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名古屋のアーティスト支援の助成金10万円を受け取る方法を解説|ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」

名古屋市は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の影響を受け、活動の制限を余儀なくされているアーティストを支援する事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」を立ち上げることを発表し、5月15日に詳細を公式サイトに掲載しました。

条件を満たせば、個人で10万円団体で最大50万円の助成金を受け取ることができます。10万円!欲しい!
しかし、動画を作る必要があるようです‥‥。大変そう。

申し込みにはさまざまな資料の作成が必要です。募集期間は令和2年5月25日から令和2年6月15日とやや短く、募集人数にも限りがあるので、申請する方は早めに準備をすることをおすすめします

この記事では、ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」の助成金の10万円を手にするために必要なものや、申請方法を順を追って簡潔にまとめました。

名古屋で活動するアーティストの方は、ぜひこのチャンスを逃さないようチェックしてみてください。

助成金が交付される対象者である4つの条件

まずは、ご自身が助成金が交付される申請対象者に当てはまるのかどうかを確認してみてください。

以下の分野にあてはまること

音楽、演劇、舞踊、美術、映像、伝統芸能等(分野横断的な取り組みも含みます)
※文化芸術基本法第8条から第12条に列挙された分野

職業例:
音楽家、舞踊・舞踏家、伝統芸能実演家、落語家、彫刻家、脚本家、デザイナー、制作スタッフ、照明・音響・映像等音響スタッフ、美術家、演出家、カメラマン、コーディネーター、その他文化芸術活動に関わるプロフェッショナル

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

幅広い分野が認められています。ここに記されていない分野のアーティストでも、企画書で芸術活動であるアピールをすることができれば、10万円を受け取ることができるかもしれません。

プロであること

プロフェッショナル(文化芸術活動により対価を得ており、主にその収入で生計を維持している者で、公演・展示等を行う者及び当該公演・展示等に携わっている者)としナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱よりて、過去1年以上継続して文化芸術活動を行っていること。

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

新型コロナウイルスによって活動を制限されていること

新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響を受けて、活動を自粛・縮小せざるを得ないプロのアーティストやスタッフ等で、個人またはグループであること。

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

芸術活動の半分以上が名古屋市内でおこなわれていること

名古屋市内に居住していること又は名古屋市内を主な活動拠点にしていること(自
身が関わる文化芸術活動の過半が市内で行われていること)

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱より

以上の4つの条件が当てはまるアーティストには、申請する資格があります。詳しくは名古屋市のHPをご覧ください。この先は、アーティスト支援の給付金10万円を受け取る申請の流れと申請に必要なものをお伝えしていきます。

ナゴヤ・アーティスト・エイド申請の流れ

ナゴヤ・アーティスト・エイドの助成金は、自身の芸術活動に関する映像作品を提出することで受け取ることができます。(制作する映像作品の内容など詳細はこちらをご覧ください)

いきなり映像作品を提出するのではなく、まずは企画書と必要書類を提出します。審査に通ったアーティストのみ映像作品を作成し、提出して認められることで助成金を受け取ることができます。ちなみに募集人数は900名までで、募集人数に達した段階で募集を中止する場合もあるそうです。

名古屋市にアーティストが何人いるのかどうか、ググってみましたが分かりませんでした。申請がはじまったら、とにかく早めに出したほうが良さそうです。

追記:東京で同じような申請(「アートにエールを!東京プロジェクト」の個人登録)があった際、応募者が多く、一時サーバーがパンクしたそうです。しかも、申し込み開始日の18時には募集を終了したと公式サイトに書かれていました!!!

ちなみに東京の募集人数は4,000人でした。東京で4,000人というのは狭き門なのですね。名古屋で900人ですと、どうなるのでしょうか‥‥。当日申請したほうが良いことは間違いありませんね。

これは東京の知人が教えてくれた情報ですが、おぶきょさんという方のnoteにも書かれていました。

応募から申請までの主な流れ(名古屋市のHPより)
応募から申請までの主な流れ(名古屋市のHPより)

ナゴヤ・アーティスト・エイドの申請に必要なもの

アーティスト支援の助成金申請に必要な資料を制作しましょう。申請に通るかどうかは企画書次第のようです。提出方法は郵送またはメール(資料はpdf形式にすること)です。

助成金交付申請書と企画書(指定の様式)

こちらのふたつは様式が指定されていますので、名古屋市のHPからダウンロードしてください。

活動実績を示す資料(任意の様式)

申請書に記載した直近3年間の活動実績の中で、過去1年間に関するチラシや契約書など。

名古屋市HPより

ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金 「ナゴヤ・アーティスト・エイド」募集案内には提出できる範囲で構いません。と記されていたので、こちらの資料は活動実績を証明する目的であり、やはり申請の可否は企画書の内容にかかってきていると思います。

まとめ

名古屋市の新型コロナウイルスで仕事が激減したアーティスト支援のためのナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業「ナゴヤ・アーティスト・エイド」

助成金といっても、映像作品を作ることが必要で、ちょっとしたコンペのようです。どのくらいの数のアーティストが審査に通るかは分かりませんが、ギャラが10万円の仕事!と思って私も取り組んでみたいと思います。

この記事を書いたのはクラリネット奏者の葛島涼子でした。読んでいただきありがとうございました!私も収入激減で人生詰んでいますが、なんとかこの時代に生き残れるよう元気に頑張ります!続報も更新していきます。

【参考サイト】
名古屋市http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/page/0000128925.html
ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金「ナゴヤ・アーティスト・エイド」募集案内http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000128/128925/0515_boshuu.pdf
ナゴヤ文化芸術活動緊急支援事業助成金交付要綱
http://www.city.nagoya.jp/kankobunkakoryu/cmsfiles/contents/0000128/128925/0515_youkou.pdf

クラリネットの初心者の方に本当におすすめしたいスケール本は何か考えてみた

こんにちはクラリネットのクズシマです。今日はクラリネットの初心者に本当におすすめしたいスケール本について書きます。

クラリネットのスケール、音大入試にはアイヒラーが定番。初心者にはランスロの「クラリネットの初歩」とおすすめするのが一般的でしょう。

ランスロのクラリネットの初歩


ランスロ/クラリネットの初歩

クラリネットの初心者の方は、スケールはこちらのランスロの「クラリネットの初歩」エチュードは同じくランスロの「26のエチュード」をセットで練習するというのが定番でしょう。

ランスロの「クラリネットの初歩」は音階がしっかり鍛えられて、クラリネットを上達するにはとても良いスケールの本です。ですが、練習するのに時間がかかると思います。

もちろんクラリネットの確実なテクニックをつけるのには時間がかかります。しかし、部活などで時間がない中、「クラリネットを最短距離で上達したい!」という方にとってこの本は時間がかかりすぎるかもしれません。時間があったとしても、クラリネットを始めたばかりの初心者の方とって、この本を終えるのにはまぁまぁ根気がいるのではないでしょうか。

いろいろな調のスケールを練習することが大切

クラリネット初心者の方は、まずは普通の音階(ドレミファソラシドの順次進行の音階)をいろいろな調で練習することが必要です。

「いつも練習している♭B-durは上手だけれど、ほかの吹き慣れていない調の曲は全然吹けない」という方が吹奏楽部には多くいるのではないでしょうか。

簡単なものでも良いので、とにかくいろいろな調でスケールを練習することは必須です!!!なぜなら、みなさんがこれから演奏する様々な曲は様々な調性でできているからです。たくさんスケールを練習した調は吹き慣れます。そしてそのテクニックは必ず曲を吹くときの助けになってくれます。

そこで私が考えた吹奏楽部のクラリネット初心者の方におすすめするスケール本は‥‥

3Dバンド・ブック


3Dバンド・ブック B-flat クラリネット

中学や高校にこの緑色の本が置いてある学校もあるのではないでしょうか?3Dバンド・ブックはスケール本というよりは、合奏でも使える総合的な基礎練習本です。

3Dバンド・ブックの10ページ以降は1ページにつき、ひとつの調性をしっかり練習できるようになっています。

クラリネットのスケール練習として3Dバンド・ブックが効果的?

クラリネットの初心者のときから色々な調でスケール練習をすることは必須です。しかし、市販のクラリネットのスケール本は16分音符が並んだ難しいものばかりです。簡単な音階で良いのでとにかく繰り返し色々な長の音階を練習するのには、3Dバンド・ブックが良いと考えました。

まずは3Dバンド・ブックの二分音符の音階

10ページからはじまる音階などが乗っているページの、1番を練習してみましょう。ハ長調から始まり、ページをめくっていくごとにシャープやフラットが多くなっていきます。1番だけで良いので、3Dバンド・ブックに乗っている調を全部練習してください。覚えてしまうくらい練習しましょう。音階練習は音を追うだけでなく音程をとる練習にもなります。

次に3Dバンド・ブックの八分音符の音階

二分音符で音階を吹くのが余裕になってきたら、10ページ以降の各音階の3番を練習しましょう。本の右側のページの短音階は3番と4番の両方練習しましょう。こちらも3Dバンド・ブックに乗っているすべての調をしっかりと覚えるくらいまで繰り返し練習しましょう。

もし、右側の短調のスケールが大変でしたら、まずは左側のページの長調のスケールからマスターしましょう!

スラーとタンギングの両方練習しましょう

この楽譜にはスラーが書いてありませんが、3番のスケールは、
・スラー
・タンギング
の両方のパターンで練習することをおすすめします。スラーで吹くときは滑らかに音がつながるように意識して練習しましょう。タンギングで吹くときは、指を動かすタイミングと舌を動かすタイミングがしっかり合うように意識して練習をすると上達できますよ。

まとめ

クラリネットの初心者の方も「色々な調性のスケール練習」をすることが必要です。なぜなら、色々な調のスケールを練習して吹き慣れると、曲を吹くときに対応力がついてすぐに吹けるようになります。
「早く上達したい!」というクラリネットの初心者の方におすすめのスケールは、3Dバンド・ブックです。スケールはまずは単純なものでも良いので、とにかく色々な調で吹けるように、覚えてしまうまで練習しましょう。


3Dバンド・ブック B-flat クラリネット

クラリネット初心者こそエチュードを練習しよう【ランスロ26のエチュード】【グルーサン】

iPhoneでもできる複数人の多重演奏録音動画の作り方【音ズレを防ぐ手順と方法 】

別々に演奏をしたものを、まるで同じく空間でアンサンブルしているように聞こえるように編集した多重録音動画。

動画編集のプロではない私でもできた「複数人でも音ズレを防ぐことができる多重演奏録音動画の作り方」をご紹介します。

私はMacを使用しましたが、今からご紹介する方法はiPhoneだけでも録音・編集可能です。

多重録音動画を作るのに必要なもの

テレワーク演奏動画の作り方の前に、必要なものをご紹介します。

※かっこ書きになっているものは、なくても制作可能です。(もしあれば、よりクオリティの高いテレワーク演奏動画が作ることができます)

録音機やカメラ

iPhoneなどスマホでもOK。

私はMacにマイクをつないで録音、動画は録音とは別に後でiPhoneで撮影しました。

私以外の人はiPhoneなどスマホカメラで演奏動画を撮影しています。

相手の演奏を聴くための機材

テレワーク演奏をするときは相手の演奏を聴いて演奏します。iPhoneのカメラで動画を撮影するとしたら、他に演奏を流す機材(パソコンなど)が必要です。

イヤホン

他の人の演奏を聴くためにイヤホンやヘッドホンが必要です。

編集アプリやソフト

私はMacやiPhoneに元々入っているGarageBandと、有料の動画編集アプリのFinal Cut Proを使用しました。動画編集は無料アプリでも十分です。例えば、iPhoneなら元々入っているiMovieでOK。

(スマホスタンド)

撮影するスマホはスタンドに立てられたほうが良いです。譜面台などに立てかけることもできるかもしれませんが、下から煽るようなアングルになってしまうので、見た目の点であまりよくないです。



スマホを立てるスタンドがあると、自粛期間中、ビデオ通話や会議をスマホでおこなうときに便利です。2,000円台くらいで購入可能なので、ひとつくらい持っていてもいいかもしれません。



ちなみに私はこちらを使用しています。立奏することを考えると、こちらのスタンドのようにしっかり背が高くなるものがおすすめです。


三脚 スマホ三脚 リモコン付き ビデオカメラ 一眼レフカメラ ミニ三脚 さんきゃく 3WAY雲台 4段階伸縮 360回転 収納袋付きiPhone/Android スマホ等対応

(マイク)

楽器の音は大きいので、iPhoneなどスマホで録音をすると部分的に音が割れてしまうおそれがあります。

しかし、この動画では、私(動画の1番右、1stパート担当)以外の人はマイクを使用せずスマホだけで撮影をしています。部分的に音が割れているところもありますが、スマホとの距離を考えれば、マイクなしでも十分でしょう。

このようなiPhone接続用のマイクがあれば簡単に音が良くなります。こちらのZOOMのマイクは管楽器専門誌poco a poco2020年5月号でも取り上げられていて、コスパが良いことから、使っているミュージシャンも多いです。


ZOOM ズーム MSステレオマイクロフォン iPhone / iPad 用 iQ7

私が使用しているマイクや機材についてはこちらの記事でご紹介していますので、「何のマイクを選んだら良いかわからない」という方はご覧ください。

複数人での多重演奏録音動画の作り方

それでは、いよいよ複数人のテレワーク演奏動画の作り方をお伝えしていきます。

完成形の動画の画面をどんな配置にするのかを考慮して、「縦横どちらの向きで撮影してほしいか」を撮影前にメンバーに共有しておきましょう。

ベースになるパートの人に演奏して動画を送ってもらう

今回はクラリネットカルテットの演奏で、ほとんどバスクラリネットがベースのリズムを演奏していたため、はじめに演奏してもらいました。
テンポキープに自信がない人は、(録音に入らないように)イヤホンでクリック(メトロノーム)を聞きながら演奏してもいいでしょう。

ベースの演奏に合わせて1stパートをして重ねる演奏

バスクラリネットの演奏している音源を送ってもらったので、その動画に合わせて私が1stパートを演奏しました。

私は通して演奏できる自信がなかったので、GarageBandを使って少しずつレコーディング形式で音だけ録音していきました。みんな5分以上ある曲をノーミスで吹いていてすごい‥‥。

演奏動画は、音とは別に後から撮影しています。

失敗談?と裏話

この曲のアレンジはメロディーがはじめに演奏してもらったバスクラリネットから始まります。しかし、リズムが難しすぎて上手に合わせられなかったので、はじめのワンフレーズはバスクラリネットのソロにしてしまいました。

2つのパート(バスクラリネットと1st)を合わせた音源にさらに重ねる

はじめの音源に私(1st)パートを重ねたものを2ndの方に送り、それに合わせて演奏してもらいました。私以外のパートを演奏してくれた方はみんなカメラ機能のみで撮影しています。(拍手!)

演奏してもらったものをGarageBandで音だけ重ねて3パート分の音源が完成しました。同様に、3rdの方に音源を送り演奏してもらった動画を送ってもらいました。

※1パートずつ重ねていくほうがしっかり音が合う

はじめに演奏したバスクラリネットの音源にそれぞれが合わせて演奏する形でも、テレワーク演奏動画は作ることができます。

しかし、リズムが複雑でズレてしまうことをおそれ、順番に重ねていく形をとりました。こちらの方法の方が、音のズレは少なくなります
同じ空気の中で演奏していないテレワーク演奏では、同じ音を聴いて正確に演奏しているつもりでも、少しずつズレてしまうのです

以前別のものを編集したときに音のズレがあり、上手くできなかった経験があるので、手間が増えますが、順番に重ねていく形を選びました。

リズムだけでなく、こちらの方法のほうが、音程も合わせやすかったです。

全てのパートの音を編集する

演奏してもらうようにラフに音源を重ねていましたが、最後に丁寧に音を編集していきます。それぞれ、録音環境が異なるので、できるだけ同じように聞こえるように、音量や音の近さなどをGarageBandで編集して、音の部分だけを完成させていきます。

※音量の調整だけでしたら、動画編集アプリでもできますが、リバーブのかけ具合や音色の調整などはできません。また、動画編集アプリでの作業が増えるとアプリの動作が重くなってしまうので、先に音源だけ編集する方法をとりました。

動画編集アプリで絵(動画)を合わせる

音源が完成したら、最後に絵の部分(動画)を合わせていきます。動画編集アプリを使用して、
・まずは音源をアプリに挿入、次に動画を挿入
・音源に合わせて、動画のタイミングをひとつずつ合わせていく
・動画を全て消音に設定する
・最後に画像の分割など見た目の編集

以上で完成です。以下の画像はFinal Cut Proの作業画面です。タイミングと分割の簡単な編集作業のみでしたら、iPhoneの方は無料アプリのiMovieで十分できます。

完成した動画はこちら

ご紹介した多重演奏録音動画編集のポイント

多重演奏録音動画の作り方はさまざまな方法があります。今回ご紹介した動画編集のポイントは以下の通りです。

・音ズレを少なくクオリティの高い演奏にするため、ひとつずつ順番に音を重ねていった
・音質や音量をより精密に合わせたかったので、動画とは別に音源だけ先に編集をした

まとめ

多重演奏録音動画はiPhoneだけでも作成可能です。
元になるパートの人が先に演奏して、少し手間かもしれませんが、順番に重ねていくと、音ズレを防ぐことができます。

編集をして、途中段階のものを一緒に演奏してくれた仲間に送るたびに「音が重なって感動した!」と言ってもらえて、嬉しかったです。

テレワーク演奏動画を作ってみたいという方はぜひ試してみてください。

【楽譜の表紙の著作権】YouTube 生配信でBANしました【失敗談】

クラリネットのクズシマです。今日は楽譜の表紙の著作権について書きます。というのも、先日行った生配信で著作権違反判定をされてしまい、配信中にBANしてしまいました。

おそらく原因は楽譜の表紙の著作権の規約に触れてしまったからだと考えられます。この記事では、楽譜の表紙の著作権の扱いについてと、回避方法をお伝えしていきます。

本や楽譜の表紙はYouTubeに載せていいの?

結論、ダメです。私は、生配信の序盤で「この曲を演奏しまーす!」と楽譜の表紙をカメラに向けてしまい、「著作権侵害のおそれがあります」と通告メッセージがあり、生配信BANしました。

YouTubeの動画、生配信、またサムネイルに楽譜の表紙を撮影したものを載せるのは著作権違反です

SNSなどで楽譜や本を紹介したいとき

SNSやブログなどに本や楽譜の表紙を撮影したものをアップするのも著作権違反となるそうです。

SNSで「この曲練習しています!」と楽譜を写真に撮って投稿している人はたくさんいますよね。楽譜や楽譜の表紙は著作権で守られているので、著作権違反にあたります。
本や楽譜のレビュー記事を書きたいときは、商品リンクを載せるなどの方法で、表紙を紹介するようにしましょう。

著作権について、インターネット上の情報だけでは解決できない?

YouTubeチャンネルを運営するにあたって、著作権の基本的なことは調べていたつもりでした。調べていてわかったことは、「インターネット上で調べただけではわからないことも多い」ということです。

例えば、伴奏音源CD付きの楽譜を演奏してYouTubeにあげる際に、調べたところ、「使用音源の著作権は出版社に要確認」とJASRACのサイトに記載されていました。

出版社に電話をかけて確認したところ、「弊社、のリンクや商品リンクを記載してくだされば結構です」とお返事をいただきました。しかし、違う出版社では音源利用を断られたりもしました。

確認を取らないと正式にわからないこともありますし、明確なルールがないものはグレーだったり、対応してくださった方によってお返事が違ったりすることもあります。

動画投稿(共有)サイトでの音楽利用(JASRACホームページより)

著作権について知らないって恐ろしい

何度も違反通告があると、動画が削除されるだけでなく、最悪の場合、チャンネルが削除されることもあるそうです。

「みんなやっているから大丈夫だと思った」

という、曖昧な著作権の情報で投稿をするのはよくないな、ということがわかりました。楽譜の表紙の著作権違反でBANさせてしまうという初歩的なミスはもうしないように、しっかり勉強して発疹を続けていきたいと思います。

2020年、生配信の誤BANが相次いでいる?

生配信の判定にAIが導入されたことによって、違反をしていないのにYouTube生配信中にBANしてしまうことが頻発しているそうです。

なにも違反がないのに、BANしてしまった場合は、自分のためにもYouTubeのAI機能の改善のためにも、申請をおこなうのが良いでしょう。

こちらの記事を参考にさせていただきました。

まとめ

楽譜の表紙を撮影したものをYouTubeに投稿するのは、著作権違反です。また、SNSに投稿するのも著作権違反になるおそれがあるため、気をつけましょう。最悪の場合、大切なアカウントやチャンネルが使用できなくなるおそれもあります。(私も気をつけます)