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クズシマクラリネットの人がYouTubeに力をいれる目的について書きました

こんにちは。クラリネットのクズシマです。

先日(2020.08.05)ついに目標としていたYouTubeのチャンネル登録者数1,000名を達成しました。たくさんの方に動画をご覧いただけて、そしてお会いしたこともない方から応援していただけて、ITは世界を広げてくれるなと改めて感じました。

ここでは、ツイッターの140文字におさまらないようなことや、YouTubeのように有益な内容ではない、とるに足らない、でも私の心のうちにメラメラと燃えている想いについて書こうと思います。

目標であったチャンネル登録者数1,000名のラインとはYouTube収益化のライン

しかし、まだまだ大赤字だし、動画を作るのに膨大な時間と労力、そして時にはバッシングまで受けてまで、なぜここまでYouTubeに力を入れているのか。

という私がYouTubeをやる本当の目的について書こうと思います。

「世界に貢献したい」とか大それたこと言ってしまうようですが

音楽意外に特筆すべき趣味のない私ですが、強いて挙げるならば、経済

世界の動きを観察したり、ビッグビジネスをやり遂げた方の自伝や格言を読み漁るという音楽家らしからぬ趣味を持っています。

私はしがない音楽家ですが、理想とする社会に一歩でも近づけるための仕事をしたいという思いで生きています

ちなみに私の仕事におけるビジョンは「音楽の力を借りてより文化的な社会つくる」
ちなみに個人的な目標は「文化的に生きる

文化とは‥‥。
きっと文化的な社会の先には思いやりとか愛とかがあって、それで平和になる‥と信じています。


音楽は素晴らしい。音楽に出会ってしまったから、人生は最悪にも最高にもなってしまった。

私が音楽を専門的に勉強していく過程で何を深めたかというと、難しい曲を演奏する技術ではなく音楽の素晴らしさへの理解だと思うのですよね。

消費や短絡的な娯楽の喜びももちろん知っているけれど、でも。身近なのにこんなに喜びを感じられて、悲しみで内包してしまう芸術‥‥すごくない?(急にタメ口)

なんだか語り口調になってしまいそうなので、ここからは、これらの話がなぜYouTubeに力を入れていることにつながるの?ということについて記していきます。


効率の良い学習はその先の景色を見るため

音楽って素晴らしいけれど、管楽器って難しいですよね。

楽器の難しさとか、何か上手くできない奏法のせいで「音楽をする」ことができていない人、もう少し噛み砕いた表現ですと「歌う」ことができなくなっている演奏を本当によく聴きます。私もそう。今でもそうなることもある。

でも、超絶技巧を目の前にしたって、そこには音楽があると思うのです。

前提として、YouTubeで楽器演奏方法のコンプリート学習ができるとは思っていません。

しかし、
・一度もクラリネットを習ったことないまま1日に何時間も必死に練習をしている吹奏楽部の学生さん
・正しい知識をつられる環境にないことにコンプレックスを持っている方
・楽器をはじめる第一歩の説明書が必要な方
・なんだかよくわからないけれど新入生に楽器を教えなければいけない先輩

こんな方々にとって、私のチャンネルのようなモノがあれば、有益だと考えました。まず効率よく知識を得て、試してみる。そしてまた考える、試してみる。という前進が可能になると思うんです。

ほぼ毎週レッスンを依頼してくださる吹奏楽部のクラリネットパートもいるんです。それでもぜんぜん足りない。

「レッスン行ったら上手くなる」ってのは幻想で、そこから何を考えて何を目指すか。だと思うんです。

だから「わかったらできる」「知らないせいてできない」という幻想、言葉が悪いけれど思考停止から脱却して、まず知って、試して欲しい。という思いから、私はこのようなクラリネットの効率の良い上達方法の配信をしています。



私にできることなんて、ごく限られているけれど、それなら私にできることだと思ったので、やりました。誰かやりそうでしたが、私が思い立ったのでやりました。

楽器を趣味にすることは本当に素晴らしい。音楽に近くで触れられる。
私の目指す文化的な社会は、音楽家の内輪だけで盛り上がっているだけでは足りない。

楽器は音楽のインスピレーションをくれることもあるし、音楽を阻むこともある。私もあなたも、早く楽器を越えられるように、トライアンドエラーすることが楽器上達学習の本質だと思うのです。すべては音楽のために。

クラリネットの高音域の運指【解説動画あり】

クラリネットの高音域の運指は、ひとつの音に対していくつかのパターンがあることが多いですよね。

クラリネット初心者の方は「なんとなく簡単そうなほうの運指を選んで吹く」としてしまいがちですが、クラリネットの高音域の運指は場面などによって適切なほうを選ぶ必要があります。

クラリネットの高音域の運指を選ぶときのポイントは「音程」「鳴り」をベースに判断すると良いでしょう。また、指づかいの簡単さを優先して良いときや、音色などを優先するべきときなど、場面によっても異なります。

クラリネットの高音域の運指についてはこちらの動画で詳しく解説しています。

クラリネットのマウスピースも楽器も最適なものは人によって違うと思う

こんにちはクラリネットのクズシマです。

最近あまり聞かなくなりましたが、
うちの吹奏楽部ではクランポンのクラリネットしか使ってはいけない」
「リードの厚さは3で統一しています」
「マウスピース全員M30です」

といった、吹奏楽部内での謎のメーカーなどの縛り

YouTubeでお悩み相談に答えていると、意外とまだまだこんな謎な縛りに苦しんでいる方がいらっしゃいます。

音を聴いている訳ではないので、それが本当に合っていないのかということはさておき、このような根拠がなさそうな道具のメーカーなどにの縛りについて思うことを書いていきます。

吹奏楽部のクラリネットにおける楽器の統一に関して


確かに、楽器のメーカーを揃えると音色や音程の感じが揃いやすいのは一理あります。しかし、個人的な意見としては楽器を購入するのが生徒本人なら、好きな楽器を吹けば良いのではないかなぁと思います。

ましてや、「このメーカーの楽器は禁止です」なんて、いつの時代の軍隊ですか?とちょっと思ってしまいますね。根拠があれば聞いてみたいですが‥‥。

クラリネットのリードに関して


リードの厚さを統一、リードに関してはメーカーや種類を統一するのも、ちょっと意味がわかりません。

リードの厚さは個人のアンブシュアの圧力のかけ具合や、息の量などによって最適解が変わります。すなわち、同じ音を出したいという目的ならば尚更、人によって良いリードの厚さは変わってきます。

確かに、クラリネット をはじめたばかりの生徒は、自分にとっての最適なリードの厚さ(番号)がわからないと思いますので、推奨する番号を指定することは良いことだと思います。

しかし、本当人によると思うので、初心者の方で3が苦しいなら2半を吹けば良いと思いますし、ある程度慣れてきた人がマウスピースによっては4のリードを吹くのももちろんありだと私は思っています。

私自身も生徒のリードの厚さに関して結構とやかく言ってしまうんですけど、根拠もなしに「3が当たり前」「3半にすれば音がきれいになる」のような思考停止した考え方はなくなれば良いのにな‥‥と思っています。

マウスピースに関して

マウスピースもそれぞれで良いと思います。
ですが、クラリネットをはじめる方におすすめしたり、楽器初心者の新入生がすぐにマウスピースを買うときは、だいたいバンドレーンの5RVライヤーかM30をおすすめしています。なぜならどちらも大切なことを教えてくれるよくできたマウスピースだと思うからです。特に5RVライやーできちんと息をまとめて音作りをすることはとても勉強になります。(そしてどちらも初心者向けのマウスピースということではなく、プロも愛用しているようなモノです)

このように初心者におすすめするマウスピースはだいたい決まっています。リードに関してもだいたいはじめはバンドレーンの青箱のようなスタンダードなもおをおすすめします。

クラリネットを始めたばかりのときは、マウスピースの良し悪しがなかなかわからないと思いますので、一般的に好まれて使われているモノからはじめるのが良いと思っています。

後々、「もっとこんな音になりたい」という欲が生まれたら、それに合わせて道具を変えていけば良いでしょう。マウスピースも消耗品ですから、数年使ったら買い換えるべきだと思いますので、そのタイミングでまた種類を見直せば良いと思います。

クラリネットは、楽器に始まり、マウスピースやリード、リガチャーなど演奏するのに必要な道具選びが難しいですよね。
しかし、練習していくうちに「こんな音になりたい」という思いが生まれてこれば、これらの道具は理想の音を出す手助けをしてくれます。理想の音もそれぞれ、奏法も人の身体や吹き方によってそれぞれです。自分の出したい音を叶えられる道具選びをしたいものです。

私のクラリネットのリード遍歴

こんにちは。クラリネットのクズシマです。
私がクラリネットを始めた中学生の頃から今に至るまでに使用していたリードを(おぼろげな記憶を辿りながら)ご紹介していきます。

はじめて使ったリード


バンドーレン B♭クラリネットリード トラディショナル 3

中学生のときに吹奏楽部でクラリネットを始めたときに、まずはじめに使用していたのがこちらのバンドレーンのトラディショナル(通称青箱)の3 番でした。

ちなみに当時使用していたマウスピースはバンドレーンのM30でした。

その後なんとなく紹介されてバンドレーンのV12に乗り換えました。


バンドーレン B♭クラリネットリード V.12 硬さ:3 (10枚入り)

その後、3番では音が細いと感じ、同じV12の3と2分の1をレッスンの先生に勧められ、使ってみることに。


バンドーレン B♭クラリネットリード V.12 硬さ:3-1/2 (10枚入り)

 

マウスピースの種類を変えて、リードは再び3番の厚さに

はじめに使っていたM15のマウスピースを欠けさせてしまい、中学3年生の時に「B40」のマウスピースに変えました。

B40は重めのマウスピースなので、当時使っていた3と2分の1のリードだと吹きこなせず、再びリードをV12の3番に戻しました。

ここからしばらくこの仕掛けが続きます。

高校生〜音大受験時

高校生の時はずっとB40にV12という組み合わせでした。いつだったか忘れましたが、途中から、リードは3と2分の1を使うようになり、音大受験のときはB40にV12の3と2分の1という結構重めの仕掛けでした。

(ちなみに、受かった大学の演奏の最終試験では重すぎるリードを選んでしまい散々でした。)

音大時代

音大に入ってから、マウスピースがB40とB40ライヤーを行き来していましたが、リードはずっと変わらずV12を使っていました。厚さは3と3半を行き来している感じでした。3と3半の間くらいの厚さがあればいいのになぁとずっと思っていました。

大学4年のときに、師事する先生が変わった影響で、一時、マウスピースが5RVを使用したこともありましたが、あまり合わずすぐに元の仕掛けに戻りました。

音大大学院時代

この頃から、あまり厚すぎる仕掛けを好まなくなり、3のリードを使うことが多くなりました。オーケストラで演奏することが多かったので、長いフレーズを人息で演奏するためには、あまり体力のない私は効率よく息を使える仕掛けにする必要がありました。

この頃、ゴンザレス社のGDというリードに出会い、しばらく使用していました。しかし、V12と併用して使用していました。



Gonzalez Reeds “GD” Model ゴンザレス Bbクラリネットリード GDモデル (2-1/4)

私は2と2分の1を使うことが多かったです。およそ、GDの2と2分の1がV12の3くらい、2と4分の3がV12の3半くらいのです。

今のリードとの出会い

仕事先でお世話になったメーカーの方からご紹介いただき、今使用しているダダリオ社のレゼルヴ クラシックに出会います。



D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5(10枚入) ファイルドカット DCT1035

私は3.5を使用しています。

今でこそ結構メジャーなリードになりましたが、私が使用し始めた頃は、先生方からは「葛島さんまた変わったリード使って〜〜」という感じでした。

レゼルヴ クラシックは質感的にはV 12に似ていて、厚さがしっくりくるのも気に入っているポイントです。

手持ちのリードの整理をした|クラリネット

こんばんは。クラリネットのクズシマです。

今日はリード整理をしました。
だいたいいつも50本弱を管理していて、
リードケースに入っているのが1軍
育て中、または育て終わった新しいリード
よくわからない2軍以下の練習用のリード

といった感じの分類でリードを持ち歩いています。

リードケースの中の整理

リードケースには1軍のリードが入っていて、仕事の時はその中から選んで吹くことが多いです。しかし、リードケースの中のリードを過信しすぎると痛い目にあいます‥‥。

いざというときに、本当に良いリードをすぐにリードケースから取り出して吹くためには、定期的にリードケースの中を整理する必要があるのです!

リードケースの中のリードは本番で使ったものもいくつかあるので、疲れ果てていて意外とよくなかった‥‥なんてこともよくあります。

今日はリードケースの中のリードをすべて吹いて、1軍にふさわしくないものは、リードケースから出し、最近育てたリードで1軍入りできそうなものを新たにリードケースに入れました。

新しいリードが全然1軍入りできなかった

今日は新しいリードから、新たに1軍入りできるものはたった2本でした。(約30本中)

私はダダリオのレゼルブクラシックの3.5を使用しています。
D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5(10枚入) ファイルドカット DCT1035


今日はなんだか重いと感じてしまったことが理由で、すぐ本番でも使うことができる1軍入りをすることができないものが多かったです。

雨のせいかな‥‥。それとも、最近変な力を抜いて楽に吹こうと意識しているから重いリードを求めなくなっているのかもしれないなぁ。

局所性ジストニア|不要不急の手術は延期になりました

私が東京女子医大で外来受診したのは2020年2月の半ば。
その頃は「院内でもマスクの着用は義務付けられております」の表示にピンときていないほど、こんな時代がやってくることを予期していなかった。

あれからみるみるイベントやコンサートは中止になった。手の症状の悪化により大変な演奏の仕事を控えて手術を待っているタイミングと、コロナウィルスの影響で仕事がないことが、うやむやになっていた。


コロナウィルスの影響で大切なコンサートやリサイタルが中止になっている音楽家の友達に紛れているような顔をしていたが、私にとって、もともと手術待ちの空白の期間だった。手術の延期によってその空白の期間が、延びようとしているようだ。

コロナウィルスの影響で約3ヶ月半、平先生の手術はストップしていたそうだ。そうですよね。私の手術は早くて年末。この後の東京の状態ではもっと先になるだろう。仕方ない。私が楽器を吹けなくても誰も死なない。

音楽家のジストニアの定位脳手術は整形手術に似ていると思う。本人にとっては大問題だ。でも他の人からしたら不要不急。諦めることに慣れすぎて、正直感情がない。

ジストニアの手術はもともと約半年待ちだった

私が手術を心に決め、紹介状を書いてもらい東京女子医大の平先生の外来を受信するまでに2ヶ月半。外来受診からおおよその手術予定日まで約4〜5ヶ月。

このような事態にならなくても、夏くらいまでは大きな演奏の仕事を引き受けることを控えていた。去年の12月から手術をすることは心に決めていた。

そんな感じで、やりがいのない人生の暇つぶしと将来の貯金作りのような気持ちでYouTubeをはじめた。ある程度熱中できて良い暇つぶしだし、「障害がある私にも、できることがまだあるのだ」と久しぶりに希望のようなものを感じたりもした。

健常者かと錯覚する日々だった

私の左手のジストニアの症状はごく一部のテクニックにしか支障をきたさない。しかし、例えばひとつのコンサートを引き受けたら、そのごく一部のテクニックは何度も登場する。

お金をいただいて、たくさんの方々を前にして仕事として演奏する以上、それをスルーすることは不可能。つまり、プロの仕事をプロとするのは難しい。

そして、左手の神経はイカれていても、私の耳は死んでいない。自分の意図しない音を出すのはかなり精神的に苦しいものがある。

ジストニア以前、私はオーケストラのエキストラの仕事や素晴らしい仲間と演奏することを生きがいにしていた。音楽をやっていて1番喜びを感じられる瞬間はアンサンブルで対話ができたときだと思っている。

残念ながらこの身体では叶わない。

自粛期間中の本番に向けるでもない気軽な練習はなんでも吹けると錯覚してしまう。実際にジストニアだから吹けないものばかりでもない。練習は必要。

でも、どれだけ積み上げても積み上がらない部分が私にはある。クラリネットを吹くのをやめたら、この音はなくなってしまう。でも、私にできることはごく限られている。

東京は今日も大変みたい。

こんな個人的な問題を解決する手術によって、他の人に迷惑はかけられないことは自覚している。限られたできることを粛々とおこない、淡々と生きるしかない。

今日はクラリネットが吹けない

こんにちはクラリネットのクズシマです。私はクラリネット奏者ですが、現在歯科矯正(外側ワイヤー)中です。

月に一度のメンテナンス後は歯が痛くてクラリネットが吹けない

歯科矯正は月に一度のメンテナンス(メンテナンスなんて言うと、聞こえが良いですが、歯のワイヤーを締め直す拷問のような辛い通院です‥‥)があり、その後は歯が動くので、豆腐しか食べられなくなるくらい歯が痛くなります。

クラリネットは上の歯をマウスピースにつけて吹くので、メンテナンス後は歯が痛すぎて2〜3日は痛いです。痛いのは我慢できても、うまく噛めなくて音程が下がったり、力が入らなさすぎて音色がぶよぶよになってしまいます。

無理して吹かないことにした

メンテナンス後はできるだけクラリネットを仕事を入れないように調節して、練習もあまりしないようにしています。無理して練習しても口の感覚が変わってしまって、実にならない練習‥‥とまではいかなくても練習の効率が悪いですし、何より結構辛いので無理しないようにしています。

少し前は、楽器を吹けない日はソワソワして落ち着かなかったり、楽器演奏が人生の軸になっている自分にとっては「意味のない1日を過ごしてしまった‥‥」なんてネガティブな気持ちになったりしていました。

しかし、最近は実際には楽器を吹いていない時間も有意義にポジティブに過ごせるようになりました。楽譜を読んだりして知識や思考を深めたり、動画の編集をしたりすることで、楽器を吹いていない時間も人生が前進していると感じることができるようになりました。

クラリネットを吹いていない時間も一歩ずつ前へ

「自分が音楽家として成長できたり、仕事の面で前進したりすることができるのは楽器を練習している時間だけではない」という気持ちになれたのは、私にとって大きな成長です。

きっかけは、病気でクラリネットを吹けなくなったことでした。

以前は、「練習をしてクラリネットが上手くなること=仕事が増える」という認識でした。演奏でご飯を食べれている私にとって、練習は生きるための行為でした。

しかし、病気になりその公式が通用しなくなってからは、様々な人生の価値の軸について考えました。

クラリネットを練習しても上手くなることが物理的に不可能だと感じていた時期、「人生が止まってしまった」と絶望していました。

しかし、毎日、朝起きて、ご飯を食べて、眠ってを繰り返していれば、絶望の気持ちは薄れてきます。忘れる能力は良くも悪くも人間の良いところなのではないかなと思っています。

ライティングや動画編集などを仕事にしたり、YouTubeで自分のコンテンツを作ることで、収入につながりますし、何より自分の言葉で何か発信することは人生が少しずつ前に前進しているような感覚を味わわせてくれました。(結果的に今は音楽活動にそれらのスキルが役に立っています)

それに、実際に音を紡いでいる時間以外にも、自分の中の音楽(感覚)は育ちます。練習フリークで、毎日狂ったように練習をしていた頃より、今は風通し良く音楽をすることができていると思います。

今は練習をすれば、少しずつ前へ進むことができるようになったと感じていますが、こんな練習できない日にも、一歩一歩前に進めるように生きていきたいなと思うのです。

歯科矯正とクラリネットに関するお悩み相談も受け付けています

クラリネットのマウスピースとリガチャーを選定しました

こんにちはクラリネットのクズシマです。6月から学校や部活動が再開しているところが多いですね。

先日、久しぶりに楽器店に出向き、生徒さんのマウスピースとリガチャーを選定してきました。

マウスピースは5RVライヤーを選定しました

バンドレンの5RVライヤーは、息をまとめて吹かないと少し開いたような音になってしまいますが、正しい奏法で演奏すれば芯のある音を作ってくれます。

初心者の方がクラリネットを始めるときにまずおすすめしているマウスピースのひとつです。5RVライヤーは大切なことをたくさん教えてく


バンドーレン B♭クラリネット マウスピース 5RV-LYRE

選んだクラリネットのリガチャー

リガチャーは予算が1万円前後でしたので、いろいろ選びましたが、
バズのゴールド、ピンクゴールド
バンドレーンMO逆締めゴールド
を選びました。(結構たくさんの人数のものを選んだのバラバラですが)

バズのゴールドは私も愛用しています。こちらのリガチャーは遠くまでスーッと響く音を叶えてくれます。


BuzzリガチャーBbクラリネットゴールドプレート

バンドレンのMOがすごく良かった。こんな華奢なフォルムなのに頼もしい響きを作れるリガチャーでした。ちょっと欲しくなってしまいました。


Vandoren / M/Oマスターズマウスピース用 Bb クラリネット用 リガチャー&キャップ GP 24K ゴールドプレート

クラリネットのリガチャーを選ぶ上で大切にしていること

リガチャーを選ぶ上で大切にしていることは、「音の響きを妨げないこと」「少しだけ良い音への助けになってくれること」です。

私は「リガチャーにきれいな音色を作ってもらおう」という考えがほとんどありません。リガチャー変なストレスがかからないことが大切だと考えています。

音がきれいに感じるリガチャーというのは、一歩間違えると「不自然な詰まり」に繋がりかねません。音色の質と、響きのバランスがうまく取れるものを選びます。

あとは、まっすぐつけられるものを選びましょう。リガチャーにも個体差があり、まっすぐリードをとめてくれないものがあるんです!ネジの締まり具合もきちんと確認したほうが良いです!

クラリネットのマウスピースやリガチャーは選定してもらおう!

どれだけネットショッピングが発達しても、クラリネットのマウスピースとリガチャーは選んでもらったものを買うのが良いです。

クラリネットのマウスピースやリガチャーは個体差があり、同じ種類のものでも大きく良し悪しが異なります。選定を頼むことができる人がいなければせめて「選定品」を購入することをおすすめします。

私は東海地方近辺にお住まいの方でお困りの方は、よろしければ力になりますので、ご連絡ください。

(選定やレッスンのご依頼はメールアドレスまでお願いします!ツイッターのトップまたはYouTubeのトップページの概要欄に記載されています。

例年より一足遅れてしまいましたが、今年度出会う方達と楽しく楽器や音楽と向き合っていければ良いなと思っています!

対面レッスンも再開しております。お近くの方はぜひご利用ください。

オンラインレッスンも継続しておりますので、遠方の方やちょっとしたお悩み相談にご活用ください。

クラリネットレッスンをご希望の方へ【出張レッスン料金について】

クラリネット奏者の葛島涼子です。YouTubeではクズシマという名前で活動しております。

クラリネットのレッスンをご希望の方に向けて、詳細をまとめました。ご確認の上、ご希望の方は、公式サイトのお問い合わせフォームよりご連絡ください。

レッスン可能地域

愛知県県内、愛知近郊の県(岐阜県、三重県など)でもレッスン可能です。上記以外の地域もご相談ください。大阪、東京で定期的に出張レッスン会を行っています。SNS で随時情報を更新していますので、よければチェックしてみてください。

料金について

レッスン料金は以下の通りです。こちらに記載以外の追加料金はいただきません。不明点やご相談など、お気軽にご連絡ください。

個人レッスン

・基本料金
1時間4000円(別途場所代)


・交通費
名古屋市内は無料です。
その他の地域は名古屋駅からの交通費+出張費をいただいております。詳しい料金についてはお気軽にお問い合わせください。

グループレッスン(合奏指導も同じ料金です)

グループレッスン(パートレッスン)は2時間以上から受け付けております。

・基本料金
2時間:10,000円
3時間:13,000円

・交通費
名古屋市内は無料です。その他の地域は出張料金をいただいております。

グループレッスンで呼んでいただき、時間内でしたら、順番に個人レッスンさせていただくことも可能です。ご活用ください。

遠方の方、お試しの方はオンラインレッスンがおすすめです

場所を問わずに行うことができるオンラインレッスンも対応しております。また、お手頃な価格でお試しいただける「お悩み相談プラン」は、奏法に関することだけではなく、レッスンの先生の選び方、楽器やマウスピースの機種の相談、練習の仕方など、ご自由にご活用ください。

オンラインでのレッスン&お悩み相談についての詳細はこちらをご覧ください。

楽器選定、マウスピース選定について

楽器選定、マウスピース選定をご希望の方もお気軽にご相談ください。お一人お一人にあったものを相談させていただきながら選ばせていただきます。

公式サイトよりお気軽にお問い合わせください。

クラリネットのレッスンは継続して受けていただくほうが効果がありますが、単発でもご遠慮なくご依頼ください。
1回ずつ約束をしてレッスン日を決める形式ですので、ご自身にあったペースでレッスンを受けることができます。

疑問点やご質問ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

YouTubeで毎週金曜日にクラリネットの上達に役立つ動画を配信しております。ぜひチャンネル登録お願いします。

クラリネットのリードについて質問に答えました

こんにちは、クラリネットのクズシマです。

YouTubeのコメントでいただいたクラリネットのリードに関する質問が、良い質問だったので、質問と回答をシェアしたいと思います。質問者さんありがとうございます!

いただいた質問は大まかにこのような内容でした。

「リードは2、3本ずつ開けて、割れたら変えています。この方法は良くないのでしょうか」

レッスンに行った学校でも、このように少しずつリードを開けて吹いているという方を結構見かけます。おそらく、このような方法でリードを開けている方は少なくないのではないでしょうか。

しかし、この方法はあまり良くないと思います

理由は二つあります。それは、
・リードが長持ちしない
・リードを選ぶ感覚が育たない

ということです。ひとつずつ解説していきます。

クラリネットのリードは時間をかけて育てるもの

開けたばかりの状態のリードを長時間吹くと、ヘタってしまい、一気に劣化させてしまうことになります。そのため、クラリネットのリードは育てます。

リードを育てるとは、リードを少しずつ慣らしていくことです。

クラリネットのリードの育て方

クラリネットのリードは1箱に10枚入りのものがほとんどです。リードを買ったらすべて開けましょう。

そして、開封した日はほんの30秒くらいしか吹きません。1分も吹いているとリードの先端が透明になってくるかと思います。この状態のまま吹き続けているとリードは物凄いスピードで劣化してしまいます。

先端が透明にならない程度の短い時間の慣らしを最低でも2週間くらいはおこないましょう。そうすると、だんだんリードの先端が透明にならずに、長時間の演奏に耐えられるものに育ってきます。

2、3本では育てる効率が悪い

育てている間は他のリードを吹かなければいけません。たった2、3本開けるだけでは、練習するリードが追いつかないかと思います。

リードはある程度育てば長時間演奏できるようになりますが、それでもずっと吹いていたら寿命がきてしまいます。新しいリードとずっと吹いているリードを吹き比べた時に、ずっと吹いているリードが「なんか響かないな」と感じたら、それはもうリードの寿命です。

リードはできるだけ、多くの枚数のサイクルで育てたほうが、結果的に長持ちします。「一気に開けてしまうのはもったいない」という気持ちがあるかもしれません。しかし、数枚ずつしか開けないと同じリードをずっと吹いていることになってしまいますので、結果的にリードの劣化を早めてしまうことになるのです。

クラリネット吹きならリードを選ぶ技術は必須

私たちプロのクラリネット奏者が本番に向けて「自分史上1番きれいな音を出したい!」と思ったら、何をするか。そうです、リードを選びます!

クラリネットできれいな音色を出す方法

「良い道具を使って、最適な奏法で吹く」

クラリネットできれいな音色を出す方法はこれにつきます。プロとかアマチュアとか学生とか関係ありません。みんな同じです。

ちなみに、道具というのは「楽器」「マウスピース」など、そして「リード」です。道具の中で、リードは簡単に変えることができます。

そして、リードには個体差があるので、選ぶという行為が必要になってきます。クラリネット吹きで有る限り、クラリネットのリードを選ぶ努力は1ミリも惜しんではいけないと私は思っています。

良いリードを選ぶ技術をつける方法

良いリードがどんなリードかあまり良くわからないという方は、リードの吹き比べが足りません。良いリードを選ぶ技術をつけるためには、たくさんのリードを吹き比べるしかありません。

リードをいちどに2、3枚ずつしか吹かないということは、2、3枚のリードの中からしか選んでいないということです。もしかしたら、その2、3枚のリードの中には良いリードが1枚もないかもしれません。

絶対的に良いリードなど存在しません。リード同士で比べて1番良いものを選ぶというのが「リードを選ぶ」ということです。

1箱買って、10枚のリードが手元にあるのでしたら、その10枚を比べない理由はありません。新しいリードからだんだん育てていく過程で、良いリードの順位が変わっていくかもしれません。そういうことも良くあります。

そうやって「リードを選ぶ」ということを練習していくと、クラリネットの音色の美的感覚がどんどん身について、結果的にきれいな音を出せるようになっていきます。

きれいな音は、それを探そうとした人にしか手に入りません。クラリネットのリードはたくさん(せめて10枚)の中から選んで、とっておきの1枚を大切な演奏の場で使うようにしましょう。

まとめ

クラリネットのリードは1箱買ったら、一気に開けましょう。
なぜなら、クラリネットのリードは「育てる」ことと、「選ぶ」ことが必要だからです。育てることと、選ぶことの両方において、たくさんのリードをローテーションして吹いたほうが都合が良いでしょう。

YouTubeでクラリネットの上達に役立つ動画を毎週金曜日に更新しています。ぜひチャンネル登録お願いします。

東海地方を中心に個人レッスン、パートレッスンを出張で行っております。詳しくはこちらをご覧ください。