こんにちはクラリネット奏者のクズシマです。今日はバスクラリネットの音色についてです。

私自身バスクラリネットを吹くのですが、普通の♭Bクラリネットに比べるとやや苦手意識があります。そもそも吹く機会が少ないし、楽器が大きくて息がすぐなくなっちゃうし‥‥。

最近、時間があるのでバスクラリネットの強化練習をしているのですがそこで気になるのが音色!!!

バスクラリネットの音色が軽い

バスクラリネットを練習すればするほど、音色が軽いことが深刻な悩みとなってきます。

バスクラリネットは息をたくさん使うので、「できるだけ効率よく音がなる仕掛け」を意識して作っていたのです。結果、おそらくリードが薄くて「軽い音」になってしまっていました。

ちなみに、使用楽器はクランポンのプレスティージ(2014年にフランスの楽器店で購入しました)マウスピースはバンドレーンのB40、リードはバンドーレン バスクラリネットリード トラディショナル :3 (5枚入)を使用しています。



バスクラリネット音色改善のためにリードを変えてみた

「バスクラリネットの音色が気になるなぁ、汚いなぁ」と感じた私は、違うリードを使ったり、リードの厚さ(番号)を変えてみたりすることにしました。

もちろん、「ロングトーンする!もっと練習する!」とかテクニック的な改善方法もあると思います。

しかし、それと同じくらい「ベストな仕掛け」を探すことも大切だと思っています。(※仕掛けとはリードやマウスピースの組み合わせのことです。)

マウスピースでなくリードを変えた理由

私は最近、バスクラリネットをよく練習するようになって、今のリード(ヴァンドレーンのトラディショナルの3番)では、「軽い」「ペーペーした音になってしまう」と感じました。

マウスピースを変える方法もありますが、マウスピースはひとつ2万円くらいします。高い!そんな簡単に変えられるものではないですよね。まずは、リードを違うものを試してみようと思いました!

同じリードの種類のひとつ番号が上のものを試してみた

まずは、同じ種類であるバンドレーンのトラディショナル(通称青箱)のひとつ上の番号を試してみました。(私は3番を使用していたので、Vandoren CR1235 バスクラリネットリード トラディショナル[3.5]を)

感想は、3番が薄いと感じる私でも、3.5までいくと少し厚いと感じました。
ものによってはちょうど良いと感じるものもありましたが、半分以上が厚くて演奏が少し不自由になると感じました。

違う種類のリードを試してみた

私は普段、♭Bクラリネットでは、ダダリオ社のリードを使用しています。


D’Addario リード レゼルヴ クラッシック B♭クラリネット 強度:3.5+(10枚入) ファイルドカット DCT10355

普通のクラリネットでは、ダダリオのリード3.5番のリードとヴァンドレーン青箱の3.5番のリードを比較すると、ダダリオのほうが軽い(薄い)です。

そのため、バスクラリネットでは3〜3.5番の間くらいの厚さのリードを求めていたので、ダダリオのレゼルヴ 3.5番のリードを購入しました。


D’Addario WOODWINDS (ダダリオウッドウインズ) リード レゼルヴ バスクラリネット 強度:3.5(5枚入) ファイルドカット DER0535

こちらは予想通り、厚さとしては「バンドレーン青箱の3と3.5の間くらい」ちょうど良いです。中には、バンドレーンの青箱を吹いていた私でさえ「少し薄いかな?」と思うものもありました。

厚さ以外の特徴としては、音の輪郭がはっきりしていて良かったです。私のテクニック不足のせいだと思いますが、少し柔軟な表現がしづらく硬い音になってしまうリードが多かったです。5本のうち1本はとても、扱いやすく、人前でも吹けそうなくらいでした。

 

まとめと注意書き

バスクラリネットの音色が汚いと思ったので、テクニックのことはさておき、リードを改善してみた感想を書いてみました。

リードの厚さを定期的に見直して自分にあったものを見つけるのは大切です。しかし、ちょうどいい厚さに出会えなかったり、慣れるまでに時間がかかったりしますよね。

私は今回マウスピースはB40を使用しました。私のリードに対する感想は製品の良し悪しを評価するものではありません。

その人にとっての良いリードとは、使用しているマウスピースや、自身の吹き方によって変わります。

楽器上達に大切なことは、いい音を出すために、奏法や仕掛けなどの自分にとっての正解を探し続ける姿勢でしょう