クラリネットのタンギング練習方法【うまくなる5つのコツ】【楽譜付きで解説】

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みなさんはどのような方法でクラリネットのタンギング練習をしていますか?

クラリネットの上達において、タンギング練習は大切です。

曲を演奏するときに、必ずと言っても良いほどタンギングのテクニックは必要 になってきます。また、タンギングがきれいにできないと、せっかくきれいな音色を持っていても、美しくなく聴こえてしまうおそれがあります。

この記事では、初心者の方にもおすすめのクラリネットのタンギング練習方法と、クラリネットでタンギングがうまくなる5つのコツをご紹介していきます。

ロングトーン練習と並行して、クラリネットのタンギング練習も毎日の基礎練習に組み込みましょう!

クラリネットのタンギング練習方法

クラリネットのタンギング練習方法はいろいろありますが、この記事でご紹介するやり方は初心者から上級者までクラリネットを上達したいすべての人に有効な練習方法となっています!

わたしもこのタンギング練習の方法を初心者のときから、プロになった今でもおこなっています!

クラリネットの基本のタンギング練習方法【楽譜付き】

以上の音形で、最低音の「ミ」の音から順番に半音階で1音ずつ上がっていきます。
初心者の方は高い「ド」まで(チューニングのオクターブ上)、わたしは普段それより上の「ラ」くらいまでおこなっています。クラリネットの高い音のタンギングのコントロールは難しいので、毎日の練習で慣れていきましょう。

テンポは4分音符=80〜120くらいで、16分音符が無理なく吹ける速さを設定して練習しましょう
初心者の方は4分音符=60くらいからはじめることをおすすめします。

クラリネットのタンギング練習はゆっくりのテンポからおこない、正しい奏法を身につけることが大切です。
正しい奏法でタンギングができるようになれば、テンポを上げていくことは難しいことではありません。

タンギング練習をするときの5つのコツ

クラリネットのタンギング練習は正しい方法でおこなわないと、変なクセがついてしまい、逆に上達の妨げになってしまいます。

以下の5つのチェック項目がすべて守られているか確認してみましょう。

✔︎基本のタンギング練習では音を短くしない
✔︎タンギング練習のときも息はまっすぐ
✔︎息をしっかり入れることが1番大切
✔︎舌は「トゥートゥー」と軽くつくだけ
✔︎音色を犠牲にしない

✔︎基本のタンギング練習では音を短くしない

クラリネットの基本のタンギング練習ではスタッカートのように音は短くきりません。
音と音の間にすき間ができないように、また、音は抜かない(途中で弱くしない)ようにしましょう。

✔︎タンギング練習のときも息はまっすぐ

クラリネットのタンギング練習のときの息づかいは、ロングトーンのときの息づかいと同じです。
楽器にしっかりと息を入れて、息はまっすぐ流し続けてください。
タンギング(舌をつく)ときに息が途切れてはいけません。
また、まっすぐ流し込んでいる息は途中でスピードが遅くならないように注意しましょう。

✔︎息をしっかり入れることが1番大切

クラリネットでタンギングをする(舌をつく)と楽器に息が入りづらくなるので、ロングトーンのとき以上に、楽器に息をしっかり入れることを意識する必要があります。

クラリネットのタンギングにおいて、息をしっかり入れることがいかに大切かは、こちらの記事でも詳しく解説しております。クラリネットのタンギングをもっと上達させたい方は、あわせてご覧ください。
クラリネットのタンギングで1番大切なこと

✔︎舌は「トゥートゥー」と軽くつくだけ

クラリネットでタンギングをするとき、舌は軽くリードに触れる程度でOKです。舌の表側の先端付近リードの先端付近に軽く触れましょう。
舌の力は抜いて「トゥートゥー」と発音するようにしてタンギングをしてください。

✔︎音色を犠牲にしない

クラリネットのタンギング練習のときには、つい舌を動かすことに意識が集中してしまい、自分の音を聴くことがおろそかになりがちです。

クラリネットの練習全般に言えることですが、どんなテクニックを練習するときも、響きのある豊かな音色で吹けているかどうか、自分の音をよく聴きながら練習することがとても大切です

クラリネットのタンギング練習に必要な2つのこと

毎日のタンギング練習で必要なことは、以下の2つです。

「ゆっくりのタンギング」「速いタンギング」の両方をおこなうこと

低い音から高い音まで、さまざまな音域でおこなうこと

先ほどご紹介したクラリネットのタンギング練習方法はこの2つを網羅している点でおすすめです!
しかし、この練習方法を絶対におこなわなければいけない訳ではありません。

こちらでご紹介した方法は時間がかかる練習なので、練習時間がたくさんとれない方は、自分に合った方法にアレンジをしてもよいでしょう。

「音階でこの練習方法をおこなう」「8分音符と16分音符のみ練習する」など、工夫をして、練習を継続させてみてください。

クラリネットのタンギング練習は継続が大切です!
1日に5〜10分でも構いませんので、クラリネットの基礎練習にタンギング練習は必ず入れましょう。

まとめ

・クラリネットのタンギング練習は大切です。短時間でもよいので基礎練習に取り入れましょう。

・初心者からプロまで使える基本のクラリネットのタンギング練習方法を楽譜付きでご紹介しましたのでぜひ試してみてください。

・こちらでご紹介したクラリネットのタンギング練習方法は「すべての音域を網羅できる」「ゆっくりのタンギングと速いタンギングの両方を練習できる」ことがメリットです。

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