練習のモチベーションアップに1番効果的だったこと|レッスンを聴講されるのは嫌だったけれど‥‥

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音大で教える先生には2パターンいる。
レッスンが「クローズ型」「オープン型」か。

音大時代の先生のこと

私は音楽大学〜大学院時代に3人の先生に習っていて、それぞれの先生の素晴らしい音楽と人間性からたくさんことを学ぶことができた。先生たちに、それぞれのタイミングで廻り合うことができて、ラッキーだった。恵まれていた。

私がこれまでに習ってきた先生方は、比較的「オープン型」の先生が多かったように思う。

オープン型とは、個人レッスンの聴講を推奨していたり、必要があれば取り組んでいる作品によっては違う先生のレッスンを受けることも認めてくださったりする、多様な価値観を認めてくださるスタンスのことを指す。

(もちろん、それぞれの先生によって考えやスタンスは細かく違うので、一概にオープン型と言ってもさまざまなんですけどね。)

知っておきたいのが、聴講を認めていないクローズ型先生もいらっしゃること。他の先生のレッスンを受けたいという申し出をあまり良く思わない方もいます。勉強段階で色々な情報が入りすぎると、一貫した学びを得られないという考えなどからくるものだと思います。この考えにも共感できる。

ただ、自分がオープン型の先生のもとで育ったこともあり、私自身、かなりオープン型な考えの持ち主だと思う。

レッスンの聴講で学んだこと

音楽大学で初めて経験したのが、「レッスンを聴講する、される」ということ。

人のレッスンを聴講するのは本当に勉強になる。音楽家として、演奏家として、客観視できることはもっとも重要なことのひとつだと思っている。

ほかの人のレッスンを聴いて、「先生は何を指摘するのか」「どのようにレッスンを進めていくのか」ということを知ることは、とても勉強になる。

反対に、レッスンを聴講されるのは本当に嫌だった。緊張する。

レッスンでは自分の弱点とか何もかもあらわになる裸の状態みたいになる。そんなのを仲間に見られるのは恥ずかしい。

でも、人に聴かれるとわかっていると、より緊張感を持ってレッスンに挑むので、それなりに相当準備していく。自分の限界を嫌だってほど知れる。

答えはひとつではないから

どうしても自分のレッスンは、自分ごとになってしまうため、主観的に捉えすぎてしまう。

例えば、音色ひとつにしても評価はそれぞれで、この先生には好まれたけど、この先生にはたくさん指摘を受けた‥なんてことも日常茶飯事。

音楽に絶対的な答えなんかないので、先生が違えば指摘されることも違う。だからこそ、言われたことだけを気にしすぎるのは良くないと思う。

だけれども、おおよそ、自分の演奏は周りにこういった評価を持たれているということを客観視することはとても大切なことだと思います。自分を知るためには、人を見る、聴くことが大切。それって演奏だけでなく、人としての振る舞いとかにも同じことが言えますよね。

みんな、おさらい会すれば良いのに

おさらい会とは、小さな発表会のようなもの。音大では「試演会」とも読んでいた。今練習している曲をそれぞれ、発表したり、ときには同じ曲をみんなそれぞれ演奏したりするときも。

何よりも成長できるのは、「人前で演奏すること」だと思う。練習室に籠もって一人で何時間も練習するだけより、目標を決めてそこまでに演奏を仕上げる。そして、そこでの反省点を生かしてまたトライする。その繰り返しこそが、大きな学びになる。

場数を踏めば、気づきをたくさん得られて成長できるのはみんな薄々わかっているとは思う。ならば、「場」は作れば良い。行動力いるけれど。おさらい会、おすすめ。

おさらい会は先生主催のときもあれば、卒業してからは自分たちで場所を借りて仲間同士何人かで集まって開催したときもあった。

仲間と近くで勉強するということ

音大で1番刺激になったのは、仲間で勉強できたこと。

私は競争が苦手だったので、すぐ逃げ腰になってしまったけど、それでも試験では良い成績が欲しくてメラメラ闘争心を燃やした。戦わずとも、隣の練習室で同級生が練習していたら、私ももう少しだけ頑張ろうという気になれた。

成長するために本当に必要なのはモチベーションを高く保つことだと思うので、そう言った意味で仲間がいる経験というのは本当に貴重だった。

大人になると仲間に出会うのって難しい

レッスンの先生を見つけたければ、近所の教室を検索して、クラリネットを教えている人を探すなどの方法で叶うでしょう。

私も、ウクレレを習いたかったら先生は見つけられると思う、でもちょっとした質問をしたり、「ちょっとここ一緒に弾いてみようよ」とか「なんの曲練習したら良いのか」とかを気軽に相談できる友達を作るのは難しそう‥。

刺激しあえる仲間、共通の趣味を持った仲間に出会うのって求めれば求めるほど難しいですよね。今の時期、楽団の練習もストップしてしまっているなんて話も良く聞きます。

クラリネットという共通のツールを使って何かしたいことを実現しようとしている人が集まる場所を作ります!

(告知)クラリネットサークル

レベルも、モチベーションもさまざまだけれど、みんながゆるく集えて、治安が良い場所を作れないかなとずっと考えていました。

YouTubeのコメント欄や、2チャンネルや、ツイッターに溢れかえる情報はみんな使い捨てみたいで、一回やりとりしたら、はい。さようなら。みたいな雰囲気がなんかしっくりこない。誰でも質問できる、そういう場所も必要なんだと思う。(私のYouTubeに質問くださる方は丁寧な方がほとんどだし‥‥)

でも、私はもう少し質の良くてお互いの信頼関係を気付けるような場所を作りたいと思った。今だからこそ。

誰か作れば良いのに‥‥と思ったので、私が作ります!

noteにて、月額制のクラリネットサークルを立ち上げます!!!!実はもう参加できます。今週末YouTubedでお知らせ出して正式リリースです。

クズシマ主催のクラリネットサークルでできること

プランにもよりますが、クラリネットサークルでできることは、

▼(全プラン共通)会員のみの掲示板でのやり取り(質問コーナーや練習の気付き、楽器グッズのの情報、雑談など)
ワンポイントアドバイス付き!月に一度のおさらい会(それぞれ、動画や録音で発表)
個別ミーティング(おさらい会のレビューや相談など)
▼(全プラン共通)月に一度のオフ会に参加(という名のオンラインミーティング)
▼(全プラン共通)(note有料記事プレゼント)

まずは以上のような内容で開始したいと思います!ご要望に応じてやりながらどんどん改善して参ります。

このクラリネットサークルのテーマは「対話」です。
クラリネットという共通ツールを持った仲間ではありますが、みなさんそれぞれ環境や境遇、目的や目標が違うと思います。

それぞれの価値観や、演奏を認め合い、意見や情報をシェアそして、対話していくことで自分自身のクラリネットでしたいことを叶えていくお手伝いをする場所にしたいです。

間も無くリリースです。リリース日程決まりましたら、Twitter、YouTube、インスタグラムでお知らせします。ぜひお楽しみに!

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