クラリネットのお手入れには欠かせないアイテムであるスワブ。クラリネット吹きの方はスワブを抜こうとしたら、つまりそうになってしまって、ヒヤっとした経験が一度はあるのではないでしょうか?
クラリネットのスワブがつまると大変です!場合によっては自分で抜くことができなくなるおそれもあります。
本番前や本番中にそんなことが起きたら…。考えただけでおそろしいですよね。これからご紹介する、たった3つのことに気をつければスワブつまりは防止できます!
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1. スワブのヒモの結び目をほどく
スワブが楽器ケースの中でからまって、このように結び目をつくってしまっていませんか?
スワブのヒモに結び目があると、スワブがつまってしまうおそれがあります。
スワブの結び目を見つけたら、すぐにほどくようにしましょう。
2. スワブの布の部分が重ならないように通す
スワブの布がかたまってぐちゃぐちゃになっているのも、スワブつまりの原因となります。
クラリネットにスワブを通すときは、このように布部分同士が重なっていない状態で通ましょう。
3. クラリネットの裏側を上にして斜めに通す
クラリネットのスワブを通すとき、このようにクラリネットを床から垂直方向に持って通していませんか?
クラリネットのスワブを通すときは、このように裏側を上にして通すと、つまりにくくなります。
クラリネットの管体の中にある、このボッチ。
このボッチにスワブが引っかかって、スワブつまりが起きます。
ですので、クラリネットの裏側(レジスターキー側)を上にして、上記の画像のようにななめに通すようにすると、クラリネット内部のボッチが上側になり、引っかからなくなります。
万が一クラリネットにスワブがつまってしまっても、無理して引っぱるのは厳禁です。
クラリネットを強く握るとキーが曲がってしまいますし、スワブを強くひっぱることで、摩擦により内部も傷ついてしまいます。スワブを通しはじめた方向から、布のかたまりをほぐすように、軽く引いてみてください。(軽くですよ!)
そのときも、クラリネットの裏側(レジスターキー側)を上にして持つようにしましょう。
軽くひっぱっても抜けないようでしたら、楽器屋さんや楽器専門修理のところへ持って行って抜いてもらうのがよいでしょう。スワブつまりの修理は数千円でおこなってもらえます。
スワブを無理やり抜こうとして、万が一ほかの場所まで壊してしまったら、もっと多額の修理費がかかってしまいます。スワブがつまったときに強くひっぱるのはやめましょう。
まとめ
クラリネットのスワブをつまらせないコツは、
1.スワブのヒモの結び目をほどく
2.スワブの布の部分が重ならないように通す
3.クラリネットの裏側を上にして斜めに通す
以上の3つの注意事項を守ってスワブをゆっくり通していれば、クラリネットにスワブがつまることは、ほぼなくなります。
スワブがつまってしまうと大変です!3つのポイントをおさえてクラリネットのスワブつまりを防止しましょう。
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