クラリネットを吹いていないとき、キャップをしていますか?
楽器を吹いていなくて、机に置くとき、スタンドに置いておくとき、合奏の部屋まで移動するとき、クラリネットを演奏していないときはいつもキャップをするクセをつけましょう。
プロの奏者は、曲中の何小節かの休みでさえ、キャップをする人がたくさんいます。
クラリネットのキャップをマメにするべき理由はひとつ、
「大切な楽器を守るため」です。
クラリネットのキャップをすることで、リードの先端とマウスピースの先端の両方を守ることができます。
大切な楽器を守るために、クラリネットのキャップはマメにつけましょう。
クラリネットにはキャップが必要
クラリネットを大切に扱うにはキャップは必要です。
なぜキャップが必要なのか、キャップを使用しないとどんな不具合が起こるのかお伝えしていきます!
クラリネットのキャップの役割
クラリネットのキャップは、マウスピースとリードの先端を守るためにあります。
楽器をしまう時はもちろん、楽器を演奏していない時間は、たとえ短時間でもいつもキャップをするように心がけましょう。
クラリネットにキャップをしないと
クラリネットのキャップをしていない状態で、先端をぶつけてしまったら大事故です!
クラリネットのリードの先端は繊細です。万が一、キャップをしていない状態でぶつけてしまうと高確率でリードが割れてしまいます。
また、マウスピースの先端も、とても簡単に傷ついてしまいます。
マウスピースは通常ですと約2〜3年は使用できますが、年々劣化していきます。マウスピースに細かい傷がつくと、劣化を早めてしまいますし、マウスピースは少しぶつけただけで、先端がかけてしまうおそれがあります。
楽器を守ることは自己責任
合奏の場所では多くの人が行き交います。自分の楽器は自分の責任で守らなければいけません。
・人が通る危険な場所には楽器を置かない
・楽器は安定しているところに置く
・楽器を置く時は必ずキャップをする
以上のことは最低限おこなって、長時間楽器を吹かないお昼休憩などは楽器はケースにしまうことが望ましいです。
クラリネットのキャップをなくしてしまったら
クラリネットのキャップは吹いている間にどこに置いたかわからなくなってしまうことがよくありますよね‥‥(私はよくあります)
万が一キャップが見つからない時はどうしたら良いのか。お伝えしていきます。
これを知らないと、大切なマウスピースを傷つけてしまうおそれがあります。
そのままケースにしまうのはNG
クラリネットのキャップをせずに、マウスピースを直で楽器ケースにしまうのはNGです。マウスピースの先端が傷つきやすく、たとえ布のようなものでも触れ合ったり摩擦によって細かい傷が生まれてしまいます。
傷がつくことによって鳴りが悪くなったり、マウスピースの寿命を縮めてしまう原因になります。
クラリネットのキャップがどうしてもない時は、マウスピースはマウスピースを買った時の箱にしまいましょう。
なんでも良いのでキャップを準備しよう
キャップはクラリネットに必要不可欠なものです。
キャップが見つからない時は、すぐに新しいものを買うなどして代わりのものを手に入れましょう。
当たり前ですが、クラリネットはキャップによって音色が変わることはありません。
なので、キャップはサイズさえ合っていればなんでも良いです。
1,000円以下でも購入することができますできますので、クラリネットのキャップがない方はすぐに購入をおすすめします!
1000円以下で購入できるクラリネットのキャップ
マウスピースキャップ ヴィヴァーチェ VIVACE アルトサクソフォン・B♭クラリネット【正締め・逆締め対応】 【定形外郵便OK】 価格:330円 |
価格:780円 |
B♭クラリネット用マウスピースキャップ ギャラックス GALAX 【あす楽対応】【定形外郵便10個までOK】 価格:495円 |
このようにキャップだけで購入できます!
こんなキャップはダメ
キャップは基本的になんでも良いですが、サイズが合っていないものはダメです。
・クラリネット用でないもの(サックスやバスクラリネット用のもの)
・キャップをしたときに、リードやマウスピースの先端があたってしまうもの
こんなキャップはダメです。
せっかくキャップをしていても、キャップにマウスピースの先端があたってしまっていては意味がありません。
リガチャーに合わせてキャップを選ぼう
クラリネットのキャップを選ぶコツはズバリ、「落ちやすくないか」です。
クラリネットのキャップをしていたのに落としてしまって、「カランコローン!!」と大きな音を立てて落としてしまった経験、ありませんか?
キャップはなんでも良いですが、
・マウスピースの先端がキャップの内部にあたっていないか
・リガチャーにはめたときに落ちやすくないか
という2点は確認すると良いです。
とはいえ、上でご紹介したキャップは、基本的にこの2点をクリアしていると思います。
リガチャーとセットになっているキャップがあれが望ましいですが、そうでなくてもサイズが合っていれば問題はありません。
まとめ
クラリネットのキャップはマメにしましょう。演奏していないときはいつもキャップをするクセをつけると良いです。
キャップは基本的になんでもはまるので、ゆるすぎないものでしたら問題ありません。
おまけ
こちらのシルバースタインのオムニキャップは、マウスピースの先端にはめるタイプなので、どんなリガチャーでもぴったりはまります。
キャップを落として大きな音をたててしまうおそれもありません。
少し柔らかい素材なので、強い衝撃には弱いですが、よっぽど強くぶつけない限りは問題ないでしょう。
SILVERSTEIN(シルバースタイン)OMNICAP(オムニキャップ) 価格:1,970円 |