クラリネット

2020年の音楽家の働き方。フリーランスとして収入を得るには?

クラシック音楽家として収入を得られるのはほんのひと握りだと言われていました。
確かに、1000人規模のコンサートをおこなうソリストや、オーケストラに所属することができるのはほんのひと握りです。

このコラムでは音楽家として安定して就職するにはどうしたら良いか。
また、フリーランス音楽家の収入源についてお伝えし、フリーランス音楽家としてこれまでに私がしてきた仕事も赤裸々にご紹介します‥!

2020年の働き方はフリーランスの時代が来ていると言われている今、音楽家として収入を得る方法も多様になってきていると考えられます。
これからの時代の波にうまく乗って、音楽家として幸福に生きていく方法について書きました。



音楽家として就職する方法

音楽家(演奏家)として会社に所属して、一定の収入を得ることができたら夢のようですよね。
時間や活動の自由は制限されますが、安定した収入を得ることができるのは就職でしょう。管楽器奏者が演奏をすることを仕事として就職できる業種は以下のものがあります。

・オーケストラ
・ブラスバンド
・自衛隊の音楽隊
・警察の音楽隊
・消防音楽隊

日本国内のオーケストラの数は約36、ブラスバンドは約3で、それぞれの団体によって雇用形態が異なります。
これらは基本的に副業可能ですので、それぞれの音楽活動をおこなっています。プロのオーケストラ奏者、ブラスバンド奏者になるには厳しいオーディションに合格する必要があります。

自衛隊、警察、消防の音楽隊はブラスバンドの演奏家として仕事をすることになります。
自衛隊では数年前に初めて声楽の採用がありました。
警察音楽隊は、音楽家としての仕事と、そうでない警察の一般業務との比率が各都道府県によって大きく異なります。
消防音楽隊は契約雇用がほとんどで、就職とは言えないかもしれません。

 

フリーランス音楽家の収入源

上記のような仕事以外に、音楽家の収入はどんなものがあるのか、主なものをご紹介します。

・コンサート
コンサートは誰が企画をおこなっているのかによって収入の入り方が変わってきます。自主企画ですと経費以外が収入になります。演奏以外にも企画やチラシやチケットの作成、宣伝活動も重要になってきます。

・依頼演奏
イベントやパーティーなど主催者に依頼されて演奏を行います。コンサートの主旨などは決まっていることが多いので、曲を決めて演奏をおこなうのみです。

・オーケストラのエキストラ出演
オーケストラの団員さんに依頼されて助っ人としてオーケストラのコンサートに出演します。依頼は1回1回のコンサートごとにいただきます。

・レッスン
生徒さんと直接やりとりをする場合は、いただいた額が全て収入になります。自分で教室を運営している人も同じです。個人レッスンだけでなく、吹奏楽部やオーケストラ部の外部講師というレッスン方法もあります。

・教室の講師
楽器店や音楽教室の講師は、生徒の数(レッスンの数)によって一定のお給料を受け取ります。生徒が支払う額から、経費などを引かれた何%かが収入になるということです。

・レコーディング
テレビなどで使用される録音の仕事です。首都圏以外は仕事の数が非常に少ないです。



フリーランス6年目の私がこれまでにした仕事

私は大学院終了以降ずっとフリーランスのクラリネット奏者として仕事をしてきました。
クラシック音楽がメインですが、音大生時代からバンドをしていたご縁もあり、その他のジャンルにも精通してきました。

収入の大小は問わず、一応音楽家として収入を得たお仕事をできるだけ細かく箇条書きにてご紹介します。
働き始めた頃は音楽で仕事をするなんて大変‥‥と思っていましたが、数年間でこれほどさまざまなお仕事に巡り合うことができました。

・オーケストラのエキストラ
・寄せ集めの吹奏楽での演奏
・寄せ集めオーケストラでの演奏
・ソロのリサイタル(自主企画)
・アンサンブルのコンサート(自主企画)
・アンサンブルでコンサートへ出演(チケットノルマ制(一定以上から収入になる)
・バンドのライブ
・野外音楽フェス出演
・バンドで学校公演
・バンドでCDリリース
・企業のパーティーでの演奏
・レストランでの演奏
・ホールからの依頼演奏など、他依頼演奏多数
・楽器選定
・メーカーでの楽器の販促、アドバイザー
・音楽アプリ開発の企画
・チンドン屋での演奏
・チンドン屋で海外ツアー
・ビアガーデンでチップ制の演奏
・ストリートライブ
・演歌歌手の方の舞台での芝居と演奏
・ロックバンドのライブでのパフォーマンス
・個人レッスン
・グループレッスン、ワークショップ
・講習会講師
・吹奏楽部でのクラリネットパートの指導
・吹奏楽部、オーケストラ部で合奏指導
・オーケストラ部のクラリネットパート、木管セクションの指導
・オンラインでのレッスン

以上、思いつく限りあげてみました。このように見るといろいろな仕事をしていますね‥‥。

半分以上は同業の方(演奏家の方)からの依頼で、その他は企業や団体、企画会社さんからの依頼です。
ひとつひとつのご縁が仕事にそして、音楽家としての収入につながっていくのだと、今でも毎回お仕事をいただくたびに嬉しい気持ちになります。

音楽家として仕事の依頼が来ることは嬉しいですが、思うように仕事がいただけず、収入が少ないこともあります。
そんなときも、立ち止まらずに何か自分からアクションを起こすようにしています。
具体的には、自分でコンサートを企画したり、レッスンの生徒さんが増えるにはどうしたら良いのか考えたりしてきました。

フリーランスとして生きていく限り、今ある仕事が数年後にはある保証はどこにもありません
常に自分をアップデートし続け、自分が必要とされる場所はどこなのか、必要とされるにはどんな自分になれば良いのかを考え続けなければいけません。



2020年の音楽家の働き方

2020年はフリーランスの時代が来ると各業界でいわれています。そんな時代に音楽家の働き方はどんな変化を見せるのでしょうか。

挫折からの思考

私はなぜ、大学院卒業後フリーランスとして働く道を選んだかというと、「オーケストラに入りたかったから」です。「オーケストラのオーディションに合格するまで、何とか食いつなぐ」くらいに思っていることもありました。

しかし、オーディションに落ちまくり、コンクールでも大きな実績を挙げられずに行き詰まっていたところ、怪我や病気が重なりオーケストラに入るということは現実的ではなくなりました。

そして再び、音楽家として生き続ける方法を考えました。「どうしたら、フリーランスの音楽家として生き抜くことができるのか」来る日も来る日も考え続けました。

音楽家は時間がない

音楽家の生活はタフでないとこなせません。仕事をしている時間の他に、練習時間、コンサートの企画をしたり、勉強をしたり、仕事の予習をしたり、やるべきことは常に山積みです。

これまで、(当たり前かもしれませんが)収入を得るために多くの時間を使っていました。

私は、人生の多くの時間を出来るだけ多く音楽のことを考える時間に使いたいと思っています。そのためには、できるだけ収入を得るためだけにおこなっている仕事を減らしたり、効率よく行わないと身体がもたないなと思いました。

生活を維持しながら、音楽に没頭する時間を作るには、
収入アップ」または「自分が働かなくても収入を生み出す」ことが必要なのではないかという考えに至りました。



音楽家の収入を上げるには

収入アップには自分の価値を高める必要があると考えられます。

これまで、「演奏の仕事だけで食べられない音楽家は売れない音楽家だ」とう変な偏見が自分の中にありました。

しかし一方では、自分も含め「音楽家は演奏などの高い専門スキルを持ちながら、うまく収入として還元できていないな」という風に考えていました。そんなとき、ある人の言葉にはっとさせられました。

「スキルとスキルの掛け算で最強人材になれる」

これは、仮にクラリネットを吹ける人材が100分の1、英語を堪能に話せる人材が100分の1だとしたら、その人は1万分の1の貴重な人材になれるということを言っています。

実際にはクラリネットを吹ける人はそれ以下の人数だと思いますので、それより貴重な存在ですね。音楽家のスキルは貴重なものです。憧れる人だってたくさんいます。自信を持ってください!(これは自分へのメッセージかもしれません‥)

まずはこのスキルを大切にして、もうひとつ何か強みを作ることで自分の価値を上げて、自分にしかできない仕事ができれば、それが価値になり収入は自ずと上がっていきます。

自分が働かなくても収入を生み出す(YouTubeを例にとって)

2020年はYouTube時代が来ると言われています。
2019年、ダルビッシュ選手やお笑い芸人のオリラジの中田さんが有益なコンテンツを発信するチャンネルを立ち上げたことは衝撃的でした。

自分が働かなくても音楽家が収入を得る方法を、YouTubeを例にとって簡単にお話ししたいと思います。

YouTubeは再生回数などにより広告収入を得ることができます。

YouTubeを自分で発信するのはすごく作業に時間がかかります。しかし、いちど投稿したものから収益を得ることができたら、それ以降は時間を取られません。

極端な言い方をしますが、演奏の仕事はいちど終えたらそれ以降収入が発生することはありませんが、コンテンツを投稿して広告収入を得ることができたら、コンテンツが働いてくれて、自分自身はそれ以降働かなくても収入を得ることができます

YouTubeだけでなく、ブログも同じ仕組みになります。(収入を得る詳しい方法はここでは割愛させていただきます。)

音楽家はYouTubeに向いています。演奏という武器を持っているからです。また、音楽家は人前で話したりすることが得意な人が多いのではないでしょうか。

人が価値を感じるコンテンツを投稿すれば自然と集客(アクセス)は集まります。音楽家としての価値を提供してほしい人はいます。今持っている音楽家としてのスキルを活かす方法はたくさんあるのです。

 

まとめ

音楽家として収入を得るには様々な方法があります。
演奏家として就職を考えるならば、プロのオーケストラやブラスバンドのオーディションを受けるか自衛隊や警察音楽隊に入る方法があります。
その他の音楽家はほとんどフリーランスとして働いています。

フリーランスとしての仕事は多岐に渡ります。これからの時代は自分の価値を高めて、それを提供していくことによって収入が得られる仕組みになってきます。
音楽家としてのスキルに付加価値をつける強みをもうひとつもっておくと、最強の人材になり、あなたにしかできない仕事が生まれて、収入アップにつながるかもしれません。

 

クラリネットのスワブをつまりを防ぐ、たった3つの注意事項

クラリネットのお手入れには欠かせないアイテムであるスワブ。クラリネット吹きの方はスワブを抜こうとしたら、つまりそうになってしまって、ヒヤっとした経験が一度はあるのではないでしょうか?

クラリネットのスワブがつまると大変です!場合によっては自分で抜くことができなくなるおそれもあります。

本番前や本番中にそんなことが起きたら…。考えただけでおそろしいですよね。これからご紹介する、たった3つのことに気をつければスワブつまりは防止できます!

YAMAHA CLSS2 クリーニングスワブ Sサイズ

価格:650円
(2019/12/21 23:52時点)
感想(5件)

1. スワブのヒモの結び目をほどく

スワブが楽器ケースの中でからまって、このように結び目をつくってしまっていませんか?

スワブのヒモに結び目があると、スワブがつまってしまうおそれがあります。

スワブの結び目を見つけたら、すぐにほどくようにしましょう。

2. スワブの布の部分が重ならないように通す

スワブの布がかたまってぐちゃぐちゃになっているのも、スワブつまりの原因となります。

クラリネットにスワブを通すときは、このように布部分同士が重なっていない状態で通ましょう。




3. クラリネットの裏側を上にして斜めに通す

クラリネットのスワブを通すとき、このようにクラリネットを床から垂直方向に持って通していませんか?

クラリネットのスワブを通すときは、このように裏側を上にして通すと、つまりにくくなります。

クラリネットの管体の中にある、このボッチ。


このボッチにスワブが引っかかって、スワブつまりが起きます。


ですので、クラリネットの裏側(レジスターキー側)を上にして、上記の画像のようにななめに通すようにすると、クラリネット内部のボッチが上側になり、引っかからなくなります。

万が一クラリネットにスワブがつまってしまっても、無理して引っぱるのは厳禁です。

クラリネットを強く握るとキーが曲がってしまいますし、スワブを強くひっぱることで、摩擦により内部も傷ついてしまいます。スワブを通しはじめた方向から、布のかたまりをほぐすように、軽く引いてみてください。(軽くですよ!)

そのときも、クラリネットの裏側(レジスターキー側)を上にして持つようにしましょう。

軽くひっぱっても抜けないようでしたら、楽器屋さんや楽器専門修理のところへ持って行って抜いてもらうのがよいでしょう。スワブつまりの修理は数千円でおこなってもらえます。

スワブを無理やり抜こうとして、万が一ほかの場所まで壊してしまったら、もっと多額の修理費がかかってしまいます。スワブがつまったときに強くひっぱるのはやめましょう。


まとめ

クラリネットのスワブをつまらせないコツは、

1.スワブのヒモの結び目をほどく
2.スワブの布の部分が重ならないように通す
3.クラリネットの裏側を上にして斜めに通す

以上の3つの注意事項を守ってスワブをゆっくり通していれば、クラリネットにスワブがつまることは、ほぼなくなります。

スワブがつまってしまうと大変です!3つのポイントをおさえてクラリネットのスワブつまりを防止しましょう。

クラリネットの吹き方にはコツがある!誰でも音が出る5つのステップ

クラリネットをはじめたばかりの方が「クラリネットは音を出すのが大変!」と言っているのをよく耳にします。クラリネットは自己流でがむしゃらに練習量を重ねても上達しません。クラリネットの吹き方にはコツがあります。
また、クラリネットの音が出ない原因は、ご自身の吹き方ではなく、楽器やリードにある場合もあります。

この記事ではクラリネットの音が出るのに必要なことすべてをお教えします!誰でもクラリネットの音がきれいに鳴らせる5つのステップを見ていきましょう。クラリネットを指導するときにもぜひお役立てください。

誰でもクラリネットの音が鳴る5つのステップ 

  1. スピードの速い息を出す練習をする
  2. クラリネットを吹く前に、リードに問題がないか確認
  3. アンブシュアを作る
  4. アンブシュアをつくった状態で音を出さずに息を吐く
  5. スピードの速い息を楽器に吹き込む

この5つのステップを正しくおこなうだけで、クラリネットの音が出るようになります。

力づくで鳴らそうとしても、クラリネットの音は出ません。この5つのステップにはクラリネットの吹き方のコツが、ぎゅっと詰まっています!これらの5つのステップを順番におこなって、正しい方法でクラリネットを鳴らしましょう。



1. スピードの速い息を出す練習をする


クラリネットの吹き方のコツその1は、「スピードの速い息を吐くこと」です。
「スピードの速い息」というのはロウソクを吹き消すような息のことです。

いざ!クラリネットを吹いてみようと意気込んでいる方こそ、いちどクラリネットを机の上に置いてみてください。人差し指を出して、腕を前に伸ばし、口の高さくらいにもっていきます。
ロウソクの日を消すようなイメージで、人差し指の一点に「ふぅー」っと息を吹きかけます。このとき、ほっぺが膨らまないように注意してください。細くて速い息を意識して吐きましょう。


結構疲れますよね。何度もやると、くらくらしてしまうので休憩しながら試してみて下さい!これでクラリネットを吹くための「息作り」はひとまず完了です!これだけ?と思うかもしれませんが、クラリネットの吹き方のコツのひとつは、この「スピードの速い息」を吐けることです!後々また使うので、よく覚えておきましょう。

2. クラリネットを吹く前に、リードに問題がないか確認


クラリネットの吹き方のコツその2は、吹きやすいリードを正しい方法で装着することです。

どんなに上手な人も、これができていないと音は出ません。レッスンをしているとき、音が出なくて苦しそうにしている方の楽器を見せてもらうと、リードが曲がってついていたり、欠けているリードがついていたりすることが多々あります。

リードはマウスピースに対してまっすぐ装着します。リードとマウスピースの高さはほぼ同じくらい、「リードの方が髪の毛1本分くらい低くなるよう」につけましょう。リードをまっすぐ装着するのは意外と難しいです。集中して、丁寧につけましょう。

リガチャーのネジは緩すぎてもいけませんが、締め過ぎには注意しましょう!リードの響きをとめてしまうおそれがあります。ネジが止まるところまできたら、ギュッと力をいれめ締めはせず、緩んでこない程度のところで止めておきましょう。

リードがきちんと装着されていても、音が出ないくらい厚い(抵抗がある)リードがついていたり、へにょへにょにつぶれているリードでは音は出ません。
クラリネットで音がきれいに出るか出ないかは、リードにかかっているといっても過言ではありません。プロのクラリネット奏者は何十枚のリードの中から本番に向けて、1枚のリードを選びます。クラリネットを吹くならば、プロでも初心者でも、「リードを選ぶ」ということは避けて通れない道です。

しかし、初心者の方はどんなリードが良くて、どんなリードが駄目なのかわからないですよね。まずは薄めのリードから、試していくのがおすすめです。(マウスピースにもよりますが)初心者の方は2半、または3のリードを選ぶと良いです。リードには厚さがあり、番号が小さくなるほど薄くなり、番号が大きくなるほど厚くなります。3か3半が1番使用されているリードになります。

リード トラディショナル クラリネット 硬さ:3(10枚入) 190404/CR103価格:2,712円
(2019/12/6 23:21時点)
感想(4件)


クラリネットを吹いているうちに、だんだん「このリードは吹きやすい」「このリードはつまって吹きにくい」などといった感覚は自然に身に付いてきます。まずは癖のない薄めのリードを使って、楽に音を出せる練習をすることが上達への第一歩となります。良いリードを選べるようになることは、クラリネットの上達のコツというか、必須事項です。

3. アンブシュアを作る


クラリネットの吹き方のコツその3は、美しいアンブシュアを作ることです。アンブシュアとは、楽器を吹くときの口の形のことです。

もし、「クラリネットの吹き方はありますか?」と聞かれたら、「安定したアンブシュアで吹くことです」と答えます。しっかりとしたスピードの速い息、そして吹きやすい仕掛け(リードやマウスピース)、そして安定したアンブシュア、この3つが揃えば完璧です!


早速、クラリネットのアンブシュアをつくってみましょう!
まずは、楽器を口につけずに以下のことを鏡を見ながらおこなってください。

口を閉じてにこっと笑う。
このときに下唇の下のくぼみを感じてください。

下唇を下の歯に軽くかぶせる。
にこっと笑ったときに作ったくぼみがなくならないようにしてください。
ここまでが出来れば、ほとんどできたようなものです!にこっと笑ったときにできるくぼみをキープしながら下唇を軽く乗せられたらOKです。


ここまでができたら、楽器をくわえてみましょう。

まず、上の歯をマウスピースにつけます
そうしたら、いよいよ先程作った 「にこっとしたときにできるくぼみを作ったまま下唇をかぶせる」をやってみましょう!もしわからなくなってしまったら、もう一度楽器を口から離して、作れるか確認してみましょう。

慣れてくると、必ずできるようになります。この状態で口を閉じれたらアンブシュアの完成です!マウスピースを唇で包むようになイメージで唇の筋肉を真ん中に寄せるようにしましょう。


4. アンブシュアをつくった状態で音を出さずに息を吐く

アンブシュアが出来ても、すぐには音を出しません。楽器をくわえた状態で、息だけ楽器に吹き込むという練習をします。音は出さなくて大丈夫です。


アンブシュアを作った状態で緩めの息を吐く。


ということをおこなってください。アンブシュアが崩れていないか鏡を見ながらしっかり確認してください。
なぜこのステップを踏むかというと、「アンブシュアはできるけど、音を出そうと思ってクラリネットを吹くと崩れてしまう」という方が、たくさんいるからです。


クラリネットで音を出そうとすると、どうしても無意識に力んでしまいます。人 慣れていない2つ以上動作を同時におこなうことは難しいです。まずは、ひとつに集中していくために、「正しいアンブシュアを維持する」ということだけに集中してください。

5. スピードの速い息を楽器に吹き込む

「アンブシュアを作った状態で音を出さずに息を吐く」ということができるようになったら、いよいよ音を出してみましょう!
息をたっぷり吸って、この記事ではじめにご紹介した「スピードの速い息」を吐いてみてください。はじめは、クラリネットの開放の「なにも押さない」ソの音を吹いてみましょう。

もしアンブシュアが崩れてしまう方は、口から楽器を外して、スピードの速い息だけ吐いてみましょう。そのときに、口はアンブシュアを作ったままおこなうと効果的です。


・アンブシュアを作ってスピードの速い息だけ吐く
・アンブシュアを作った状態で楽器をくわえて緩い息を吐く


以上のふたつを完ぺきにできるようになるまで繰り返してください。このふたつをマスターすれば音が出るようになります!


まとめ

  1. スピードの速い息を出す練習をする
  2. クラリネットを吹く前に、リードに問題がないか確認
  3. アンブシュアを作る
  4. アンブシュアをつくった状態で音を出さずに息を吐く
  5. スピードの速い息を楽器に吹き込む

クラリネットの吹き方にはコツがあります。この5つのステップを順番におこなうことによってクラリネットの良い音が出るようになります。

もしもできないことがあったら、前のステップに戻り、ひとつの動作に集中して練習をしてください。ひとつの動作に集中することによって、問題点がはっきりわかり、確実に改善していくことが可能になります。

東海地方中心にクラリネットの出張レッスンを行っています。
ご希望の方は上記の投稿をご覧ください。
遠方の方やちょっとした相談をしたいという方は、オンラインレッスンがおすすめです。
お申し込みは、上記の記事に書いてあるメールアドレス、またはツイッターのダイレクトメッセージからお願いいたします!

管楽器奏者ですが歯科矯正はじめました

私はクラリネット奏者として生活している最中、歯科矯正をはじめました。「歯科矯正をしながら楽器の演奏はできるのか?」という不安でいっぱいでしたが、クラリネットの場合はプロとしても生活できました。

しかし、管楽器奏者の歯科矯正において注意しなければいけないことはいくつかあります。
歯科矯正をしていて苦労したこと、管楽器を演奏しながら歯科矯正をするときの注意点など、すべて私の経験から赤裸々にお伝えします。

歯科矯正中に楽器は吹けるの?

歯科矯正をはじめてから、生徒さんやその親子さん、同業の楽器の方に、
「歯科矯正中も楽器は吹けるのですか?」
という質問をたくさんいただくようになりました。そのときわたしは、
クラリネットでしたら問題なく吹けます
とお答えしています。歯科矯正の装置がついた状態に慣れてしまえば、クラリネットの演奏は可能です。
しかし、歯科矯正をはじめる前に知っておきたい注意点がいくつかありますので、ご紹介していきたいと思います。


歯科矯正ははじめが大変

私は上下の歯に器具を装着する矯正をおこなっています。矯正器具を装着してからの10日間は、正直「矯正をしなければよかった」と思いました。なぜなら、矯正器具があたることによって、口の中が口内炎だらけになってしまい、楽器を吹くどころか、食事もままならないほどでした。

しかし、10日くらい経ったころから、口内炎は消え、楽器も吹けるようになってきました。

人間の身体の適応能力ってすごいですね。はじめは違和感でしかなかった矯正装置が、自分の身体の一部のように感じるようになってきました。

個人差はあると思いますが、私の経験から、管楽器奏者が歯科矯正をするにあたって、最低でもはじめの1週間は楽器を吹くことはお休みした方が良いと思いました。

私は装置装着の翌日にレッスンのお仕事をいれていましたが、その日はまだ口内炎がひどくなかったのでなんとか大丈夫でした。しかし3日目以降は、レッスンでさえ出来なかったと思います。4〜5日目は、口内炎がひどすぎて、言葉を発することもできないくらいでした。

歯科矯正中に楽器を吹くにあたって

装置装着直後のようなつらい経験ははじめだけで、その後はそのような痛い思いをすることはありませんでした。しかし、管楽器奏者の歯科矯正にあたって、知っておきたい3つの注意点があります。

1. メンテナンス後は痛むので注意!
2. バテやすくなる?
3. 装置があたって痛い箇所があるかも?

1. メンテナンス後は痛むので注意!
矯正メンテナンス後は、ワイヤーを締めつけるので歯が動くため、痛みがあります。
痛みの感じ方は人それぞれですが私は「堅いものを食べるのが痛い程度の痛み」だと感じています。月によって痛み方は変わりますが、痛みが強い時は、触れなくても虫歯のように痛むこともあります。
クラリネットは上の前歯をマウスピースにつけるので、メンテナンス後、2〜3日は吹くときに前歯が痛いです。

なので、矯正メンテナンス直後は、シビアな本番をいれないようにしています。
1〜2日間くらいは、練習をお休みしても良いくらいの余白をもたせるようにスケジュールを組んでいます。

2. バテやすくなる?
歯科矯正の装置をつけたまま演奏することに慣れてしまうと、それが普通のように感じるくらい問題なく演奏できます。
しかし、装置が入っている分、口が緩みやすくなります。それを補うために口の周りの筋肉を余分に使うので、長時間演奏していると、以前よりバテやすくなった気がします。

ですが、歯科矯正中にソロリサイタルをおこなうこともできたので、演奏活動にはさほど大きな問題はないと思っています。

3. 装置があたって痛い箇所があるかも?
わたしは矯正をはじめる前、歯科矯正中にクラリネットを演奏する上で「下の歯の装置が、クラリネットを演奏する際に巻きつける下唇にあたってしまい、下唇の内側が痛むのでは?」と心配していました。
しかし、そこは然程問題ありませんでした。

とはいえ、口の中に器具の跡がついてしまうので、わたしはこのようなあぶらとり紙をたたんだものを、下の歯と下唇の間に挟んでいます。

歯科矯正をはじめたときに、クラリネット演奏中に装置が口の中に当たって痛かったのは、下唇の内側ではなく

ここでした。

クラリネットを吹くときに、上の歯の横側の装置が上唇の内側に当たるのが痛かったです。
歯科矯正をはじめて1〜2ヶ月は、楽器を吹くときにこの位置のブラケット(装置)に歯医者さんでもらったシリコンカバーみたいなものをつけていました。

しかし、2ヶ月経過後は慣れてきたせいか歯が引っ込んできたせいかわかりませんが、必要ないくらい気にならなくなりました。
個人差がありますが、楽器を演奏するアンブシュアをつくるときに、装置が当たって痛い箇所があるかもしれません。

管楽器奏者なのに歯科矯正をはじめた理由

クラリネット奏者の歯科矯正は可能です。

しかし、上記のように困難はつきものです。正直なところ、演奏に支障が全くないと言ったら嘘になります。
大変な思いをしてまで、歯科矯正を始めた理由はさまざまあります。

・歯並びにずっとコンプレックスがあったから
・先天性欠損があり、奥歯に大きな隙間が二箇所あり、早く対処する必要があったから
・私はこの先もクラリネット奏者でい続けると思ったから
・シビアな本番が近々なかったから


といったところです。毎週のようにコンサート続きだった日々を少しお休みしていたため、「やるなら今だ!」と思い、歯科矯正をする決断をしました。

私は小学生のとき、自分の努力不足のせいでマウスピース矯正に失敗しています。
その後も、歯並びに関するコンプレックスが主な理由で、ずっと歯科矯正をしたかったのですが、口の中の状態が変わることは楽器奏者生命にかかわることだとおそれて、なかなかはじめられずにいました。

また、先天性欠損(永久歯が生えてこないとのろがある病気。10人に1人はいる)のことも、ずっと不安でした。自分の歯に対する後ろめたさから、何年も歯医者さんに行っていない生活でした。
しかし、自分の身体のことを考え直すきっかけがあり、不安なことはいち早くつぶしておこう!と思い、歯科矯正行うことを決意しました。29歳のことでした。

近年、歯科矯正をする人がどんどん増えてきているように思います。
私のクラリネットの師匠も、私を大学で教えてくださっているときに歯科矯正をしていて、「あ、管楽器奏者も歯科矯正ができるんだ」と柔軟な考えを持つことができるきっかけのひとつとなりました。

「何かのせいで、何かが犠牲になることをできるだけやめたいな」という考えから、わたしは管楽器奏者ですが歯科矯正をはじめました。

もちろん、金管楽器など楽器によっては難しい場合もあると思います。経験者が少ない管楽器奏者の歯科矯正です。歯科矯正を検討している方が、私の経験からなにかヒントを得てくださったら良いなと思いこの記事を書きました。

まとめ
・歯科矯正中もクラリネットは吹ける!
・歯科矯正のはじめの1週間は口内炎だらけになって大変
・歯科矯正のメンテナンス後は数日痛むので、楽器を吹くのが困難。しかし、不可能ではない。
・やりたいことはやれば良い!変化したいなら何事にも困難はつきもの。

クラリネットのスペルと略称

クラリネットの英名は「Clarinet
省略表記は「Cl.」となります。
他の国でのクラリネットのスペル、バスクラリネットのスペル、B♭クラリネット以外の略称についてもご紹介していきます。




クラリネットのスペル

各国のクラリネットのスペルを見ていきましょう。作曲家の国の違いによって、クラリネットのスペルは変わってきます。以下の4つは知っておくと良いでしょう。

Clarinet(英)
Klarinette(独)
Clarinette(仏)
Clarinetto(伊)

例えば、ドイツの作曲家、ウエーバーの楽譜の表記はこのように「Klarinette」となっています。

ドイツ語クラリネット

フランスの作曲家、フランセの楽譜の表記はフランス語表記の「Clarinette」となっています。

イタリアの作曲家、ヴェルディの椿姫によるオペラファンタジーの楽譜はイタリア語表記の「Clarinetto」となっています。

バスクラリネットのスペル

バスクラリネットのスペルも国によって異なります。上記でご紹介した4つの言語でのスペルは以下のようになります。

Bass Clarinet(英)
Bassklarinette(独)
Clarinette basse(仏)
Clarinetto basso(伊)



クラリネットの略称

クラリネットの省略表記は「Cl.」です。「Cla.」と表記されることもあります。日本人は「クラ」と省略して言っている人もいますね。

クラリネットの特殊管の略称

クラリネット属の主な省略表記は以下のようになります。これ以外の表記もありますが、以下のものを知っておけば、だいたい読めるようになります。

バスクラリネット「B.Cl」「BsCl」
エスクラリネット「Es.Cl」
アルトクラリネット「Alt.Cl」
コントラバスクラリネット「CB.Cl」

まとめ

  • クラリネットの英語のスペルは「Clarinet」
  • 主要各国のスペルは覚えておくと良い。
  • クラリネットの略称は「Cl.」
  • 「Bs.Cl」「Es.Cl」など特殊間にも略称がある。


プロがおすすめするクラリネットのエチュードナンバーワン!「ローズ32のエチュード」

クラリネット上達にエチュード(教則本) を使った練習は必須です。「ローズ32のエチュード」は、クラリネット中級者からプロまでが愛用するクラリネットのエチュードの王道といえるでしょう。プロのクラリネット奏者が、なぜ口を揃えて「ローズ32のエチュード」をおすすめするのか?その秘密にせまっていきます!

【クラリネット教本】 ローズ 32のエチュード ROSE 32 Etudes 全音楽譜出版社 【追跡メール便・定形外郵便OK】

価格:1,540円
(2019/12/5 21:58時点)
感想(0件)



クラリネット上達にエチュードが必要な3つの理由

クラリネットの基礎練習である「ロングトーン」「タンギング」「スケール」を練習したら、曲の練習……に行きたいところではありますが、もうひとつ大切なステップがあります。それは、エチュードです。
音大時代のレッスンは、50分のレッスンの中でエチュード20分、曲30分くらいでした。貴重なレッスン時間の半分をかけるほど、エチュードが重視されるのはなぜでしょうか。クラリネット上達にエチュードを避けて通れないのには訳があります。その理由は以下の3つです。

  1. 様々な種類のテクニックを集中的に練習できる
  2. 楽譜を読む力がつく
  3. 音楽的に演奏する力がつく

1. 様々な種類のテクニックを集中的に練習できる
エチュードは「このテクニックを上達させてほしい」という狙いのもと、作曲されていることが多いです。
例えば、「この曲は、スタッカートを徹底して練習してほしい」「たっぷりとレガートで歌えるようになってほしい」といった、練習のときに意識すべきポイントが凝縮されています。

クラリネットのエチュードを練習するときは、上達したいポイントを意識して練習すると良いでしょう。ひとつのことに注意する意識を高めることで、練習の質がぐっと上がりますよ。


2. 楽譜を読む力がつく
吹奏楽部の生徒さんをレッスンしているときに特に思うのですが、楽譜を正確に読むことができていない人がとてもたくさんいます。楽譜にはたくさんの情報がつまっています。音の高さとリズムだけではなく、テンポ、アーティキュレーション、表情記号などもきちんと読めていますか?

クラシック音楽において楽譜通りに演奏できることはとても大切なことです。大切なことは全て楽譜から読み取れます。楽譜を正確に読むことに慣れると、譜読みが途端に早くなります。エチュードは、楽譜にかいてあることを正確に演奏する練習にはうってつけです。


3. 音楽的に演奏する力がつく
クラリネットを演奏する楽しみは、音楽を表現することができることだと私は思っています。楽譜に書いてあることが正確にできるようになったら、しっかり歌って演奏することを意識することが大切です。
フレージングに注意して、機械的な演奏にならないように、楽しんでエチュードを演奏してみましょう。練習室の中で修行僧のように黙々と演奏するのではなく、人前で吹いていることを意識しながら練習するのがおすすめです。

エチュードがある程度吹けるようになってきたら、1曲を通して演奏する練習をしてみましょう。1曲通して演奏することで、体力も集中力もつきますし、本番に強くなる練習としてとても効果的です。

「ローズ32のエチュード」をクラリネット奏者がおすすめする理由

ローズ作曲のクラリネットのための32の練習曲は、クラリネット奏者になるには避けて通れない課題図書のようなエチュードです。私も高校生のときになんども繰り返し練習をし、ローズのエチュードからたくさんのことを学びました。

「ローズの32のエチュード」は1番から32番までの32曲の小曲からなり、奇数番号が緩やかなテンポの曲、偶数番号がテンポの速い技巧的な曲という構成となっています。どの曲も音楽的に素晴らしく、演奏していて楽しい曲ばかりです。


また、調性もさまざまになっていて、シャープ・フラット5つまでの16の調性の曲が集録されています。番号を重ねるごとに、調号が増えてきて難易度が上がってきます。さまざまな調性の曲を練習しておくことはとても大切な練習です。「シャープやフラットがたくさんつく調はいやだな」という気持ちを軽減させるためにも、さまざまな調性の曲をエチュードで吹き慣れておくと良いです。

ローズの32のエチュードを入試の課題としている音大はたくさんあります。私たちクラリネット奏者はきっとみんな、この「ローズの32のエチュード」を楽譜がボロボロになるまで練習してきました。クラリネットのレッスンの先生はこのエチュードに思いがあり、熱心にレッスンをしてくれるでしょう。何事を学ぶにおいても、多くの人が使ってきた教材を学ぶことは、成長効率が良く、有意義なことだと思います。

クラリネットのエチュードはたくさん出版されています。私はあまり知られていないクラリネットのエチュードを開拓するのが好きで、これまでに15冊以上のエチュードを練習してきました。さまざまざエチュードからさまざまな学びがありました。
しかし、ここまで網羅的で練習意欲を掻き立てられるのは「ローズ32のエチュード」だけです。実際、生徒におすすめするのも、自分が1番繰り返し練習したのも、この「ローズ32のエチュード」です。
クラリネットの腕が上がってきたなと感じている中級者以上の方に、自信を持っておすすめしたいクラリネットのエチュードナンバーワンです。

他にもおすすめのクラリネットのエチュード5選

とはいえ、クラリネットのエチュード選びで大切なことは、自分のレベルにあったものを選ぶことです。私が実際に愛用しているエチュードの中から5つおすすめさせていただきます。

初心者におすすめ
ランスロ:26のエチュード
楽器店に並ぶエチュードは難しいものばかりで、クラリネット初心者の方は「エチュードは私にはまだ早い……」なんて思っていませんか?クラリネットを始めたばかりの方でも、エチュードの練習はしたほうが良いです!ランスロ26のエチュードは、私が初心者におすすめするクラリネットのエチュードナンバーワンです。

WM71 クラリネット 26の優雅なエチュード/ランスロ (Transatlantiques)

価格:1,980円
(2019/12/5 21:59時点)
感想(0件)

・ローズの前に練習しておきたい
クローゼ:クラリネットのための日課練習
こちらのエチュードもクラリネットの上達には欠かせない定番の一冊となっています。ローズの32エチュードは少し難しいと感じた方は、「クローゼ:クラリネットのための日課練習」を練習すると良いでしょう。基礎的なテクニックを徹底的に磨ける内容となっています。

[クラリネットエチュード] クローゼ 日課練習課題 ※メール便対応:代引不可【店頭受取対応商品】

価格:4,730円
(2019/12/5 21:55時点)
感想(0件)

芸大入試でも課題
ジャンジャン:クラリネットのための段階的な旋律練習曲
こちらのエチュードは、最近の東京芸大の入学試験の課題にもなっています。「THE 練習曲!」という感じではなく、どの曲もメロディックに歌いながら演奏することが求められます。第1巻〜第3巻まであり、番号を重ねるごとにだんだんレベルが上がっていきます。

[クラリネットエチュード] ジャンジャン 段階的、旋律的練習曲 第1巻 ※メール便対応:代引不可【店頭受取対応商品】

価格:4,950円
(2019/12/5 21:54時点)
感想(0件)

上級者向け
カヴァリーニ:30のカプリス
こちらはローズの32エチュードより、テクニック的にレベルが高くなっていると思います。カプリスはイタリア語でて“気まぐれ”という意味です。テクニカルな曲が続きますが、しっかり歌うことを忘れずに練習しましょう。この曲も音大入試で使われることが多く、私のカヴァリーニの楽譜はページがめくれないほど、しっとりしています…。

[クラリネットエチュード] カヴァリーニ 30の奇想曲 ※メール便対応:代引不可【店頭受取対応商品】

価格:3,636円
(2019/12/5 21:56時点)
感想(0件)


より専門的な技術をつけるための
ウール:クラリネットのための48の練習曲
ウールのエチュードは音大に入学して、まずはじめに先生にすすめてもらったエチュードです。上巻と下巻からなり、それぞれに24曲ずつ集録されています。48曲練習するのは一苦労でしたが、それだけ力がついたと思います。テクニックに磨きをかけたいかたは挑戦してみてはいかがでしょうか。

輸入楽譜/クラリネット/ウール:48のエチュード 第1巻

価格:3,520円
(2019/12/5 21:51時点)
感想(0件)

輸入楽譜/クラリネット/ウール:48のエチュード 第2巻

価格:3,520円
(2019/12/5 21:53時点)
感想(0件)

まとめ

クラリネットでエチュードを練習することは、とても大切なステップです。クラリネットを専門的に勉強しようと思っているかた、クラリネットをもっとうまくなりたいと思っているかたには「ローズ32のエチュード」をおすすめします。エチュードには、クラリネットを上達させる上で大切なことがたくさんつまっています。自分のレベルにあったエチュードをうまく活用して、楽しみながらクラリネットの技術に磨きをかけましょう。

ココナラでクラリネットに関するお悩み相談をおこなっています。クラリネットのエチュードに関してのご相談もお気軽にどうぞ。