは楽器を吹かずに、階名(ドレミ)で歌ってみましょう。音程が取れればベストですが、その音をしっかりイメージしながら歌いましょう。声が出せれば良いですが、声が出せない環境のときは頭の中で歌うだけでも効果はあります◎

音を頭で追えるようになったら、指を動かしながら、歌いましょう。テンポはできる速さで結構です。このとき、指と声は完全に一致するようにしなくてはいけません。指が回っていない人は「頭で音を追えていない」ことに原因があることが多いです。

この練習は軽視されがちですが、とても大切です。頭で音が終える程度のパッセージでしたらこの練習は飛ばしても構いませんが、上記の楽譜のような複雑な連譜の場合はいちどで良いので、この練習をおこなうだけで吹けるようになる近道になるはずです。

2.メトロノームをつけずにゆっくり演奏

音が頭に入り、指が音を追えるようになったら、いよいよ吹いてみましょう。

まずは、ひとつひとつの音を聴きながら吹けるくらいゆっくり吹いてみてください。一定の速さ(音によって速くなったり遅くなったりしない)でしたら、特にテンポに当てはめる必要もリズムも気にする必要はありません。止まらないで吹けるくらい、とてもゆっくりで良いので音を並べていきましょう。

ここで大切なことは、「吹くこと」と「聴くこと」がきちんと同時にできているか確認しながら演奏することです。指だけが先走ってしまわないように注意してください。クラリネットの連符を吹くときは、最終的にインテンポになってもすべての音が「聴けている」状態である必要があります。

何度もゆっくり演奏していると、だんだん速くしたくなってくるはずです。何度も繰り返し、頭と身体に定着させ、できるようになってきたら少しずつ速くしても構いません。

3.ゆっくりのテンポで練習

「難しいところはゆっくりのテンポで練習しましょう」ということはよく聞くかもしれませんが、ゆっくりのテンポでも複雑なパッセージは難しいですよね。

難しいパッセージの練習をするときは、ゆっくりのテンポで練習する前に、
「1.階名で歌いながら指を動かす」
「2.メトロノームをつけずにゆっくり演奏」
この2つのステップを踏むようにしてください。それができてからやっと、ゆっくりのテンポで練習をおこなうことが有効な練習となります。

例えば、先ほどご紹介した譜例は、6連符ですので、四分音符=60でも結構速く感じてしまうかと思います。

あまりにも遅いテンポ(四分音符=40など)ですと、6つの連符を均等に入れるのが難しいかもしれません。そんなときは、電子のメトロノームでしたら、8分音符を刻む、振り子のメトロノームでしたらテンポを8分音符(倍のテンポ)で鳴らすと良いです。

ゆっくりのテンポのときこそ、メトロノームにしっかり合わせることをおろそかにしないようにしましょう。きちんとテンポにのって吹けるようになるまでは、テンポは上げずに繰り返し練習するか、それでもできないときは前のステップに戻るようにして焦らずにしっかり積み重ねていきましょう!

テンポを速くしていくときに気をつけること

クラリネットの連譜は、ゆっくりのテンポからはじめて、だんだんテンポを上げていくように練習する人が多いかもしれません。このときに気をつけたいのが、ゆっくりのテンポのときにきちんと吹けていないものは、速くしても吹けないということです。

できていない吹きかたを繰り返していると、できていない吹きかたを身体が覚えてしまいます。ゆっくりのテンポでも「できないなぁ」と思ったら、このコラムでご紹介した連符の練習方法の前のステップに戻って練習するようにしましょう。

身体と頭・耳、これらのすべてが正常にリンクしている状態をつくることで、クラリネットの連符などの難しいテクニックが演奏可能になってきます。正しく身体に覚えさせるためにも、きちんとした順序で練習していくことが大切であり、上達への近道です。

まとめ

クラリネットの連譜などの速いパッセージは順を追って練習すれば、誰でもできるようになります。

1.階名(ドレミ)で歌いながら指を動かす
2.メトロノームをつけずにゆっくり吹いてみる
3.遅いテンポでメトロノームに合わせて練習


以上の順序を踏んで、きちんとすべての音を聴けている状態で、頭と耳と身体をリンクさせていきましょう。

前の段階ができていないのに次の段階に進むことは無意味です。結果的に練習効率が悪く、時間がかかってしまいます。

一見、「大変だなぁ」と思ってしまいがちな、クラリネットの連符などの速いパッセージですが、正しく順を追って自分の音をしっかりと聴きながら練習していけば、誰でも吹けるようになりますよ!ぜひ試してみてください。

動画でも演奏しながら解説しています!

鳴りムラがなくなる!クラリネットのレジスターキー練習方法【楽譜付き】

クラリネット音色をきれいにするには「鳴りムラがない」音作りが必要です。クラリネットは音によって鳴りやすい音と鳴りにくい音がありますよね。低い音から高い音まですべての音域をきれいに響かせられるようになると、クラリネットの音色は良くなります。

クラリネットの音色を良くする練習法のひとつに「レジスターキーの練習」があります。このコラムではクラリネットのレジスターキー練習の方法と、レジスターキーの練習をより効果的におこなうためのポイントをお伝えしていきます。

「クラリネットの音色をきれいにしたい」「鳴りムラをなくしたい」という方は、このコラムを読んで、基礎練習にレジスターキーの練習方法をとりいれましょう。

クラリネットのレジスターキーの練習を正しい方法でおこなう効果

クラリネットのレジスターキーの練習を正しい方法でおこなうと、

・低い音も高い音もきれいに吹けるようになる
・響きがそろい、鳴りムラがなくなる
・跳躍が上手くなる

以上のような効果があります。これらの効果をしっかり出すための方法は、コラムの後半の「レジスターキー練習のときに気をつけること」のところで詳しく解説していきます。

クラリネットのレジスターキー練習って?

クラリネットのレジスターキーの練習のやり方を楽譜と共にお伝えしていきます。クラリネットにはレジスターキーというものがついていて、それをおさえることで音域を変えられるのです。クラリネットのレジスターキーを使いこなしてクラリネットの音色を磨きましょう!

レジスターキーとは?

そもそもレジスターキーとは、クラリネットの裏側にあるキーのことです。

クラリネットのレジスターキー

このキーをおさえると、おさえていないときより、「1オクターブと5度」高い音が出ます。フルートやサックスでは、そのキーをおさえると1オクターブ音が上がるオクターブキーと呼ばれるものがありますが、それに対してクラリネットのレジスターキーは、1オクターブ半なので跳躍の幅が広く、きれいに吹きこなすのが難しいでしょう。

「ド」の運指にレジスターキーをおさえると1オクターブと5度高い「ソ」の音が出ます。

レジスターキー練習方法

レジスターキー練習は、レジスターキーをおさえない低い音から、レジスターキーをおさえる高い音へきれいに移行できるようになるための練習です。

下の音(レジスターキーをおさえない音)を4拍のばしたら、レジスターキーをおさえて上の音になめらかに跳躍し、その音も4拍のばしてください。以下の楽譜のように半音ずつ上がっていきます。

楽譜のpdfファイルはこちら

レジスターキー練習のときに気をつけること

クラリネットのレジスターキーの練習はただおこなうだけでは効果はありません。ここからはレジスターキーの練習の効果を高めるために、気をつけるべきポイントについて解説していきます。

レジスターキーを押すとき(高い音に移るとき)に息をひかないこと!

レジスターキーの練習をするときに陥りがちなことのひとつに、「音が移るときに息の入れ方を変えてしまう」ということがあります。

レジスターキー練習の目的は、レジスターキーをおさえていない音とレジスターキーをおさえている音が同じ息同じ響きで吹けるようになることです。

これからご紹介する、レジスターキー練習のときに気をつけるべきことのチェックポイントを確認していきましょう。

指をおさえるときに無意識に息を変えていませんか?

上の音に行くときに「音が開いてしまうのではないか」「高い音が飛び出してしまわないように」と思って、無意識に息を引いていませんか?

レジスターキーの練習は、下の音も上の音もすべて同じ息でおこないましょう同じスピード、同じ方向への息が原則です。

もしも、「下の音を吹いている息のままレジスターキーをおさえると、上の音が出ない」という場合は、下の音を吹いているときの息が緩すぎるのかもしれません。下の音のときもスピードのある、まとまった息で吹く必要があります。

息の方向(向き)についてですが、上の音に行くときに、若干舌の位置を変えて調節する必要があるかもしれませんが、基本的には下の音も上の音も同じ方向を狙って吹けるようにしましょう。

指をおさえてもらってクラリネットを吹いてみよう!

クラリネットを吹くときに、指の動きと連動して息が変わってしまうクセがついてしまっていると、なかなかそのクセを取るのは大変かもしれません。そんなときは、今からご紹介する方法を試してみてください。

マウスピースを180度反対方向に回し、バレル(タル)を手で持って自分は吹くだけ、もうひとりに手伝ってもらい、指を動かしてもらいます。

例えば、レジスターキーの「ドーソ」をこの方法でおこなうとしたら、吹いている人は「ド」の音を吹き続けるつもりで息をしっかり入れます。

指を動かす人がいつレジスターキーをおさえるかわかりませんよね?

しかし、息がしっかり入っていたらレジスターキーをおさえてもらうだけで高い「ソ」の音が低い「ド」の音と同じ響きできれいに出るはずです。

つまり、クラリネットの響きがそろわなかったり、鳴りムラがあったりするのは、自分が無意識に息を引いてしまうなどして、息がキープできていないことに原因があるということです。

この方法でつかんだ響きの感覚をしっかり覚えておきましょう。

レジスターキー練習の効果

レジスターキー練習は鳴りムラをなくすのに効果的です。クラリネット吹くときは、支えられた息で吹くことが求められます。

曲を吹くときなど、いちいち息を変えていられません。ひとつの息で低い音も高い音も出せるようにする必要があります。クラリネットのレジスターキーの練習は基本の息作りの練習だと思っておいて下さい。

レジスターキーの練習を正しい方法でおこなうことによって、鳴りムラをなくし、低い音から高い音まできれいにクラリネットを響かせられるようになります。

まとめ

クラリネットのレジスターキーの練習は鳴りムラをなくし、低い音から高い音まできれいに響かせられるようになる基本の息づくりの練習です。

レジスターキーをおさえて上の音に跳躍するときに、息のスピードや方向が変わってしまわないように気をつけましょう。

レジスターキーの練習を正しくおこなえば、音色改善にとても効果がある練習ですので、基礎練習に取り入れてみましょう!

ザ!世界仰天ニュースに登場ギタリストを襲うジストニアとは?【局所性ジストニアの手術の話】

2020年3月3日に放送のザ!世界仰天ニュースで、ギタリストを襲うジストニア(局所性ジストニア、フォーカルジストニア)について紹介されるそうです。

日常生活ではなんの異常もないのに、楽器を演奏しているときにだけ、指などが動かなくなってしまう、簡単に言ってしまうと職業病のようなものです。しかし、近年多くのピアニストやギタリストがジストニアの症状に悩まされています。

他の楽器でもドラマーでAlexandrosの庄村聡泰さんがフォーカルジストニアによって、バンドを勇退することになったニュースは記憶に新しいですね。

今回、ザ!仰天ニュース取り上げられていたギタリストはERIKAさんという方のようです。

局所性ジストニアの手術のご報告。ERIKAさんのLINEBLOGより

私も約2年前、音楽家のジストニアを患いました。音楽家のジストニアについては、以前こちらの記事に詳しく書きましたのでご覧ください。

ジストニアの手術は最終手段

ザ!世界仰天ニュースでギタリストがジストニアの外科手術を受けたということが紹介されていました。ジストニアの手術、定位脳手術は最終手段と考えておくのがよいでしょう。この理由として、ふたつあげられます。

リスクがある

当たり前のことですが、手術にがリスクがつきものです。先生の成功確率が高かったとしても、人によって不具合を起こすか可能性はゼロではありません。リスクをとる覚悟がないのでしたら、音楽家のジストニアを手術による治療で治すことをおすすめしません。

こちらの方のnoteによれば、「手術によって起こる全てのことを受け入れる気がなければ、手術は受けない方がいい」病院でこのように言われたそうです。本当にその通りです。

私は今年の夏ごろに手術予定なので、先日、平先生の外来を受けました。

そこで、手術の成功実績を聞いてきました。お話を聞いた後、記憶をたぐってメモをとったので、正確な数字か自信がないのでここに書くことは差し控えますが、「改善度は人によるのだな」という感想でした。そして、平先生のお話や実績から判断すると、手術の失敗というリスクは考えすぎる必要はないかもしれないと思いました。

みんながみんな100%改善するわけではない

局所性ジストニアの定位脳手術による改善度は、人によるそうです。手術を受けたからといって魔法のように指などが動くようになるわけではありません。改善度が仮に、80%だとしたら、満足できますか?私は正直、わかりません。

しかし、音楽家にとって楽器演奏が思うように演奏できないのは死活問題です。なんとかして治したいと思う気持ちは痛いほどよくわかります。

局所性ジストニア(フォーカルジストニア)の治療法は、確率していない

局所性ジストニア(フォーカルジストニア)の治療法はさまざまな方法が提唱されていますが、どれも効果がはっきりと出る保証がなく「治療法は確立されていない」というのが現実です。

だからこそ、テレビでも取り上げられていた、一度で効果のある定位脳手術は魅力的なもののように思えるのでしょう。

局所性ジストニア(フォーカルジストニア)になってしまった音楽家は治療を目指すのであれば自身で、治療法を選びとらなけばいけない時代となっているのかもしれません。

この記事を書いた人も2年前から局所性ジストニアを患っています

実はつい先日、東京女子医大脳外科の平先生の外来に行ってきました。

外来にたどり着くまでの期間や経緯はこちらにまとめてあります。

これはまだ外来に行く前に書いたものです。

まとめ

ザ!世界仰天ニュースでギタリストを襲うジストニアという病気が紹介されました。この局所性ジストニア治療法は確立されていません。現在医学的方法で即効性があり、効果が期待できるものは、仰天ニュースでもご紹介されていた「定位脳手術」という外科手術です。手術というものにリスクはつきものです。改善度は人によって異なるそうです。

医療の進歩は素晴らしいです。しかし、私の立場からあまり大きな声では言えませんが、「ジストニアになった、だから手術を受けよう」という思考に欠けた行動は避けたいものですね。


どうして弾けなくなるの? <音楽家のジストニア>の正しい知識のために

こちらは音楽家のジストニアを学ぶ上で、日本語で出版されているものの中では1番有効な書籍だと思います。